およそ2年前、『ハレにはライカ、ネコにはデジカメ』との天啓を受けて、デジタルライカの類を手放してネコ歩きにはSonyのα7Ⅱでお気楽極楽なネコ写ン生活を送っていたわけですが......。
コロナ禍で毎朝のようにうちの小春さんを引き連れて朝写ンしているウチにどんどんマニュアルフォーカスな使い方が多くなっていきまして、その流れで何故か手元にLeica M9-Pが転がり込んできたのです。
此奴が世間様の評判以上にじゃじゃ馬な輩でございまして。
昨今のデジカメはカメラに使われるとか、カメラが全部やってしまうんで人間は構図選びとシャッター押すだけとかいわれてますが、このM9-Pってば紛うこと無きデジカメの類ではございますが、機械式フィルムカメラ以上に面倒なのです...(^^;)ハハハ。
そんなM9-Pを一日も早く使いこなしてやろう!とネコ歩きなのに持ち出しました。
この日のレンズはLeitz Elmar 90mm f4.0。
近所の公園ではボッこ中の黒ブチ母さん。
黒とキジ白の子供たちはいないけど、またここに戻って来たというコトでよろしいのでしょうか?
あいかわらず目元がセクシーでございます。
とにかくダイナミックレンジの狭さで露出が荒れ狂うM9-P。
でも、一定の光量の中ではそんな荒れ模様はどこ吹く風?で綺麗に撮れちゃうんですよね。
ちょっと朝陽が右斜め上から注いでるンだけど、これはf4.0のElmarだからなんとか持ちこたえてるのかな?
猫だまりではキジ虎爺ぃ〜さんがムシャムシャとお食事中。
寄ってもどこ吹く風で目の前の餌に夢中です(笑)
一段高いところには茶虎さんと大五郎猫。
大五郎さん、なんかやたらと匂ってました(笑)
奥の方では茶虎さんがお食事中。
こちらも餌に夢中で全然ボクらを振り返らず...(^^;)ハハハ。
先の公園ではしばらく猫さんたちをお見かけしなかったんですが、久々にキジ三毛さんがボッこ中でした。
公園の脇に置いてあった水のトレイも撤去されちゃってたんだけど、ダイジョブなんだろか?
ということで、池袋大橋を渡って上池袋へ。
お気に入りの昭和で時が止まった路地裏でお試しです。
順光でけっこう強い朝陽が後ろから差してたんですが、なんとか直射日光にあたってないところは持ちこたえてますね。
枯れた蔦と枯れた蔦の影もちゃんと撮れてていぃ〜感じ。
順光が当たりまくってたんですけどね。M9-Pホント気まぐれだわぁ〜。
陽が当たって無いところの描写は文句なしです。この色合い大好物です。
以前つかってたM TYP240だと露出とか気を遣わずにAEでそれなりのモンが撮れてたんですけどねぇ。
これも露出は大暴れしてないモノの、なんか発色が実際とちょっと変わっていていぃ〜感じに。この狂い方がM9-Pの魅力なんだろうなぁ。
特にポスト周りの発色がなんともいえません。
いつもの堀ノ内橋からのスカイツリー。
これはそのままの露出で。若干薄暗く感じたんで、露出補正して実験です!
こちらは露出補正+1で撮ったモノ。
多分α7Ⅱでとったらコレくらいの仕上がりになるはずなんですよね。
でもかといってM9-Pの露出が狂ってるわけでもないんだよなぁ。
山手線路沿いの路地にもう何年もおかれているバイク。
メタリックな金属感が生々しく撮れました。
この間の偽『東京いい道、しぶい道〜野沢通り』で一番困ったのがこのパターン。
陽が昇りきってない朝方なんで、空は明るく、でも地上には直接陽が降り注いでいない状態だと、こんな感じで街の風景が暗く写るんですよ。
これはまだいい方で、前回は黒つぶれ?な状態でして...(^^;)ハハハ。
これを露出補正+1で撮るとこんな按配に。
でもコレはコレで空真っ白になっちゃうし、+0.7くらいが限界なのかな。
青い空はどうか?とこちらはそのまま。
+1してもこのケースはまだなんとか頑張ってますね。どういうことなんだ??
そんな実験をしつつ東池袋の猫だまりにいったモノの、どうしたわけか皆さん喰うモン喰ってどっかに散ってしまったようで、一匹も出会えず...(T^T)涙。
ということで植え込みの森の中を撮影です。
実際はかなり暗めの所ですが+1で。もうちょっとシャドーが欲しいですね。
猫だまりを後にして、サンシャイン通りのauのネオンをパ写リ。
やっぱりネオンとかガラスの映り込みはよく写りますね。
ということで、なんか後半はM9-Pの実験になっちゃいましたが、この面倒くささがたまらなくなってきました(笑)