詳しい話は後ほど別エントリーで触れると思いますが、役職定年にともない有終の美をはかろうと気持ちの準備をしていた管理職としての最終営業の夕方に全てを覆す事態が勃発しましてっ!?
もう頭真っ白、前後不覚、意識不明でほぼ幽体離脱のまま迎えたその日の深夜、ほぼほぼ意識が無い中、防湿庫の2/3を占めるカメラとレンズを下取り査定に回していたのです...(T0T)号泣。
翌朝、改めて自分がしでかしたことの大きさに驚愕しましたが、いったん深呼吸をしてあと数日したらドナドナしてしまうLeica M9-Pでラストショットを撮らねばっ!?
と思い返し、いつもの御嶽神社〜谷端川緑道コースに連れ出すのです。
2020年10月に我が家にお迎えして以来3年半強。
コロナ禍に入っていたんで、緊急事態宣言下の池袋をM9-Pを片手に何回彷徨いたことか...(遠い目)。
もはや市販品にはないコダックCCDの色味に驚愕しつつも、ダイナミックレンジが極端に狭いじゃじゃ馬ぶりに一喜一憂させられたりと、良くも悪くもクセだらけなカメラでしたが、最後の最後となってこういういぃ〜空の色を映し出したりするんだよなぁ〜。
なぜか普段は取りもしない、通り沿いの民家のブロック塀にかかる多肉植物をパ写リ。
デジタルでもない、フィルムでもない、いぃ〜バランスのどちらでも無さ加減の写真が撮れるのもM9-Pの特徴でした...(; ;)ハラリ。
こういうこってりと油絵の具を塗りたくったような表現をすることがたまにあるんですよね。
普通、今のカメラなら誰が撮っても同じように写してくれるのにこのじゃじゃ馬は同じところを同じような環境で撮っても同じように写してくれないのです...(^^;)ハハハ。
抜けるような透明感も旨く写ったときの歓びでした(笑)
うちの小春さんのラストショットは、眩しくて目を瞑ってるではないかっ!!
コダックCCDといえば、一番の特色は赤の色味ですよね。
こんなこってりした赤で写ってますが、実際はも少しさっぱりしてます...(^^;)ハハハ。
ちなみにこれ、カメラ側でコントラスト強とかなにも設定は弄らずにこの色が出てきます(笑)
ちゃんと撮れるときはちゃんと仕事をする。それがM9-P(笑)
最後の最後ともなると、これまでこの時間帯で現れたこともない猫さんたちも呼び出してくれます(笑)
ホント、この猫だまりで猫さん見かけるの何年ぶりだろ??
この日は日陰でもしっかりと仕事をシテくれました(笑)
NOKTON Classic 40mm f1.4 MCの性能が良かったのかな?
普段のLeitzのオールドレンズとかだと、日陰では気合い入らずにモヤッとした写真しか撮らないヤツなのに、最後の最後にシャキッとしてますが...(^^;)ハハハ。
こういう一部日が差している構図はコダックCCDが一番得意とするところですね。
現代のCMOSのカメラセンサーだったらもう少しシャドーの部分もグラデーション豊かに写すんだろうけど、此奴はコントラスト決めまくりでシャドー部をガクンと落とすことで日の当たる部分を浮かびあがらせます。
こういうガラス越しのフワッとしたところも此奴の得意とするところでしたね...(遠い目)。
コロナ禍にはいってから毎朝の朝ン歩を開始したンで、それまでは週末しか写真を撮らんかったのが、極端にシャッターを押す機会が増えたんですよね。
そんな中でも一番持ちだしていたのがLeica M9-P。
コロナ禍の3年間はほぼほぼ手に取りまくりで、これほど手に馴染んだカメラはそれまでありませんでした。
逆にこんな不便益なカメラを毎日のように使い回していたことで、よぉ〜やくLeica M型というカメラに向かい合えたという気がいたします。
3年半強、ボクを育てていただいてありがとうございましたm(._.)m
新しいオーナーの元でまた活躍してください!!