昨年10月以来フィルムからしばらくの間遠ざかってたんですが、ここのところNegative Lab Proでのネガポジ変換に味をシメてからフィルムモードに切り替わっておりまして...(^^;)ハハハ。
サクサク撮れるコンパクトフィルムカメラでなにかないかなとネットの大海原を物色していたところ、今さらながらにお迎えしてしまったのがこちら!?
LOMO LC-A+でございます。
巷ではトイカメラの王様やら、カルト的なコミュニティーを誇る独特の立ち位置のカメラでございます。
その独特の世界観というか、売り方はパッケージでもこれでもかっ!?と表現されてます。
というか、新品カメラを手にしたのってかなりな数年ぶりかも(笑)
プラカメのくせにやたらとパッケージが重いなと思っていたら、パッケージの中身はこんな感じでした。
なにより一番の容積を誇るのが左上のLOMO LC-A+の写真集というかLOMOミッションステートメントというかな、厚くて重い書籍。
それに時計回りでLOMO LC-A+本体、ケーブルレリーズ、ストラップ、LR44×3、取扱説明書。
まずは本体をグルリとみてみましょう!
トイカメラの印象が強かったんで、軽くてペロペロな印象を持ってたんですが、多少は重みも感じますね。
上部はこんな感じ。
左にフィルム巻戻しクランク、真ん中にホットシュー、その隣がシャッターボタン。
右側にフィルムカウンター。
背面には左にフィルム窓、ファインダー、フィルム巻上ダイヤル。
ちなみにファインダーは素通し。
さらにはこれもトイカメラらしいのか、ファインダーを覗くとすでの樽形収差のような光景が映し出されます...(^^;)ハハハ。
また、このファインダーの機能としてはシャッターボタンを半押しすると電池chkとしてファインダー左上に赤ランプが点きます。
光量が十分でないときは、手ぶれの注意として右上に赤ランプが点きます。
本体右側は背面の蓋を繋げる蝶番のみ。
本体左側は特になし。
左側で触れるとすればこちらのレンズ部。
このカメラは目測ゾーンフォーカスなので、ピントはこのレバーで距離を合わせます。
上から、0.8m・1.5m・3m・無限遠の設定になります。
レンズ部下のレンズカバー開閉レバーでレンズカバーの開閉が可能です。
このレンズカバーが閉まっているときはシャッターが押せない仕様になってます。
この辺は鞄とかに無造作に入れていても、シャッターが誤作動しないんでいいですねぇ。
まずは、電池を入れましょう!
本体下部の電池室のカバーを開けます。
そこに附属のLR44電池を3つ装填!
ちょっと入れ辛いンで、左右をセットして最後に真ん中を押し込むといいと思います。
フィルム装填は、いわゆる一般的なフィルムカメラと同様で、巻戻しクランクを引っ張り上げると、
裏蓋が開きます。
大分前に購入してストックしていたLomography color negative100でまずは試し撮りをいたしましょう!
フィルム室にパトローネをセットして、フィルムの先端をスリットに潜らせます。
この時に本体のスプロケットにフィルムの穴が引っかかるように絡ませましょう。
フィルムが噛んだら巻き上げダイヤルを回してフィルムを巻き上げます。
最後に巻戻しダイヤルを回してフィルムの弛みを取り除くことを忘れずに!
レンズ部右脇にあるダイヤルでフィルム感度を合わせましょう。
今回のLomography color negative100はフィルム感度100なんで、100に合わせます。
ちなみにLOMO LC-A+のISO感度は100、200、400、800、1600の5種類設定が可能です。
これで準備完了なんですが、最後に余った付属品がストラップ......。
このカメラは小さいんで、ストラップを是非付けたいんですが、本体のどこを探してもストラップ穴がないんですよね。
にも関わらずわざわざ付属品としてストラップ付けてんのってなんでなんだろ???
そして最後はこちらの書籍!
まぁ〜紙質は新聞のチラシレベルのモノなんでペラペラナンですが、ペラペラであるが故にかなりのページ数があります。
中はこれでもか!これでもか!!とLOMO LC-A+で撮影した写真が掲載されており、単にLOMO LC-A+の説明書にとどまらず、LOMOの世界観、LOMOで手にするユーザ体験を共有するLOMOユーザのバイブルみたいな感じですね。
中身は全ページ英語なんですが、一文一文は簡潔なんでけっこう書かれている内容は解りやすいです。
我が家のコンパクトカメラと並べると、大きさはこんな感じ。
Ricoh GR1sよりは小さく、Rollei35よりは若干大きい感じ。
大きさ的にはちょうど手のひらに収まるいぃ〜按配ですねぇ。
附属の本を眺めていて思ったんですが、このカメラがカルト的な人気を誇っているのって単にカメラの機能で勝負してるのではなくて、LOMO LC-A+で撮影した写真や生活する上での体験をウリにしているからなんでしょね。
これって、日本の企業が一番苦手とする分野ですよね...(^^;)ハハハ。