GWも終わり、次第に梅雨に向けて天候が不安定になりつつある5月第三週の週末。
前日からの雨も午前中に上がったので、午後はお散歩に出かけようと、その理由付けをしてみたのは四谷四丁目界隈のギャラリー巡り。
ちょうど毎度お馴染み弥次喜多さんの写真展も始まったので、まずは四谷三丁目駅に向かったのでした。
なんか結果二週連続でこの界隈を彷徨いてますが...(^^;)ハハハ。
エントリーのアップが前後しますが、先週の出来事はちょうど一か月後の6月20日前後にアップされると思います(笑)
四谷三丁目駅の二番出口から地上に出て、まずは新宿通りを新宿方面へ。
途中裏路地に入ると見えてくるのがギャラリーニエプスさんが入っている低層マンションのメイプル花上。
この界隈のギャラリーはこの手の昔ながらの低層マンションの一室で営むパターンが多いンですかね。
まずはこちらのギャラリーニエプスさんで、弥次喜多さんがおすすめしていた『SOMETHINGNOIZE三人展 街拍:香港』を鑑賞です。
入口のドアのガラス窓からも室内が覗けますが、なかなかの入でした。
SOMETHINGNOIZEは存じ上げなかったんですが、人気なんですかね?
どちらかというと若い方が多く来場されていました。
ワンルーム程度の一室なのでなかなかの密度で...(^^;)ハハハ。
展示はモノクロがメインで、エネルギッシュな作風と展示の仕方といいますか。最近しっとり落ち着いて鑑賞する感じの写真展が多かったんで、久々に現代の圧を感じました(笑)
そのお隣のマンションのギャラリーヨクトでは毎度お馴染み弥次喜多さんこと喜多研一氏の『GROUND RESUME台東区版』が絶賛開催中でございます!
おそらくこのエントリーは珍しく時差無しで5/21(日)にアップする予定なので、残り一週間の開催でございます。
神田のTOKYO BRIGHT GALLERYと違って、ギャラリーヨクトはマンション1Fなので楽に入室可能でございます(笑)
ドアを開けて一瞬あ゛っ!?と思ったのが、ここのところ何回か喜多研一氏の写真展に足を向けておりますが、いつもはなかなかの大判で迫力のある展示だったのが、今回は上下二段でA3程度のプリントが整然と陳列されるといういたってノーマルなレイアウトという点。
今回は台東区に限定した展示ということで、三十数点を隅々まできめ細かい現像が施されたプリントを楽しめます。
こちらも次から次へとお客さんが来場されて、なかなか弥次喜多さんとお話しするコトも出来ずすいませんm(._.)m
次回はもうちょっとゆっくりとお邪魔させていただきます(笑)
ギャラリーヨクトを後にして、新宿御苑に向かって新宿通りを歩いていると四谷四丁目交差点辺りで、こんな色鮮やかな紫陽花が咲き始めておりました。
この後は蒼穹舎さん。
ちょっとなにかいぃ〜写真集でもないかな?と立ち寄らせていただきました。
すると蒼穹舎さんのギャラリーでは『堀道生 途中12』が開催されておりました。
こちらは全編モノクロパノラマ写真の展示。
この『途中』というのは堀氏の連作のようですね。
帰りは新宿御苑脇の道を新宿に向かって歩いていたら、この辺りでも紫陽花が咲き始めておりました。
池袋まで戻って来たら、今度は路地裏に帰るが出ていたり(笑)
そろそろ蛙も蠢く季節ですかね(笑)
そんなこんなで、この日の成果物はこちら。
ギャラリーヨクトでは、喜多研一氏の『GROUND RESUME台東区版』の図録を購入です。
オマケに喜多氏が出雲の小池さんの出雲通信に寄稿されたときの原稿のコピーもいただきましたm(._.)m
蒼穹舎では溢れんばかりの写真集に目眩がしましたが...(^^;)ハハハ。
昨今話題?な今年度木村伊兵衛賞を受賞された新田樹氏の『Sakhalin』を購入。
受賞後はAmazonでも手に入らない状況が続いてますが、あるところにはあるもんですね(笑)
それと展示の堀道生氏の写真集『日曜流離』。
冒頭のテキスト、
「『週休』の日曜日、私は東京近郊をさまよい歩いて一日を過ごす。もしかしたら、すれ違う人々も異郷を旅しているのかもしれない。休日は一日が短い。明日からはまた、長時間過密労働が私達を待っている」
にやられました...(^^;)ハハハ。
また、今月購入した写真集はこんなところ。
Facebookでどなたかが薦めていらっしゃった『田中昭史 多摩景』。
タイトルの通り都心から離れた郊外の多摩地区の日常を切り取った写真集ですが、モチーフとしては堀道生氏の途中も似てるかもしれないですね。
それと『積木安良夫 あの日の彼、あの日の彼女』。すでにKindleで持ってたんですが、ようやく書籍のモノが見つかったんでポチり。
おそらく、ボクが惹かれる光景というのは自分自身が生まれた前後のこの光景なんですよね。
物心もしっかりとして、ちゃんとリアルな体験として記憶に刻まれるようになって以降のモノでは無く、それ以前の記憶、景色、憧憬。
この世に生を受けて以来、目にはしているんだけど、それはリアルな記憶なのか?当時の写真を元にして再構成された記憶なのか?
成長して取得した過去の情報に基づいて創り出された記憶なのか?
それを確かめるように1960年代後半から70年代前半の景色を感じるモノに強く惹かれ、シャッターを押してしまうんだと思うのです。