今年に入ってからの朝のお写ン歩のお供は、土日の週末はLeica CLにSIGMAかLeicaのSLレンズを付けて、AFなネコカメラ。
月曜から金曜まではLeica M9-Pに手持ちのオールドレンズを付けっぱなしにしてあぁ〜でもない、こぉ〜でもないといってるのが楽しみになっております。
べつに開放厨だったつもりもないんですが、ネットや雑誌の記事を見るとやたらと開放開放と喧しいので、そういうもんなの?とお気軽に開放で撮り続けてきたんですが、開放でもそれなりにいい写りだった赤エルマーことLeitz Elmar 50mm f3.5を絞り込んで撮ってみたところ、あ゛れっ!?という写りだったことがキッカケで、以来手持ちのLeitzのオールドレンズをf5.6〜f8に絞り、Summicron 50mm f2.0 1st、Elmar 35mm f3.5と撮り比べて、この週はSummaron 35mm f3.5の出番なのでした。
このSummaron 35mm f3.5は開放でも特に問題も無く、一時期一番のお気に入りだったンですがさてさて。
この日は夜明けから雲が朝陽を遮るような天候だったんで、f8だと暗いかと思い絞りはf5.6で。
いつもの平日コースではなく西池袋二丁目〜目白方面へ向かいました。
まずは西池袋の路地裏。
ここは以前はうらぶれたいぃ〜按配の路地裏だったんですが、廃ホテルの解体とともに路地に面した廃アパートも解体されてしまい、路地の魅力がなくなってしまいました。
なので、解体された側と反対側をパ写リ。
なんかえ゛っ!?と思ったのは、開放で撮ってたときより明るい気がしたのが奇妙...(^^;)ハハハ。
そもそもM9-PのCCDセンサーって馬鹿なんで、ダイナミックレンジの狭さで明るいところか暗いところかに引き摺られて暗がりなところでは露出が目茶苦茶になるはずなんですが、なんか最近のCMOSセンサーの様に普通に写ってるんですよね......なんですかね?これ??
ほとんど使いモノにならないM9-Pの液晶モニターで確認しても、なんかいつもの出来の悪さが感じられないことに違和感を感じつつも、ENGLISH HOUSE YOSHIOKAへ。
やっぱりなんか変?
と思い、改めて設定をチェックしていると露出補正が+0.7に設定されていたと...(^^;)ハハハ。
毎回露出補正とかは+-した後は元に戻すクセが付いてたんですけど、前回戻すの忘れてたんですね。
でも、この曇り空の時には+0.7くらいの露出設定の方がむしろアンダーに引き摺られなくていいのではないか?とむしろ前向きな結論に至ったのでそのままにしておくことに。
案の定この目白駅脇の階段路地は毎回M9-Pで撮るとアンダーに引き摺られて現像で暗部を上げないと使いモノにならなかったんですが、今回はJPG獲って出しでも良い按配だし(笑)
階段路地を降りて、やたらと長い目白駅ホームに沿って歩いていると、
翁『あ゛っ!?ねぇ、それLeica?Leica?』
と声をかけてくるおじさん。
銀座でLeicaブラ下げてるとよく声かけられますが、こんな住宅地で声かけられたのは初めてだったんで一瞬ビビったんですが、なにを聞いてるのか理解したら妙に和やかになってしまい(笑)
翁『デジタル?いぃ〜ないぃ〜なぁ〜〜。わたしはね、ずっとフィルムのLeica使ってんだけど、デジタルいぃ〜なぁ〜』
とやたらといぃ〜なを連呼されまして、なんか最新機種でもなくて申し訳なくなり、
ボク『デジタルなんですけど、M9-Pなんでもう11年も前のやつなんですよ。今のと違って手がかかるし(笑)』
って感じの会話を交わしてお別れしました。
久々にLeicaでおじさんが釣れました(笑)
このコースの目的地は下落合のおとめ山公園だったんですが、これも久々すぎてすっかり忘れてたんですが、この公園の開館時間は7時なんですよね。
ただいま6時半。公園に入る術も無く、仕方なく公園の中央のおとめ山通りを上って帰路に...(^^;)ハハハ。
帰りしなせっかくなので森田アトリエのminiを見に行くことに。
これも曇り空にM9-Pの今回の露出補正+0.7にSummaronの絞りf5.6のバランスがちょうど良い按配に。
というか、この露出のバランスだと最近のCMOSセンサーのカメラの写りみたいな気がしてきました。ちょっと暗部にクセがありますけどね。
そんなminiの脇のイングリッシュガーデンっぽい花壇にも春の花々が。
目白四丁目の路地をテキトーに歩いていると、いつも引力に引き寄せられるかのように赤板壁の木造家屋の前に出てきます。
ここの花壇も四季折々綺麗なんですよねぇ。
くすんだペパーミントグリーンのようなアーリーアメリカン調の色味が気になったこちらは建設会社のようです。
やたらと存在感を主張してくるのでパ写リ。
これ造花?ドライフラワー??
Elmarほど線も太くなく、かといってSummicron 1stほど線が細くもない。
なんですかね、このSummronの絶妙な中間の位置づけって(笑)
若干朝陽が顔を出したり引っ込めたりの逆光シーンはM9-Pが尤も苦手とするシーンですが、この日は+0.7設定が功を奏したのかなんの苦も無く。
というか、CCDセンサーもこうして露出補正を小まめに光に合わせてやりくりすればいいって事ですね。
どうも機械式フィルムカメラの感覚が残っていて、露出補正ダイヤルを設定するっていう感覚があまりなかったもんで...(^^;)ハハハ。
西池袋二丁目の黒板壁の木造家屋もこれまでで一番よく撮れていたり(笑)
なんかSummaron 35mm f3.5の写りがどうこう言うよりも、暴れん坊のM9-PのCCDセンサーも御し方がわかったような今回の学びでございます(笑)
多少は暗くてもしっかり写すには露出補正をわきまえましょう!(笑)
なんだかなぁ...(^^;)ハハハ。