この一年くらいはタイムラインに流れてくる見知らぬ路地を足で稼いで見つけて廻ることに面白味を感じていたりしております。
すぐに見つかるモノもあれば、町名しか手がかりがなく町の端から端へと一網打尽に踏破してよぉ〜やく見つける路地もあり、なかなか一筋縄にはいかないモンですが、それでも見つけたときの達成感は苦労した分ひとしおだったりするモノで(笑)
今回足を伸ばしたのは白山方面。
この辺は以前白山の旧花街を徘徊したときに訪れてますが、今回はそんな白山エリアの東側、『西片』がターゲットでございます。
なにせ今回の手がかりは『西片』という町名のみっ!?
Googleマップで西片をみてみるとけっこう広いエリアを示しているんで、これは一回で辿り着くのは難しいかな?と。
幸い年末年始休暇に入るところだったんで、今回の休暇中のお写ン歩は『西片』徘徊に費やそうと思っていたのでございます。
文京区西片は一丁目と二丁目に別れているようで、ちょっと歩いただけでもちょっとした敷地を持つお屋敷も多い昔ながらの住宅街といった様相ですが、所々に木造日本家屋が残ってたりします。
こういう昔ながらの家屋が数多く残っているのは文京区という場所柄ならではなんですかねぇ〜。
一つ前の写真の赤板壁のお宅には大きなクスノキが屹立しておりまして、文京区の保護樹木として登録されているようです。
そんなこんな西片の路地を一つ一つ潰して歩いているとGoogleマップ上にも『曙坂』の文字。
ボクの好きな階段路地ですが、階上が『西片』、階下が『白山』となり、この段差を結ぶ曙坂でございます。
ところどころに木造家屋が点在する西片ですが、中にはこのような洋館も残っていたりします。
西片の上1/3くらいを踏破した辺りで、これはこの日一日では無理だなと、また後日年末年始中に再訪しようという気になったところで突然目の前に現れた『あの路地』!?
そぉ〜なのです!こちらの路地が、今回探し求めていた路地なのでございますっ!!
二階建て長屋が左右に建ち並び、
奧は行き止まりの袋小路な路地!
一番奥の敷地の境になっている塀はなんとレンガ塀!?
その手前の潰れた四角い部分は以前は井戸だったりしたのでしょうか?
この辺に生きた井戸があったらさらに風情を増し増していたでしょうなぁ〜。
奥側から入口に向かってパ写リ。
改めて左右の二階建て長屋をパ写リ。
なんとも物件的には古いモノですが、左右どちらの長屋もそれなりにまだ暮らしていらっしゃる部屋が多いンですよね。
裏側に回ってみるとこんな感じ。
廃墟寸前ではなく、生きた路地であるところがなんとも魅力的な路地でございます。
先ほどの奥側のレンガ塀ですが、こんな感じでしっかりと基礎の部分も煉瓦で覆っていた気配も残っていたり。
元々はなんの敷地だったんですかねぇ〜。
なんか結局年末年始休暇の初日に目的の路地に到達してしまい、これから一週間の年末年始休暇のお写ン歩スケジュールがいきなり初日で白紙になってしまいました...(^^;)ハハハ。