FBのタイムラインに流れてきた『東京凸凹地図の名所を歩く(今年最後のブラぱちです)』の(今年最後のブラぱちです)の文字が目に飛び込んでくる。
早いなぁ〜。
思い起こせば、前回チョートクブラぱち塾!に参加したのは2020年2月の『東京市滝野川区立捨て石劇場ミステリーツアー』の時。
昨年は1月、2月と連続して参加して全回参加の皆勤賞を狙っていたのが、翌3月になるとなにやら日本中がおかしな雰囲気でコロナ禍へ突入......。
以来、1年9ヶ月なりを潜めておりましたが、ワクチン接種も進み、緊急事態宣言も9末で明けているというところで、そろそろいいかな?と。
なにより早くも2021年最後と言うし、今回のブラぱちコースは地元の延長と馴染みの散歩コースである、雑司ヶ谷から文京区と豊島区の区境の谷を見下ろして、東京カテドラルで身と心を清めた後は坂を下ってブラぱち猫クラブのアイドル猫の元へという参加しないわけにはいかない内容なのでございます(笑)
そんなこんなで自宅からは歩いていっても良かったんですが、なにせ今回の集合場所は雑司ヶ谷駅のホームというので、素直に副都心線池袋駅から雑司ヶ谷を目指します。
そしてこちらが今回の集合場所。
副都心線雑司ヶ谷駅の端にあるアクリルベンチ!
我らがチョートク翁曰く世界一美しいと絶賛される逸品でございますっ!!
13時集合でこの時点で7名参加の今回のチョートクブラぱち塾。
早速、世界一のアクリルベンチを前に今回のコースの紹介を始める我らがチョートク翁でございます。
すぐさま、思い思い世界一のアクリルベンチに座って感触を愉しむ参加メンバー。
チョートク翁も座って、ワークショップが始まります。
世界メトロベンチ研究家のチョートク翁曰く、最初に乗車したメトロは開通間もない丸ノ内線だそうで、紅い電車がモダンに感じた長徳少年でございました。
その他、永井荷風と都電の話やら、ウォーカー・エバンスのメトロ乗客を写した写真の話やら結構おもしろい話をされていらっしゃったんですが、なにせ上下線ともひっきりなしに電車が行き交ってて、とにかく翁の話し声が聞こえない聞こえない...(^^;)ハハハ。
普段ホームで電車待ちしているとなかなか来なくてイライラすんのに、なんであんなにひっきりなしにこの日は行き交うんだろうか?と(笑)
チョートク翁曰く、『アクリルはこれくらいの厚みがないといけない!』ということでございます。
言われるがままにアクリル板の厚みを確かめる参加者一同(笑)
そんなこんなで13時から始まったメトロワークショップは13時20分を廻ったあたりでいったん終了。
ってか、あの騒音の中20分喋り続けていたのか。さすがメンタルの強い我らがチョートク翁でございます。
ワークショップ終了後は長い長いエスカレータで地上に出て、鬼子母神へ向かいます。
ちなみに前日の朝、この界隈を池袋ネコ歩きmini南ウィングコースで歩いておりました...(^^;)ハハハ。
都電鬼子母神前の踏切を越えると鬼子母神の参道に入っていきます。
参道手前のところでブラぱち猫クラブメンバーがチェックしている猫さんを拝見に。
なかなか人懐っこいというかレンズ慣れした猫さんで、レンズを向けても嫌がりません。
今回のブラぱち塾ではしっかりとブラぱち猫クラブの活動も遂行しておりました(笑)
参道を行くチョートク翁。
ほとんど朝しかこの辺りは歩いていないので、参道のお店がちゃんと営業しているのが新鮮で新鮮で(笑)
見慣れたキアズマ珈琲さんの看板も、なぜかレンズを向けてしまいます...(^^;)ハハハ。
鬼子母神に到着したところで14時まで15分ほどの自由行動となりました。
しかし、日中はやはり人出あるんですね(笑)
いつもの朝であればこの辺りは猫だまりで狩りが行われるんで、この辺りに鳩が群れることはないんですが、人出を嫌がってか猫さんたちがいないんで堂々と鳩が群れております。
ぼんやり稲荷を回遊していると猫だまりのキジ白さんだけ発見っ!?
