最近、早朝のお写ン歩徘徊で渋谷に来ることは多いですが、今回は渋谷ショッピングの王道とも言うべき渋谷PARCOを訪問でございます。
の前に、先日のエントリーの通りHOME’S PASTAさんで四半世紀ぶりに『絶望』という名のスパゲティを堪能いたしまして(笑)
HOME’S PASTAってPARCOのすぐそばなんですよね(笑)
なんでPARCO?と申しますと、こちらの8Fにあるほぼ日のイベントスペースほぼ日曜日で開催された写真展がお目当てでして。
10月上旬から11月中旬まで8Fほぼ日曜日で『はじめての、牛腸茂雄』という写真展が開催されていたんですよね。
ほぼ日曜日の写真展というと、たしか2021年の5月に『はじめての森山大道。』も観に来た憶えがあります。
受付で入場料を支払ってからこちらの暖簾をくぐります。
暖簾の隅には今回和田ラヂヲさんがかかわってるんですよね?なラヂヲさんの牛さんが迎えてくれます(笑)
今回は写真誌や写真に関する書籍でその名は存じておれど、じっくりと作品を見たことがない牛腸茂雄氏の作品が100店ほどまとめて展示されているということで、けっこう気合い入ってます。
しかも!これ大事ですよね。
ここ数年、写真の展覧会を見て廻る機会も多くなり、展示の違いも気にするくらいには解ってきたつもりですが、プリントの保護という観点は充分に解りますが、アクリル板はいただけない!
今回はプリントが直に拝見出来る点が良かったです。
あまり大きな作品はないので、所々レイアウトの工夫が見られます。
ボク的には有名な写真家という認識だったんで、もう少しゴミゴミするかと思ってたんですが、一つ一つじっくり見られるくらいの客入りだったんで、ラッキーでしたね。
モノクロだけではなく、カラーポジの作品も十数点ありました。
森山大道の時もありましたが、このポジフィルムをルーペで見られる展示って好きなんですよね。
やっぱりプリントを見るのと、ポジフィルムをルーペで覗いて観る感覚って別の楽しみがありますよね。
他には展示物として、牛腸茂雄氏が使用していた二眼レフカメラや、愛読していた書籍、
その他細かいメモや、日記の類の展示もありました。
CANON AE-1も展示されてたり(笑)
有名どころの写真ですが、やはり写真で撮ったモノではこのプリントのグラデーションの美しさは伝わらないですが、この子供から背景に描けてボケていくグラデーションと、子供のコートのシワに出来る影のグラデーションとか見事でしたね。
こういう綺麗なプリントを観てしまうと、やはり写真集で満足してないで気に入った写真はオリジナルプリントで手元に置いておきたいという欲望が頭を擡げてきますよね...(^^;)ハハハ。
最後のコーナーは物販で、和田ラヂオ氏のイラストが付いたTシャツや、牛腸茂雄全作品も図録代わりに売られておりました。
この写真集は事前に購入しておいたんで、今回は手ぶらでお帰りです(笑)
そんなこんなの『はじめての、牛腸茂雄。』。
ほぼ日はこの写真家の『はじめての』シリーズを今後も続けていくんですかね?
専門的な場所で同じクラスターのひとだけで盛り上がるのではなく、ほぼ日といったゆるぅ〜いコミュニティでなおかつ、それなりに発信力もあるメディアがこういった写真家の展覧会を開催する意義って、写真メディアがどんどん少なくなっている昨今ではとても重要だと思います。
変にスノッブな企画にならずにお気楽極楽な雰囲気の『はじめての』シリーズの展開をお願いしますm(._.)m