泉麻人氏の『東京いい道、しぶい道』をまるまる辿るパクり企画の偽『東京いい道、しぶい道』!
ここのところ東京の田舎道探索が続いていたので、今回の城東エリアは迷路なアトラクションにテーマパークと化した街中を徘徊する刺激的なコースなのですっ!
そして、このところ連続してデジカメのバッテリー切れという大変初歩的なミスを犯しておりまして...(^^;)ハハハ。
朝寝起きで仕度してたんで、寝ぼけていたのだろうと、この日は前日からしっかりと撮影機材の準備!
今度こそはこのLeica M2にVoigtlander COLOR SKOPAR 21mm F4とRICOH GRⅡにワイドコンバージョンレンズ21mmの21mmデジアナコンビで臨むのですっ!!
今回は文京区、台東区、荒川区、北区の区境を巡る偽『東京いい道、しぶい道』。
池袋から山手線で西日暮里へ。西日暮里からは千代田線で根津に向かいます。
根津駅の湯島寄りの出口から地上に出ると目の前に上野動物園の標識が。
そっか、根津と上野公園てこんな程度の距離感なんですね。
まずは根津駅から不忍通りを南下して池之端二丁目交差点を左折して旧都電停留場池之端七軒町へ。
こちらには『池之端児童遊園』行きの7500系の都電が設置されていて、以前の電停の面影を残しています。
ちなみにこの『池之端児童遊園』ですが、今はマンションに変わってしまっておりました...(; ;)ハラリ。
旧都電停留場池之端七軒町の目の前に高く聳えるザ・ライオンズ上野の森。その奥に今回のへび道・よみせ通りに続く『ネコ道みたいな、狭い道路』が存在します。
そのネコ道のスタート地点がこちら!
ホントに狭く、ホントにここでいいの?と不安になりましたが、ボクにはGoogle先生がついているんで、とりあえず進みます...(^^;)ハハハ。
本番前のこのネコ道でも充分に楽しめる今回の偽『東京いい道、しぶい道』。
次第に心細さなんぞは吹き飛んで、テンションが上がってまいります(笑)
ちなみにすでにこの道も区境で、左は文京区根津二丁目、右は台東区池之端三丁目です。
そんな狭隘な路地を進むと、小豆色に塗られた木版の古民家なども。
外観の造りは古いのに、窓はサッシになってたり...(^^;)ハハハ。
狭かったネコ道も池之端四丁目辺りまで進むと車一車線分くらいの道幅に。
蔵があったり、なんか黒板のスゴいお屋敷だなぁ〜と思いながら近づいてみると、なんとクラシックガーデン文京根津という老人ホームでございました。
お金持ちの文京老人とかが終の棲家で暮らしていらっしゃるんでしょうか?
まだまだ本番前のアトラクションなんですが、なかなか楽しめたネコ道も終わり、言問通りを横断します。
渡ったところにはなかなか微笑ましいモノが。
ねづコミュニティ・ゾーン。この先またこのシリーズに出くわします(笑)
お寺さんが並ぶ通りで御輿を運ぶニッポンレンタカーが通り過ぎていきました。
いくつか院が並ぶ通りの中で、ちょっと奥まったところに
谷中側の丘を背に、奥まった山寺風の趣が漂っている。
と書かれている龍興山臨江寺さん。
なんかここだけ酸素が濃いというかちょっと周囲とは隔絶されたかのような空気感です。
そしてまた本番前の道に戻ると目の前にやたらと色鮮やかな朝顔が。
そしてさきほどニッポンレンタカーが御輿を運んでいったかと思いきや、今度は地元の青年団の方々がまた御輿?山車??を運んでおりました。
この辺りはそろそろお祭りの準備なんでしょうかね?
そんなこんなしていると染め物の老舗、丁字屋さんが左側に見えてきました。
そしていつものグルグルも(笑)
まだ入口につかんのかい?と思いながら先に進むと、フト前方に見えるはあのっ!?!?
『この先道幅狭く蛇行あり』
の標識がっ!!
『なんていう、まさにへび道のオープニングらしい交通標識が出ているのがおもしろい。始まりのあたりは4、5メートルくらいの間隔で「く」の字に道は曲折し、何かの迷路アトラクションに紛れ込んだような気分になる。』
まさに、本書に書かれている通り、2、3軒さきには「く」の字、そしてまた「く」の字(笑)
もう笑っちゃうくらいに「く」の字が続く、まさにへび道。
こういう路地はなかなか無いでしょうねぇ。
そんなへび道では今度は『せんだぎコミュニティゾーン』!