保護色でスゲー見分けが付き辛いですが、二つの石碑の間くらいでお尻を向けていらっしゃいます。
朝がほとんど何で、閉まっているところしか見かけない国内最古の駄菓子屋さん『川口屋』が開いていると感動もひとしおでございます。
この日は七五三で参拝しているファミリーを多くお見かけしましたね。
そんな自由時間も終わり、鬼子母神を後にして再びケヤキ並木へ。
途中、電車の騒音もない中で先ほどのワークショップの続きを始めるチョートク翁。
ここでは先ほど途中で終わっていた東西ベルリン時代のメトロの話から始まり、ヨーロッパのメトロの駅名のお話とか。
駅の名前が『健康の泉』とか『マリアの温泉』とかって洒落てますよね。
これを我らがチョートク翁は『メトロの駅の名前に恋する感覚』と仰っておりました。
この特別な感覚はいつまでも独特の記憶をもたらすだろうなぁ〜。
何気に、ボクは『雑司ヶ谷』と『滝野川』という地名に恋に近い感情を持っております(笑)
その他様々なヨーロッパのメトロの話が展開されましたが、ブタペストのメトロのお話が面白かったですね。
ブタペストの地下鉄が実は世界最古のモノなのだそうです。
それで、副都心線のようにやたら地中深くを走っているのではなく、地面すれすれの所をメトロが走っているとか。
地面を車両の高さ分掘り返して、地面に蓋をしたくらいなのだそう。
一度観てみたいモノでございます。
また冷戦時の東ヨーロッパの都市やモスクワのメトロは戦争時のシェルターとしても使用できるように地下深いところに建設したというのも、冷戦時代をまだ共有できる世代としては宜なるかなというかんじですね。
ということでここも20分程度のワークショップでございました。
と、後々聞いて知ったのですがなんとこのワークショップ中、ブラぱち塾メンバーではない名も知らぬ参道を歩いていた人がチョートク翁のメトロ話に数人聞き入っていたそうです(笑)
これも後でこの写真を見て気がついたンですが、この時チョートク翁ってば、後ろに思いっきり『東京文化財ウィーク』と書かれた幟の前でおしゃべり遊ばされていらっしゃったのですね。お茶目です(笑)
そらぁ〜一般人も足を止めるわっ!!
そして、鬼子母神参道を目白通りに向かって歩いて行く御一行。
途中、猫に目聡いブラぱち猫クラブメンバーに教えられて三毛さんをパ写リ!
今回のメイン処とも言うべき『東京凹凸地図の名所』を巡るキッカケともなったのが、こちらの有村架純出演のシーチキンのCM。
特にこの数年ドラマやCMによく使われる、ボクもちょくちょくお写ン歩しに来るあの、文京区目白台三丁目と豊島区高田一丁目の区境に佇む木造家屋がシーチキン食堂に改装されてしまったっ!?!?
と、ボクの周辺では当時かなり話題になったのです。
そんなシーチキン食堂を確認しに、日無坂・富士見坂の区境へ。
いやぁ〜ちゃんと昼間に来ると良い色と光で撮れるんですね...(^^;)ハハハ。
いつもは早朝で左側からの光と影で、ダイナミックレンジの狭いLeica M9-Pではろくなもん撮れないんですが(笑)
ボクも初めてこの南へ下る谷の上から区境を眺めることに感動しましたが、この日突然眼前に開かれた光景を初めて目にして感動した参加者も多いのではないでしょうか?
