泉麻人氏の『東京いい道、しぶい道』をまるまる辿るパクり企画の偽『東京いい道、しぶい道』!
お城の北と東は踏破して、この企画も残り半分、後半戦でございます。
さてさて残りの城南、城西どちらにしようか迷ったあげく、本の順番通りに城南エリアで行こうかと(笑)
城南エリア最初の『東京いい道、しぶい道』は本書の中でも都心中の都心!?
新橋寄りの銀座八丁目から並木通りを銀座一丁目目指して北上ですっ!!
今回もドラクエウォークなうちの相方さんを引き連れて...(^^;)ハハハ。
カメラは最近楽したがる面もあり、RICOH GR1sにGRⅡのコンビに35mmフィルムアダプターを装着したflexaretⅥで望みます!!
ちなみにこの日のフィルムはKodak Color Plus200で。
まずはいつもの池袋から山手線で新橋駅へ。
新橋駅の銀座口を出ると、今回のスタート地点はすぐそこです。
難波橋交差点を渡れば、そこが今回の並木通りの入口になります。
難波橋の交差点を渡って振り返るとそこにはGINZA9。
歩き始めの八丁目のブロックは、銀座的クラブ、スナックを収用した飲食ビルの密集地。
と書かれていますが、そぉ〜いえば入社して最初に配属された担当の部課長御用達のクラブがこの並木通りの一本左側の通りにあり、20代前半はよく飲み会の3次会あたりで連れ込まれた記憶があります...(遠い目)。
入口に金色の女体像を置いた「ウルワシ」というビルがあるけど、館内に店のあるウルワシってクラブは昭和20年代の商店地図もう載っている界隈の老舗だ。
『金色の女体像』って、いったいナンだっ!?とワクワクしていたら、ありましたっ!?
金色のバニー様でございますね(笑)
その先のBRICKってバーは慶應の大学生時代にはよく行った。いまは多少形態が変わっているかもしれないが、40年も前の当時は割とリーズナブルな酒場だったので、早慶戦の夜などのサークルの溜まり場だった。
ボクの場合は新宿コマ劇場前のセントラルパーク。
同じようにラグビーの早明戦で明治が勝った時には、四方八方から明治のサークルがコマ劇周辺に集まってきたモノです...(遠い目)。
L'OSIERを従えた資生堂本社ビル。
名フレンチ店と紹介されているだけあって、入口には門番のようにお控えなさってございます。
これだけでボクは怖くて入れません...(^^;)ハハハ。
恐るべしッ!?L'OZIER!?!?
70年代から80年代にかけて森ビルに対抗するように作られていったという、マルの中に「源」のネオン看板を掲げた丸源ビル。
それなりの年月で風化を伴った佇まいはやはりそれなりの場末感を醸し出していて、今後もさらに侘び寂び度が高まっていくことを期待します。
フィルムの方が寂感が強調されますね。
銀座らしく、街灯と通り名の看板も洒落散らかしてございます。
本書の中では後ろの方に思い出したように触れられていた時計のHUBLOTも実際はこの順番くらいの位置で営業しております。
本書の中で長らく新築工事中の朝日ビルと書かれていたところは、いまやルイヴィトンの旗艦店舗が入るおハイソファッションなビルに。
その右側にはもなかの空也さん。
その前には銀座風月堂??
一見見当たりませんが、ビルはこのビルな模様...?
ちょっと左に曲がってみるとありました!
銀座風月堂の入口はみゆき通り沿いみたいです。
ちょっとした横路地にもまだまだ令和を感じさせない空気が漂っております(笑)
本書の中で「テイメンの向こう隣は、」とされていた松崎煎餅は、一本隣の銀座すずらん通りに。
慶応元年(1865年)からお店を開いているという超老舗のお煎餅屋さんでございます。
さすがは銀座といいますか、昔ながらの老舗があるかと思いきや、最先端ビルにファッションブランド店とか、時代の流れが行ったり来たりな佇まいは銀座ならではかと(笑)
背の低い昔ながらの画廊、養清堂画廊さん。
そんないうほど背が低かったかなぁ?とも思うンですけど...(^^;)ハハハ。
その先には三笠會舘。
若鶏の唐揚げがここの隠れた名物ということなんで、いつの日か来てみたい。
そろそろ晴海通りを越えます。
晴海通りの向こう側には、GAPにテイジンメンズショップ。
なんかこの通りはこの手の街灯のポールに通り名を表示するパターンが多いですね。
横書きの『並木通り』って結局見掛けなかったよぉ〜な。
その先には銀座並木通り郵便局。
マロニエ通りのところには、プランタン銀座が閉店して、今はマロニエゲート銀座2に。
左側にはミキモトのビルがあったり、このマロニエ通りはファッション系が集まっていて今風な雰囲気でございます。
そんな今を感じさせるマロニエ通りを越えると、また昭和な空気に包まれていきます。
並木通りに出ている看板のところで左を向くと、袋小路のところに三州屋さん。
是非ともお昼の定食を食べに来てみたいっ!!
その先にも古居酒屋の升本さん。
この辺りで、お腹が空きまして...(^^;)ハハハ。
うちの相方さんのリクエストで三州屋さん前のビルALBORE GINZA8Fの松永牧場さんで一休みです。
こちらは別エントリーでお楽しみください(笑)
明治20年にミルクホールとして始まり、喫茶店などの時代を経てカラオケ店になったという異色の系譜を持つ物件
だったという千里軒さん。
こちらはもう閉店してしまっているとのことだったんで、見つからないかと諦めていたんですが、松永牧場さんで食後に調べていると、すぐそばがどぉ〜やら千里軒さんだったことが判明し、外に出てみるとありましたっ!?
こちらのカーキ色になっちゃっているビルが、元千里軒さんの物件でございますっ!!
そんなこんなしているうちに銀座二丁目まで北上してまいりました。
ゴールまでもう少し。
すると今度はこれまでの雰囲気とはまた違った神社の幟がはためく通りに変貌です。
幟には『正一位幸稲荷大明神』と書かれています。
ということはこの辺の横路地に幸稲荷神社があるということですねっ!
横路地に入っていくとありました、幸稲荷神社。
めっさコンパクトな鳥居に祠ですが、けっこう参拝客が集っております。
みなさん幸せになりたいんですね。
我が家も幸せを祈願して幸稲荷神社後にすると、もう今回の並木通りの終点が...。
とうとう銀座一丁目でございます。
とうとうといっても、今回はたかがか500m弱の行程ですからね...(^^;)ハハハ。
今一度、終点で並木通りを振り返ります。
短い行程にもかかわらず、本の中で紹介されているお店はこれまでの何倍??
いちいちその場所を確かめながら歩いてきたんで、思った以上に時間がかかりました...(^^;)ハハハ。
想定外だったのは、車の交通量がかなりあるということ。なのでこれまでののんびりとしたお写ン歩とは違ってちょっと緊張感がありましたかネェ。
さすが都心中の都心の通りではあります(笑)
とはいえ、銀座の通りということで老舗あり先端あり、横路地には時間が止まったような空間も併せ持つ、短い通りで色んな顔を見せてくれる並木通りでございましたっ!
【17 シナノキ並ぶ銀座の間道・・・並木通り】
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