どうも最近ボクは四角いモノに惹かれる傾向がある。
被写体が四角いというのはもちろんだが、カメラのファインダーを覗いたときに、四角く視野を遮られたファインダーにレンズの画角を現す四角いブライトフレームが浮き出た所に、四角い被写体が入り込む。
このファインダーの中の四角・四角・四角の世界がおもしろいらしい。
そんな四角い被写体の中でも好きなのが、味も素っ気もない昭和の時代の団地、公営アパートの類。
改めて意識してみると、これまでの朝ン歩コースの所々に都営アパートが存在する。
そんなこんなで4月第4週の朝ン歩は都営アパートを日々巡ることになりました。
ちなみにこの週はLeica M9-PにLeitz Summaron 35mm f3.5を付けっぱなしで徘徊です。
【都営池袋本町三丁目アパート】
まずは我が家から北へ!川越街道を越えて都営池袋本町三丁目アパートへ。
この辺一帯は高低差をほとんど感じない池袋の中でもほのかに小高い丘のようなところに建っている。
アパート以外の敷地も広く、昔ながらの公営アパートならではの敷地の贅沢さだ。
どこにでもある公営住宅と同様に味も素っ気もない四角の組み合わせ。
でものっぺりとしたアイスグレーの地肌と青々とした空の組み合わせが美しい。
ボクが思うに公営住宅は敷地は広々としているべきである。
公園が隣接してたりしていても良い。
都営池袋本町三丁目アパートの敷地も潤沢である。
あまり丁寧に手入れがされていない木立は今の時期はちょっとした林の気分(笑)
冬物をしまいこむ衣替えなのか、褞袍が天日干しされてました(笑)
というか褞袍見たのって何十年ぶりだろう?
こういうベランダの洗濯モノをみながら、どんな年代のどういう人がkの部屋で暮らしているんだろう?
という妄想を膨らませて徘徊するのも面白い。
バブル期に流行ったコンクリート打ちっぱなしのデザイナーマンションと同じコンクリート打ちっぱなし感があるのに、なぜか違うモノにしか見えない味も素っ気もない階段部分。
このどこの公営住宅も変わらないはずなのに、それぞれに味わいが違うのも公営住宅の魅力です。
光と影がこのアパートの歴史の光と影を物語るようで居て、もの悲しさを勝手に感じて揺さぶられるヘンタイです(笑)
公営住宅メインでも、視界に入れば撮る!がモットーのブラぱち猫クラブ。
キジ白な団地猫がいらっしゃいました。
都営池袋本町三丁目アパートを後にして、帰りしな氷川神社の脇を通り抜けます。
青々とした木々の緑と青い空が眩しかったんで思わずシャッターを切りました。
【都営上池袋二丁目アパート】
翌日は川越街道から大橋を渡り、線路の向こうの上池袋へ。
こちらは池袋ネコ歩きminiの北ウィングコース上にある都営上池袋二丁目アパート。
このアングルは何度か本ブログでも載せたことがあるはず。
この都営アパートもボクが望む建物本体周辺の敷地が広々しているという点をクリアしている。
それとやはり昭和な団地感という点では適度に寂れているところが愛くるしい。
この進入禁止で使われる柵も錆びれきっているところが悠久の時間の流れを思い起こす。
裏庭と思しきところにはツツジが満開中。
この先は上池袋公園に繋がっており、その点もボクが望む公営住宅の条件に合致している。
どうしてもどこの公営住宅にいっても光と影の壁を見かけるとシャッターを切ってしまう。
そして、やはりナンの変哲もない階段部分。
公営住宅の影の所の露出にあわせて撮るとうっすら青みがかって見えるのはなぜなんだろう?
壁の色のせいなのか?
上池袋二丁目アパートを後にして上池袋さくら公園へ。
もうとっくに桜の季節は終わり、ムンムンとした新緑に塗れていました。
上池袋さくら公園を抜けて、西へ進むと北池袋駅に隣接するJR東日本の操車場。
朝なのでなかなか開かない開かずの踏切。
昔ながらの『赤羽線堀之内踏切』と表示されています(笑)
踏切が開いたら急いで渡ります。道中池袋方面をパ写リ!
池袋本町公園に向かいました。
池袋本町公園も新緑の生命力がもの凄く、ちょっとした森気分を味わえます。
酸素が濃いです。
【都営北池袋アパート】
最後の都営アパートも実は池袋ネコ歩きminiの北ウィングコース上にあったという...(^^;)ハハハ。
なので、まずは猫ルートを徘徊です。
寝起きのお手入れ中なキジ虎さん(笑)
キジ虎爺さんは水分補給中でした。
たっぷり水分摂っておかないと、お爺ちゃんなんで熱中症になっしゃいますからねっ!
茶虎さんは相変わらず窓枠の隙間にハマってボッこ中でした。
このさき池袋一丁目児童遊園の隣のこのスペース、ここが実は都営アパートの一角だったんですね!
これまで、全然気がつかなったんですが...(^^;)ハハハ。
裏側だと解りづらいンで、表の川越街道側へ回ると入口にちゃんと都営北池袋アパートの文字が。
都営アパートとしてはかなりの高層建築になります。
他の池袋内の都営アパートに比べると倍くらいの高さになるかも?
またこちらの低層部分は都の分庁舎にもなっているようで、事務フロアみたいdすね。
目の前は川越街道で敷地はほぼない都営アパートのようで、数少ない共用部分がエレベータフロア。
入口脇の分別ゴミ用の箱に、
水道の蛇口。
生活感を感じられるシーンがほぼない都営北池袋アパートでした。
というか、この辺りって『北池袋』だからって最寄り駅は池袋駅の方が近いですからね?お間違えなきように!