そんなこんなで、すでに前回『赤エルマー』ことLeitz Red Scale Elmar 50mm f3.5の試写模様はレポート済みではありますが...(^^;)ハハハ。
思いのほか高額で下取りできてしまったこともあって、これまでは並品か難有品しか手が出せなかったオールドレンズの美品をお迎えできたのですっ!
ここのところやはり50mmが一番落ち着くよなぁ〜ということと、下取りに出したこれまで使用してきたElmar 50mm f3.5のほどよい感じがお好みだったんで、今回お迎えしたのは数あるElmar 50mm f3.5の中でも写りに定評のある『赤エルマー』こと、Leitz Red Scale Elmar 50mm f3.5なのでございます。
お迎えした『赤エルマー』がこちら!
レンズ周辺の黒枠の所に刻印されている製造番号から調べると、1955年製になるようです。
今年66歳を迎えるお爺さんレンズ。
でも、その写りは前回の池袋ネコ歩きmini南ウィングコースでレポートした通りの実力の持ち主なのです!!
美品クラスとはこうも違うモノなのかっ!?
というほど外観にスレはなく、印字のスレもございません。
パッと見だけでも何十年の前のレンズであるにもかかわらず、美品て綺麗なんですね...(^^;)ハハハ。
新品の現行レンズを購入したときのような綺麗な輝きを保ってございます。
鏡胴の根元に印字された被写界深度スケールの印字が、このElmarが『赤エルマー』と言われる由縁。
数字が赤で印字されています。
さらにこの赤エルマーは赤い印字中央のマークが♢のモノが特に写りがいいとされているようです。
この個体は▽ですが...(^^;)ハハハ。
コーティングも紫がかった青味が残っており、レンズ内にも曇り・スレ・チリはございません。
とりあえず綺麗なレンズはできるだけその状態を保っておきたいので、Marumanの19mmのUVフィルターを付けておきます。
試写はデジタルLeicaなM9-Pで試したんで、フィルムはなににつけようか?と。
やはりここは同時代のLeica Ⅲfがよろしかろうと、Leica ⅢfにLeitz Red Scale Elmar 50mm f3.5を装着!
レンズ沈胴時のコンパクトさ、その収まり具合はやはりピカイチですね。
鏡胴を伸ばすとこんな感じ。
まぁ、以前からElmar 50mm f3.5は使ってたんで、見慣れてはいるのですが、以前のモノは鏡胴にガタつきもあり、いつの間にか鏡胴が縮んでいたりしたので、そのストレスから解放されたのはありがたいのです。
美品とはいえ、やはり光の反射には弱い面もあるのだろうなと、いちおうレンズフードも被せておきます。
本来はFISIONの方がコンパクトでElmarには似合うんですが、レンズ面の脇にある絞りレバーが操作できなくなっちゃうので、実用面を第一にVALOOを装着です。
VALOOだとフード先端のダイヤルを回すことでElmarの絞りレバーが同期されるんで便利なんですよね。
絞り値ごとにクリック感もあるので解りやすいです。
フィルムはISO400のILFORD HP5 PLUSを用意。
とりあえず、この8月第1週の連休でどこに撮りに行きましょうか??