先日の東京出張は打ち合わせを詰め込みすぎたのだ。
前日に金沢から大阪に出向いて打ち合わせをしてから東京入り、夜には前の担当のメンバーの来し方行く末を語り、翌日は昼前にまた古巣のビルでちょっとしたご挨拶をして豊洲行き。
豊洲では同じビルのフロアを行き来して午後から打ち合わせを4つ...(^^;)ハハハ。
せっかくの東京出張も仕事以外の時間がなく、そのまま東京駅に向かって北陸新幹線で金沢戻りと、そろそろそんなスケジュールが身体に堪えるお年頃なのでございます...(T^T)(涙)
そんな帰りの道中、3時間以上も座っていられないンで金沢まで一番時間がかからなくて済む『かがやき』までの時間つぶしに、東京駅構内の『仙臺たんや利久』に行ってみることにした。
2年前の冬は仙台案件で何度も仙台に足を踏み入れて仙台名物の牛たんを堪能したものである。
地元のチェーン店から、ジモティオススメの牛たんやまで。
どこも炭火で炙った牛たんといえど、お店お店で味わいも異なり、牛たんの奥深さを思い知らされたのだ。
そんな仙台の牛たん屋さんでも、地元の人が一番にオススメするのが『利久』。
利久であればすでに都内の利久に何度も足を踏み入れているし、近場にあった池袋の利久は客の入りが良い割に、サービスも牛たんの焼き加減も非常に雑で、ボク的には利久はそれほどでもないという感覚だったのだ。
なので、現地のチェーン店の中では利久よりも『伊達の牛たん』の方によく通ったモンである。
そんな利久ではあるが、東京駅の利久の行列ぶりはすさまじく、いかほどのモノか?と訝しみつつも経験せずに判断するのはボクの信条ではないので、今回は時間もたっぷりあるし、潜入してみることにしたのである。
前に5組くらいだったんでそれほど待たずに入れるかと思いきや!?30分近くお店の前に並ぶことになり...(^^;)ハハハ。
普段なら待つこと無く他のお店に日和るところだが、この日はウロウロする気力も無かったんでとにかく待つ。
店内に通されて思ったことは、まずお店の設計が失敗している。
実際にお店の中のテーブルはずいぶん空いていたのである。
テーブル席が空いているにも関わらず、お客さんを中に入れられないのは厨房のグリルの限界なんだと思う。
おそらくお店の設計をしていた段階では、こんなにお客さんが押し寄せるとは想定していなかったんだろう。
いくらお客さんを中に入れても、牛たんを焼き上げる限界よりも集客の方がキャパを越えているのである。
どこかの段階で厨房の設計を見直すべきではないのかなぁ〜と。
で、今回オーダーしたのが『牛たん食べ比べセット』。
通常の牛たん焼と肉厚の牛たん【極】焼の二種類の牛たんが楽しめるセットである。
それと牛たんといったらとろろ!
なぜか仙臺牛たんのお店のセットにはとろろが付いていないことが多い。たいてい別でオーダーしないといけないが、これはセットにとろろが付いているンで安心安心(笑)
注文して早々に牛たんのサラダととろろが。
でも、ご飯無いンでとろろ喰えません!
して、待つことさらに十数分出てきたのがこちら。
牛たん、麦飯とテールスープ。
テールスープにはテール肉がゴロゴロ入ってます。
左が牛たん【極】焼、右が通常の牛たん焼。
それぞれ2枚4切れづつ。
ちょっとミディアムな極焼は肉厚にも関わらず柔らかくてジューシー。しっかり火が通った牛たん焼は香ばしくて牛たんらしい味わいが楽しめます。
というか、池袋店の雑な焼き方と違って、ここ東京駅店は旨いですっ!
久々に食べたンで感動した分ゆるめの評価かもしれませんが、やはり仙台の牛たん焼きは旨いっ!
たかが牛たんだからといって、叙々苑の牛たん食べて満足か?というとそういうワケでもないんだよなぁ〜。焼き肉屋さんの牛たんとまた仙台の牛たんは別の食べ物なのです。
お肉のシンプルな味付けとともに炭火で炙った香ばしさと、そしてあの横にチョイと付いてくる辛子味噌!
この辛子味噌の仕事っぷりが牛たんそのものの味わいと合いすぎているんですってっ!
この辛子味噌がないと仙台牛たんを食べた気がしないくらい、このコンビは絶妙なのです。
『利久』ってやっぱり世間様が言うとおり旨いのねっ!と再確認しつつ、かがやきに乗って金沢への帰路についたのでございます。
あぁ〜金沢で仙台牛たん喰いてぇ〜〜〜っ!!!