帰省となるとこちらの一杯をいただかないことには、帰った気にならないほど遺伝子レベルで味の記憶が染みついてしまっているのが、こちらの『平野屋支店』さん!
前回帰省したときはハンバーグ屋さんに興味が奪われてしまって、平野屋さんに来られなかったんですよね...(^^;)ハハハ。
相変わらず『平野屋支店』ではなく、『平野屋支』で『店』がいつまで経っても直してもらえてませんが、これもう直す気ないんですかね(笑)
街道ぞいには大きく『手打 そば うどん ラーメン』と掲げているにもかかわらず、入口脇には
『そば うどん 出来ません』のお断り(笑)
昔はやってたようですけどね、そばの職人さんとかが高齢でリタイアされてからはラーメン一本勝負な平野屋支店さんです。
ちなみにラーメンが有名なのは平野屋支店の方であって、平野屋本店のラーメンは似て非なるモノなので、お気をつけ遊ばせ!
いくら田舎のお店といっても、たいてい半分くらいは20代〜30代くらいのお客さんがいるもんなんですが、この日はほぼほぼ50代オーバー。
平均年齢60代なんじゃね?くらいの高齢化が進んでおりました...(^^;)ハハハ。
メニューは昔から変わらずの安定のラインナップ!
なんか頭の中で勝手に変換されて『チャーシュー』と読んでましたが、メニューをよくよくみると『チャシユー』なんですね(笑)
余談ですが、『シウマイ』は『シコーマイ』に見えてきます(笑)
卓上の調味料は七味に胡椒のみ!ストイックでございます。
そしてこの日注文したのは安定のネギチャーシュー!
ラーメンショップとかで見慣れている貴兄にはなんてことない辛味ネギですが、初めて平野屋支店さんでこのネギをみたときは衝撃でしたね!
ネギ自身の辛味にごま油のコクに唐辛子の辛味が辛味を倍増させて、食欲を直撃なのでございます。
そして丼を一周するかのように丸く敷き詰められているチャーシュー!
焼き豚というよりも豚ロースの煮豚ですが、これが出涸らしではなくしっかりと柔らかく煮られていて、程よい肉味に僅かに感じられる脂の甘みのバランスがここでしかいただけない逸品となっております。
それ以外にはコリコリメンマ。
そしてなんといってもこちらの手打ちの平打ち麵!
手打ちならではの麵の太さの千差万別感に、太さが違うから麵の食感も様々なんですよね。
この一定感の無さが、逆に平野屋支店さんならではの味に直結しております。
さらには豚骨だの鶏油だの煮干しだのといろいろとスープの出汁にこだわるのが昨今のラーメン屋さんですが、昔ながらの香味野菜に豚だのなんだののさっぱりした飲み心地の良いスープ!
よくよく考えてみると、辛味ネギにチャーシュー、麵、スープとそれぞれが特徴的なネギチャーシュー!
ここでしか喰えない一杯をまた2023年もいただきに帰省したいモノでございます(笑)