巷ではフィルムカメラブームというが、肝心のフィルムの販売終了が続く昨今。
そもそも『フォルムカメラブーム』なるモノが存在するのだろうか?
たまたま自分が興味のある界隈での情報が活発に発信されているからそのように感じるだけで、これは極々限られたクラスタ内だけでのことなのかもしれない。
このFUJIFILMの高感度フィルム、Natura1600は昨年販売終了が発表されて、公式にはこの間の3月に販売終了を迎えたカラーネガフィルムである。
もともとFUJIFILMのコンパクトフィルムカメラであるNATURAに最適化されて作られたフィルムで、ISO1600という高感度は今となっては唯一無二の存在。
室内の照明でも充分にシャッタースピードを確保できるシロモノなのだ。
この一年写真にハマり、これまでに3本ほどこのフィルムを使ったことがある。
そのままISO1600での露出に合わせて使用していたボクは、その日中では白く仕上がり気味な感じが好きになれず、以降買い求めることはなかったフィルムである。
がっ!?いよいよ3末に販売すらも終了と聞くと、後々あってもいいのではないか?と余計な気を回してしまい、10本パックを確保してしまったのである...(^^;)ハハハ。
ちょうど同じ時期にこのNatura1600のTipsを知ることとなり。
それはこのフィルムはISO1600で使用するのは夜景や室内照明の時くらいで、日中はISO400のフィルムとして露出を制御するとなかなかいぃ〜按配に仕上がるというものだ。
これは試す価値はあるかもしんない!と。
まずはISO400での適正露出でどんな写りになるのか見てみようと、絞り優先AE機であるKONICA HEXAR RFのISO感度を400に設定して、Natura1600をセット。
レンズはNIKKOR H.C 50mm f2.0で。
まずはうちのフォトジェニックなうちの小春さんと小豆さんで試し撮り。
うぅ〜ン......この白っぽさが気になるフィルムなんだよねぇ〜。その当たりはISO400でもあまり変わらない感じがするんだけど。
露出補正で1段くらい絞った方がイイのかな?
外での感じはいつもの朝の日比谷公園で。
レンズ描写のせいもあると思うけど、色の乗り具合がハッキリしている感じ。
これはなんていう花なんだろ?
ともすればボヤッとしそうな薄桃色の色合いがクッキリと出てる。
これはNIKKOR H.C 50mm f2.0のマクロ機能で接写したんで、ピント合わせたところ以外はボヤッと感が増してますが...(^^;)ハハハ。
ソメイヨシノが終わったこの頃合い、日比谷公園の花壇にはチューリップが咲き誇っておりました。
なんか、ちと昔のデジカメで撮った時のようなカリカリッとした表現に。
このカリカリ感は好き嫌い出るかも。
なんか色と色の境目にアナログ的な曖昧な色の重なりがなく、デジタルっぽいクッキリした境目を感じてしまって、フィルム写真としてこれでいいのか?とも思ってしまう仕上がり。
この時期の朝の日比谷公園は、なぜか朝からバイシクルな欧米系の観光客に毎日のように出くわします(笑)
記念撮影の後はバイシクルのようで、これはじっくり構えた撮影ではなく、あ゛っ!?と思ってスナップしたモンですが、若干逆光気味なところでもけっこう写ってくれるではないですか。
再び日比谷公園で森林浴(笑)
フト目に止まったこの木の下にぶら下がっている瘤はなんなんだ?
根っこのつもりで生えてきてしまったんだろか?
チューリップ花壇の周りにはいつの間にか小学生が写生のために集まっており。
そういえば、小さい頃はよく写生してたよなぁ〜。
絵を描くのは好きだったのに、高校卒業以来まともな絵は全然描かなくなってしまったけど、その分写真でその衝動を発散してるのかもしれないなぁ〜なんてなことを思いながら...(^^;)ハハハ。
フィルムプリントの仕上がりはほぼその人の好み次第なところもあるんで一概には言えないですが、ISO1600設定に比べてISO400設定で撮ると、このNatura1600をフィルムは色のノリがクッキリするようにボクには思える。
でも、そのクッキリ感がカリカリッとした一昔前のデジカメの描写のようにも思え、フィルムとデジタルの間のような仕上がりになるというか。
今度は適正露出ではなく、意識的にもっとアンダー気味に撮ってみようかな。
ちなみに今回のNatura1600のプリントは、ビックカメラが新たに開始した『写ルンです 選べるデータ化サービス』のiPhone転送でデータのみもらってみました。
いつもはCDなんだけど、管理が煩雑になっちゃうんだよね...(^^;)ハハハ。
データそのものは複数クラウドでバックアップ取ってるから、CDはバックアップ取ったらもういらないというのが正直なところ。
そんな貴兄にはこのiPhone転送のサービスはおすすめ!
なにせ、SDカードリーダーを手持ちのiPhoneに指してものの数秒で完了してしまいます。
これは便利!