そんなこんなで、日帰り弾丸帰省をした12月28日。
なによりのお目当てだったのがこちらの平野屋支店さん!
このとおり、『そば、うどん、ラーメン』を謳っているどこにでもある蕎麦屋さんの風亭ですが、
入り口から入ると目の前には、
『そば、うどん 出来ません』
とわざわざ注意書きが書かれている通り、蕎麦屋さんなのにいまやラーメンしかやっていないという奇特なお店でございます。
ちなみに本店のほうはそばもうどんもやっている様です...(^^;)ハハハ。
なので、平野屋支店さんにわざわざやってくるお客さんはみなさんラーメンを御所望にやって来るのです。
この日も一見空いてる!とおもったのもつかの間、いつの間にか十人単位で待ち行列が作られておりました。
上京後は帰省すると何回かに一回はこちらでラーメンをいただくようになったワケですが、メニューは長年こちらの店内脇に掲げられたものだけかと思い込んでたんですが、
各テーブルにちゃんとメニューあったンですね(笑)
ちなみにラーメン以外では大根サラダとシューマイもおすすめなようでございます。
この日頼んだのはこちらのネギチャーシュー!
色合いもいぃ〜感じ。
白髪ネギをラー油の辛味で絡めたこのネギがいぃ〜味のインパクトを醸し出します。
都内ではこの手のネギはよくあるパターンですが、北関東の地ではこの手のネギは珍しいようで、ネギラーメンがおすすめとされることが多いようです。
そして、なにより平野屋支店さんの中毒性を醸し出す要素の一つがこちらの焼豚。
味は昔ながらの煮豚系なんですが、煮て身が締まってしまう感じでは無く、どこを噛ンでも柔らかく、脂の甘みを出汁の旨味主張し過ぎていない控えめな感じ。
他には刻みネギにメンマ。
さらに中毒性をもたらす要素がこちらの自家製手打ち麵。
なにせそもそもそば、うどん屋さんだったんで、おそらくうどん打ちの手法でラーメンの麵を打っているのでしょうか?青竹打ちみたいだし。
この辺の農家はみな青竹で手打ちうどん作ってたんですよね。うちのお婆ちゃんもそうだったし。
この麵が加水多めのうどんのようなもちぷにょ感で、不揃い故にツルツルッといかせない所がたまりません。
そして、正油ラーメンにしては薄口な感じで、まるで関西風うどんのような出汁系のスープ。
鰹出汁風味なワケでも無く、鶏系豚系の旨味も加わったこのスープは唯一無二なのです。
このスープと先ほどの焼豚が口の中で混ざり合うと、完璧な平野屋支店の味わいを感じてしまいます。
やっぱり旨いわぁ〜。
場所的に佐野が近いんで佐野ラーメン系とも思えるんですが、佐野ラーメンとも違う平野屋支店さんならではの一杯でございます。
ちなみに平野屋本店でもラーメンはあるようですが、こちらの支店のラーメンとは全然違うもののようなので、お気をつけ下さい(笑)