カメラに興味を持つようになって以来、田中長徳氏の著作を貪るように読み漁り、新刊・古本と流通経路に存在している書籍はほとんど読破したと思われるほどのチョートクファン、いやストーカーなのですが、昨今は氏の新作を目にする機会が無く、その分氏がnote上で販売している『チョートクのカメラノート』を購読して、日々ストーカー魂を慰めているのでございます。
そんなある日、更新された『チョートクのカメラノート』を見ると古びた板に描かれた黒猫の写真が目に止まり、しかも我楽多屋さんの近くらしい!と知り、これはお写ン歩に持ってこいだ!!と久々に荒木町方面に足を向けたのでございました(笑)
そんなこんなでまずは曙橋へ!
以前荒木町に詣でたときはこのルートできた記憶がなかったんですが、前回は紅葉川暗渠を歩きながら荒木町方面に辿り着いたようですね。
曙橋からはまずは我楽多屋さん方面に向かいます。
なんかいきなりの高低差!?
この坂は新坂という坂のようです。
そもそも四谷という地名なんで山あり谷あり入り組んでいる土地柄なんですね。
そして久々にお見かけしたアローカメラと我楽多屋さん(笑)
このビルに来るととりあえず警備巡回をしないといけないようなので、ポストの上を確認です(笑)
ホント申し訳ないんですけど、実は我楽多屋さんの店内って1回くらいしか入ったことないンですよね...(^^;)ハハハ。
たしかチョートク翁の『WIEN MONOCHROME 70's』が出てきた!とか聞いて、急いで会社帰りに買いにいった時くらい。
その他は毎年の『CT』グッズを購入してはいるンですが、そのうちいつか絶対詣でたいお店です(笑)
そんな我楽多屋を折り返すように杉大門通りに入っていきます。
この杉大門通りだけでもなかなかの被写体に恵まれており、ハァ〜ハァ〜しながらシャッターを切っていると、すっかりお目当ての黒猫を通り過ぎてしまっておりました...(^^;)ハハハ。
実はこの写真の左側の建物がお目当ての場所だったのです(笑)
お目当ての場所まで戻ってくると、こちらが『猫とバラの日々』!
お店の入り口左右に木板の絵が飾られてました。
こちらの右側は店名入りの黒猫さん。
左側がチョートク翁が紹介していた黒猫さん。
絵具の擦れ具合もあってか、化け猫化しつつありますが、カラオケ100円というのは今となっては懐かしいですねぇ。
ホント我楽多屋さんのすぐ近くなんで、我楽多屋詣でのついでにすぐ確認出来ますよ!(笑)
とあ゛っ!?という間に目的も果たしてしまったわけですが、このままかえるのも忍びないので引き続き周辺探索に勤しみます。
なんか建物解体後のケーブルがこんな感じでニョロッと出ていたり。電線からの引き込み線ですかね?
一通り杉大門通りを歩いた後は一本内側の柳新道通り。
柳新道通りの脇路地も石畳とか残ってる箇所もあり、やっぱり夜が似合う街だなぁ〜と。
ところどころアルコールの匂いが立ち籠めているのはゴールデン街や歌舞伎町界隈と同じなんだけど、なんだろ荒木町はなんか落ち着いた雰囲気を感じますよね。
こちらはさらに内側に入って車力門通り。
店の数は少なめですね。
徐々に内側に入っていったのは、荒木町という窪地の底に向かって歩いていたから。
ボクは勝手に千葉さんちの石畳と呼んでるんですが、正式名称はなんていうんでしょうね?
芸子さんがしゃんしゃんと歩いていたであろう石畳。
荒木町の坂の中では一番好きな坂でございます。
石畳を降りた正面にはTH荒木町。
その隣には荒木マンション。
この2棟はどちらも同じような色合いで、周囲に溶け込んでます。雰囲気良いんだよなぁ〜。
そして街中に突如現れる高低差の元である、荒木町の窪地の底が津の守弁財天。
この津の守弁財天の策の池に水を溜めるために窪地にしたとかしないとか。
底に辿り着いた後は、この窪地に向かう坂、階段を巡ります。
こちらは以前も紹介したことがある四谷モンマルトル!
坂の途中に百舌の蔵というカフェがあるんですが、こちらにも黒猫さんが!?
何故四谷モンマルトルなのか?
そもそも窪地の住民には必要不可欠な生活動線なのになんで坂の名前が無いんでしょう?
しかし、こうしてみるとホントに窪っている地形がよくわかります(笑)
も一回四谷モンマルトルの坂を下って、途中の脇路地から仲坂へ出ます。
この仲坂はちゃんと名前がついてるんですよね...(^^;)ハハハ。
仲坂を上がってからは、窪地に別れを告げて再び曙橋駅方面へ!
すると前回も出くわした撮らないわけにはいかない物件に再見っ!?
一度はちゃんと営業時間に訪れて、飯喰ってみたいんですよねぇ(笑)
今回は裏口も廻ってみました。
『定食酒場食堂 ここだ!』といわれても...(^^;)ハハハ。
この謎のやかんはなにをいみするのでしょうか?
そんなこんなで再び曙橋駅へ。
荒木町をいう横丁の雰囲気も好きですが、底がまるで隠れ家のような窪地になっているというのがこのエリアのオモシロいところですね。
よなよな薄暗い荒木町を訪ね歩くのもオモシロいかも。