思い立ってはカメラをブラ下げブラり徘徊が趣味となってしまったここ数年。
雑誌『東京人』10月号の特集が「東京暗渠散歩」ということで、暗渠を散歩。略して『暗歩』もイィ〜んじゃないっ!?とただ、蓋をされた川の上を歩くことにそこはかとない魅力を感じ始めてしまったのです。
ということで、突然始まった思いつき企画の『東京暗歩』。
今回は池袋の南、新宿・四谷から市ヶ谷の外堀に向かって流れていく『紅葉川』の痕跡を暗歩です。
前回、すっかり荒木町迷宮に夢中になりすぎて、本来の目的を見失いかけておりましたが...(^^;)ハハハ。
アローカメラ・我楽多屋さんを後にして、紅葉川本流に戻ります。
なんか奇妙ならーめん屋さんがありました(笑)
また荒木町迷宮に入り込み......ホントこの町は石段多いですよねぇ。
ということで、仲坂の麓までちゃんと戻れました(笑)
仲坂を上がって津の守坂へ!
表通りの靖国通りと並行して走る1本南側の道が紅葉川の暗渠となります。
こういうカーブが流路に感じてしまうのはやっぱりヘンタイだからでしょうか?
道沿いに見えてきたのは桝箕稲荷神社。
村の鎮守ということだそうですが、1615年というと関ヶ原の戦い・江戸幕府創立のすぐということですね。400年近い歴史の中を近隣の民に親しまれてきたお稲荷さんでございます。
そんな桝箕稲荷神社を参拝してまた前に進みます!!
暗渠っぽい匂いがする道はけっこうボクが好きな木造住宅の一角が残っていたりします。
もう半分以上朽ち果てている昭和のゴミ置きですね。いぃ〜なぁ〜こういうの。
そして大抵蔦が絡まりまくっています。
人が住んでいても住んでいなくても蔦が絡まるんですよね。不思議なことに。
なんか露出が暴れてソフトフォーカスみたいになっちゃってますが、このドア比較対象がなくて解りづらいンですが、通常のドアよりも細くて高さも短いんですよ。
どういう人が対象で作ったんだろうか??
そんな都会ど真ん中の忘れられたような一角を抜けるとビジネス街に突入です。
紅葉川を辿るルートもどうやら最後のゴール前の直線にさしかかりました。
紅葉川の流れは先ほどの直線を抜けたところで外堀通りに遮られるため、外堀通りに沿って合流地点に向かいます。
紅葉川と外堀の合流地点ですが、解りづらいので目安とするのであれば、こちらのグランドヒル市ヶ谷の前のあたりのお堀となります。
そして、こちらが今回のゴール!
外堀に合流する紅葉川の河口です。
外堀に流れ込む紅葉川。
いったいいかほどの水量なのでしょうか?
反対側からの河口。
そんなこんなな東京暗歩第四弾も無事に踏破いたしました。
帰りは有楽町線市ヶ谷駅を目指して歩いて行くと、随分前に来たことがある市ヶ谷亀岡八幡宮。
そして、客先に行くときに心臓がはじけ飛びそうになる左内坂を横目に通り過ぎ...(^^;)ハハハ。
こっちのDNP坂はまだなだらかなんですよね。なので、通常はこっちから客先に向かいます(笑)
いちおう、解りづらいところもあると思うのでボクが参考にしている『河川&暗渠ルートマップ(神田川水系)』を貼っておきます。
新宿御苑から市ヶ谷までだいたい4.8km程度。2時間くらいの行程でございました。
でも今回は暗歩というよりも荒木町の魅力にハマりそう...(^^;)ハハハ。