後は『やなかコミュニティゾーン』を見つければ『やねせんコミュニティゾーン』をコンプリートだっ!と思ったんですが、残念ながら今回のルートでは『やなかコミュニティゾーン』は見つけられませんでした...(^^;)ハハハ。
そんなへび道もスタート地点からしばらくは住居ばかりでしたが、谷中銀座に近づくにつれて小物屋さんとかがちらほらと。
ちなみにこちらは亀の子束子のお店。
TOTE TO ARTさんの入り口前には谷中猫(笑)
なかなかのアトラクション具合に思った以上にテンション上がりましたが、そんなへび道もそろそろ終点です。
そんな終点には、
『JUST DON'T GIVE UP,DON'T STOP BELIEVIN !』
とステキなメッセージが。
へび道の終点から交差点を渡ります。この先は団子坂下に続く神田白山線。
神田白山線を渡り、真っ直ぐに続く道に入っていきます。
この辺りはもう商店街っぽい雰囲気。
谷根千ブーム以降、すっかりおもてなしの街と化しているこの界隈ですが、こんなお洒落系のカフェもちらほらと。
そして、有名な谷中銀座にT字で繋がるこの道がよみせ通り。
ここからまたよみせ通り編がスタートします。
『歴史を感じさせる店や横丁の一方、増加する外国人観光客目当てにしたようなプチホテルや旅館が目につくようになった』
と本書でも書かれていましたが、こういう旅館とかなんだろうなぁ〜とカメラのレンズを向けていたら、測ったようなタイミングでチェックアウトしてきた外国人旅行客がキャリーバッグを引き摺って出てきました...(^^;)ハハハ。
そして営業時間だったら是非とも味見したい、昔ながらの洋食屋さんのキッチンマロさん。
やっぱり、最初に食べてみたいのはオムライスあたりでしょうかねぇ。
あ゛っ!?またカフェだっ!?そういえば、カフェは豊富なんだけど、昔ながらの喫茶店には出くわしませんでしたね。
そんなこんなするとかの有名な谷中ぎんざのゲートが。
でも、今回はこちらには入り込まずにスルーします(笑)
もはや街ぐるみの昭和レトロなテーマパークとして世界的にも有名ですねっ!!
コンビーフで有名な腰塚ハムさんは道ばたに『コシヅカハム』とプリントされたトラックが止まっていたんでわかりやすかったです(笑)
ここは初めて通りがかりましたが、陽が沈んでから雰囲気が良さそうなすずらん通り。
また今度、夕暮れ時の谷中散策の機会にでも再訪しましょ。
よみせ通りでは神社仏閣特になしかぁ〜と思っていたら、道ばたに延命地蔵尊というお社が。
そしてよみせ通りのこの辺で終点になります。
これで終わりではなく、道灌山通りを渡り、まだ先があります。
ここから先はなんて道になるんだろう?先の方は谷田川通りという名前がついているっぽいんだけど...。
今回のへび道・よみせ通りのテーマはアトラクション的な面白さもあるンだけど、区境を歩く!というのがポイントなのです。
これまでは文京区と台東区を左右に見ながらその区境を歩いてきたわけですが、この先はさらにもう1区、荒川区が絡んでくるという...(^^;)ハハハ。
その先にはなんと北区までっ!?
もぉ〜地図が読めない男にはその入り組み加減が全然理解出来ませんっ!?!?
そんな複雑な区境をもつクラッシィハウス谷中道灌山の敷地の端、右手の街路樹の二又の三角ポイントのあたりが、まさに文京区千駄木、台東区谷中、荒川区西日暮里の境角ポイントなのですってっ!!
......といっても地図マニアな方で無いとそれほどハァ〜ハァ〜しませんよね?
ボクも正直、説明されてもホォ〜〜くらいの薄いリアクションしかとれません...(^^;)ハハハ。
ちなみにボクがカメラを構えていたのは文京区千駄木側で。
こここそが三区の境角ポイント!?............。
ちなみにその境角ポイントの前にはパーマやいこいさんがあるので、目印としてお使い下さい(笑)
そんな境角ポイントからホントに100mほど歩いたところの八百屋さんの物置小屋の脇に住所の表示板がホントにありました。
こういう目で見るモンがあると実感です。というか、この仲良く並んでいるお姿に思わず吹き出してしまいました。
左側だった文京区千駄木がなんで今度は右側に張りだしていて、さらにすぐ隣が北区田端て(爆)
これはなかなか笑えるシチュエーションなので、お越しの際は是非写真に収めて下さい。
そんな笑える区境を見たところで、帰りはどぉ〜したモンかとGoogel先生に聞いてみると、JR田端駅が近いらしいと。
そぉ〜いえば、上京してきてもう31年経ちますが、JR田端駅って初めて使うかもしれない...(^^;)ハハハ。
【16 谷根千境角蛇行散歩・・・へび道・よみせ通り】
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