『想い』というモノはモノごとを生み出すにあたっては必要不可欠なモノだと思ってる。
こんな泡沫ブログといえども、多少の想いがなければ何年も続けてはいまい。
しかし、強すぎる『想い』はけして良い面だけに作用するモノでもない.......。
写真を趣味にする様になり、過去二回ほど訪れたことのある新宿ゴールデン街。
以前のエントリーでも触れたことのあるこの街は、ボクにとって忘れられない大切な街なのだ。
ここで過ごした数年がなければ今の自分はいなかったであろうと思えるほどの影響を存分に受けた感謝しても仕切れない街である。
現在暮らしている池袋からでも30分もかからずにいけるにもかかわらず、過去二度ほどしかお写ン歩に出かけていないのには理由がある。
過去の想い出が未だに色濃く、ここに来ると想い出のフラッシュバックが先に立って、全然落ち着いてシャッターが切れないのだ...(^^;)ハハハ。
しかし、三度目の正直かもしれんっ!と三度新宿ゴールデン街を目指して早朝に家を立ったのは10月最初の週末の頃合い......。
ちなみにこの日のお供はKONICA HEXAR RFにLeitz Elmar 35mm f3.5を付けて、フィルムはKodak Ultramax400を2本だけ。
いつもは副都心線東新宿で降りて明治通りをトボトボと南下していくところ、Google Mapをみていたら新宿三丁目駅からの方が近いではないかっ!?ということに気づき、この日は新宿三丁目下車で地上に上がるとそこはもう花園神社のすぐそば。
いつもの様に明治通り側の鳥居をくぐり境内へ。
実はこの日、相当気合いが入りすぎて日の出前に目が覚めてしまい、この時点でまだ6時過ぎくらい...(^^;)ハハハ。
なので金曜夜からオールで遊んで、まだその余韻に浸っている若人がそこかしこに。
なんかこの日はこの二人のカップルの佇まいが妙に気になりました。
仲良きことは善きこと哉。
そういえばこの街に通っていた頃も金曜の夜にオールで色んな人と話して、最後の行きつけのお店の店仕舞いの後、コレくらいの時間に常連さんたちと朝飯食いに定食屋さんに出かけたりしてました...(遠い目)。
花園神社本殿脇の階段からゴールデン街方面の眺め。
もうゴミゴミ感がテンションを上げないわけにはイキません。
階段を下っている途中からもう視線に入ってくるBON'Sさん。
この色合いのペイントを目にすると嗚呼ぁ〜ゴールデン街だぁ〜といつも感慨深くなってしまいます...(^^;)ハハハ。
いわゆる新宿ゴールデン街の始まりの路地、G1通り。
こういうちょいお洒落な看板を掲げるお店も増えましたねぇ。
G1通りを奧から入口方面を眺めたところ。
ゴールデン街って一辺数百くらいあんのかと思ってたんですが、50mくらいしかないらしいですね。そこにあのお店が密集しているワケだから、今となってはなかなかお見かけしない空気感は貴重だなぁ〜。
G1通りを奥まで進み、都電線路跡にできた四季の路までくるとこんな看板が。
この感じはコロナ前までは外国人が殺到していたという、外国人向けのジャポネな雰囲気を醸し出しているのでしょうか?
区役所通りからゴールデン街に入る入口はこんな感じです。
G1通りの1本隣の路地はG2通り。
突き当たりに見えるのは花園神社の本殿の裏側ですねぇ。
このG2通りではお決まりのブラぱち猫クラブの活動を(笑)
朝6時過ぎくらいだとまだまだ営業中のBARが結構在りまして、2Fのこちらのお店に通じる階段は赤いネオンで彩られておりました。
『出窓』の看板と色合いがいい感じのお店。
このステッカーだらけの物入れも街の雰囲気にあっていていぃ〜ですなぁ〜(笑)
G2通りを花園神社側の入口まで戻って来ました。
いわゆる『新宿ゴールデン街』を掲げているのはこのG1通りとG2通りまで。
G2通りの隣は老朽化で取り壊されたのか、駐車場をはさんで花園一番街の路地になります。
駐車場になったおかげでというか、このとても混沌なアジアッぽさを醸し出す3階長屋の側面の光景が大好物なんですよねぇ。
そしてこちらが花園一番街。この後、花園三番街、花園五番街、花園八番街と花園町が続きます。
G1、G2通りに比べると若干路地幅が狭い様に感じる花園エリア。
この辺りのお店の看板に目を向けると、近いせいか狭く細長い空間に無秩序に並んでいるせいか、看板が宙を浮いている様に見えてきます。
夢の空間の様なゴールデン街の空気感に浸っていても、区役所通り側はしっかりと現実的な高層の建物の壁に阻まれて、急に現実に引き戻されたりします...(^^;)ハハハ。
PUNKもS★PPORO飲むんですね(笑)
こちらは花園一番街から八番街を一番奥で横に結ぶまねき通り。
まねき通りを進み、隣の花園三番街へ。
ちょっと逆光でしたね。フードしててもダメだったか...(^^;)ハハハ。
昭和の時代がそのまま止まったかの様なハリウッドスターのパネル。
ここに来ると必ず撮ってしまう5GALLONSさんの骸骨。
それとこれも必ず撮ってしまうシリーズで、PINK FLOYDの名盤『ATOM HEART MOTHER』のアルバムジャケットをそのまま看板にしている原子心母さん。
花園神社側からの花園三番街入口はこんな感じです。
そしてその隣は花園五番街。
青い壁が目立つKangaroo Court Decisionさん。
入口側は新しいビルに建て替えられ始めている五番街ですが、奥の方はまだまだ以前の雰囲気が維持されています。
そして奧のまねき通りを通って、花園エリア最後の花園八番街へ。
この八番街がこの十数年で一番変わりましたね。
ボクが通っていた頃のお店はほとんどなくなってしまい、今では新しいビルやマンションに変わってしまいました...(遠い目)。
でも、いわゆるゴールデン街とはまた違った文化をこの花園八番街が発信することでまた街全体に新たな活気がもたらされているんだと思います。
まねき通りをまたG1通りの方に戻ります。
帰りはこの昔都電が走っていた線路跡の四季の路をトボトボと。
なんかかっこ良さげなお店もあったり。
わざわざなんでこの幅で2つに分けたんだろ?と思ってたんですが、この辺りって都電の電停跡だったりするんですかね?
区役所通り沿いのビルの裏側には新宿らしい雑なストリートペイントが施されていたり...(^^;)ハハハ。
そんなこんなしているうちに最後の一枚を撮ったところで四季の路も花道通りに合流して終了。
花道通りから明治通りに出て、東新宿駅前から帰りは都営バスで池袋への帰路についたのでございました。
結局1時間もしないうちに36枚撮りフィルムを2本撮りきってしまい、いつもと全然変わってないじゃんと意気消沈の帰り道。
出来上がった写真を見てもこれまでと変わったモンもないし、この街のナニを撮りたいのか?なにを残したいのか??出来上がった写真を見ても記憶の中のこの街を置き換えるモノにはなっていないんですよね。
やっぱりまだ冷静な目でこの街を見られないなぁ〜と反省しきりでございます...(T^T)涙。