この時点で14時50分くらい。
突然ちょっと短めのワークショップが始まりました。
以前本郷のブラぱち塾の際に知った、本郷交差点の『本郷もかねよしまでは江戸の内』というのが有名ですが、『江戸』という行政単位を責任保って管理するには範囲を限定する必要があるんですよね。
この辺りだと文京区音羽あたりが江戸の境目ということで、江戸の時代であればこの辺りは江戸の外、魑魅魍魎が蔓延る地域なのです。
また、チョートク翁が高低差のある街で好きなのはポルトガルのリスボンということで。
典型的なリスボンっ子は路面電車にサッとただ乗りをするのが、粋。
無賃乗車がワザとして競われるのは、街が元気な証拠ということで7分程度でワークショップは終了。
そういえば、長徳氏のリスボンの写真が載ってる写真集か本があったよな。
本棚のチョートク本がありすぎるんで、探すのに苦労しそうだけど今度サルベージしてみよう!
ということで区境の谷を後に次の目的地に向けて目白通りを進みます。
次に訪れたのは東京カテドラル聖マリア大聖堂!
いやぁ〜いつ見てもお見事ですね。そしてこの空間は都内の中でも好きな空間です。
ってか、お写ン歩してエントリー書いてだいたい1ヶ月から1ヶ月半くらいしてブログで公開するんですが、この東京カテドラルのエントリーも公開する前に、チョートクブラぱち塾!速報エントリーの方が先になっちゃいました...(^^;)ハハハ。
多分次回公開される本ブログのエントリーは10月最初の週末に訪れた東京カテドラルのエントリーになると思います(笑)
ルルドの洞窟とチョートク翁の図。
このルルドの洞窟の前のベンチに腰を掛けて、聖マリア大聖堂を見上げていると澱と垢にまみれた不浄な身が清められていくような気がします。錯覚ですが(笑)
横から見てもお見事でございます!!
そして、ついに神田川北側の目白台の台地を下るチョートク翁!
ここはボクも今回初めて通りました。
ちなみにここは胸突坂と言われる坂です。
いつもは神田川沿いから見上げることが多いんですが、その急な勾配にテンション下がるんですよね...(^^;)ハハハ。
しかし!そんな急勾配でビビっている中年をよそに、もの凄い形相でこの石段を上り下り何往復もしている老婆の姿に、ニッポンの未来も明るいなと思わされました。
そしてこちらはブラぱち猫クラブメンバーからいただいた一枚。
猫撮る人でございます。
奧に関口くんのお姿がっ!?
ご近所の老若男女に愛されるアイドル関口くん。
何人人が寄りつこうが起きないマイペースぶりでございます(笑)
関口くんのお社、水神社でしっかりと...(-人-)合掌。
もうラストです!
水神社前の胸塚橋を越えて。
向かった先はブラぱち猫クラブのアイドルはなちゃん!
言われてた通り、三毛なのにすごく人懐っこくて、呼ぶとはなちゃんの家から出てきてくれました(笑)
そんなこんなで、はなちゃんを拝見したところで皆さん現地解散というコトで、都バスのバス停に向かったり、メトロの早稲田駅に向かったり。
ボクはというと結局都電で鬼子母神前まで戻って、副都心線雑司ヶ谷駅から池袋に出ようかと。
しかし、今回久々すぎてチョートク翁の話をしっかりメモれてなかったり、撮った写真もコースと言うよりもチョートク翁の追っかけのような写真が多くて、このブラぱち塾レポート纏まりきるのだろうか?と心配していたんですが、こうして書いてるとなんとなく体裁は整っている方なのではないかと(笑)
自画自賛でございますm(._.)m
ということで、帰りの雑司ヶ谷駅で再度ちゃんと今回出落ちな世界一のアクリルベンチをパ写リ!!
ちなみに2021年11月、今年最後のチョートクブラぱち塾『東京凸凹地図の名所を歩く』の参加メンバーはこちらの皆様方でございましたm(._.)m
来年こそは皆勤賞を狙いたい!そんなご時世になっていてもらいたいモンですなぁ〜〜。