この日は2018年最後のチョートクブラぱち塾。本郷裏表大撮影会なのですっ!
といってもブラぱち塾には前から行こう行こうと思いつつタイミングが合わずに、初参加なんですが...(^^;)ハハハ。
なにせ、カメラに興味を持つようになり2年半ばかし。その間に読み貯めたカメラ本、写真本の中では圧倒的に本棚で幅を効かせているのが田中長徳氏の本なのです。
あのチョートク節が奏でる文体が心地よく、けしてカメラマンとかカメラ趣味人が陥りやすいポエム的・ハルキ的な自己満表現から一番遠いところにあるある種昭和軽薄軟体調に通じるような書きっぷりの大ファンなのです。
そんな長徳氏に直接会えるなんて、まずは体調万全に腹ごしらえせねばなりますまイッ!と本郷といえば『麵屋 ねむ瑠』さんへ赴くのです!
お昼なんで並んでいるかと思いきや、やっぱり学生とか多い平日の方が込むんですかね?
店内で一組だけ待っているだけだったんで、店内で待つことに。
この日のちょっと前に職場のメンバーとねむ瑠の濃厚烏賊煮干は醤油と塩のどっちがうまいか?論争をしていたところだったんで、そもそも塩派のボクは久々に醤油で。
相変わらず綺麗なお仕事していらっしゃいますなぁ〜。
焼豚にはブラックペッパーが載ってます。
一枚はこれ以上熱を通さないように、もう一枚はスープのなかに押し込んで、熱を通していただきます。
初めてねむ瑠さんで食べた時はこの刻み玉ねぎは邪魔ぢゃねぇ〜のっ?と思ったんですが、濃厚な烏賊煮干で待ったりした口内をリセットしてくれるこの刻み玉ねぎは、重要な具なのでございますっ!!
細麺だけどシコシコとコシがあり、そしてけして粉っぽく感じさせないこの麵も見事です。
そして、久々に食べてみるとやっぱり塩よりも醤油の方が烏賊風味がマイルドに感じるのでは無いか?と思うようになり。
やっぱり濃厚烏賊煮干は醤油がいいかもしれません(笑)
今回もう一つ久々にいただきたかったのが、そのまま食べられる替え玉!
名前の通りそのまま食べられる替え玉なのです。
って、以前のエントリーでも紹介しましたが(笑)
刻み玉ねぎと刻み焼豚の具も付いてくるし。
これにカウンターにあるブラックペッパーをけっこうたっぷりめに振りかけていただくのがオススメです!
1/3ほど残して、スープにイン!!
カウンターにある烏賊いしるや穀物酢、山椒のピュアオリーブオイルを入れて味変させるのもいいですねぇ。
特に山椒のピュアオリーブオイルは香りが強いんでいいかもしれません。
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で、お腹はしっかりと準備完了!3時間歩きまくっても大丈夫なカロリーを摂取した後に待ち合わせ場所の本郷三丁目交差点のかねやす前に。
『本郷もかねやすまでは江戸の内』ということなんで、ここから西はもう江戸の外。異界の地ということなんですね(笑)
初めてお会いしたチョートク氏は想像以上に独特のオーラを発していらっしゃいます(笑)
本郷三丁目の交差点を出発して、まずは北上。
ちなみにこの日持参したカメラはCanon FTb-NにFD 50mm f1.4とOLYMPUS Pen FTにF zuiko Auto S 38mm f1.8の2台のフィルムカメラ。FTb-Nにはカラーフィルム、Pen FTにはモノクロフィルムを詰めて。
その間の歴史的構造物やお店などの蘊蓄を聞きながらのブラぱち開始です。
こちらの写真屋さんなんて、この1年半ちかく毎月1、2回はお店の前を通り過ぎてウィンドウに飾ってあるLeica M3を毎回ハァ〜ハァ〜とチェックしていたにも関わらず、その上の方に皇室の写真が飾ってあるなんて全然気付きませんでした...(^^;)ハハハ。
なんてな、皇室とカメラの関係の裏話とかまるでチョートク氏のカメラエッセイを聞きながら散歩しているようなブラぱち塾です(笑)
そして今回の本郷裏表大撮影会の目玉の一つがこちらの写真界での歴史的ランドマーク。
本郷森川町の交番前。
今は防災用の倉庫になっているみたいですが、こちらはかの木村伊兵衛が撮影した一枚の写真のロケ地と。
この写真の裏話とかも交えながら本郷森川町の成り立ちを聞いたりしていると、なにやらブラタモリのような錯覚に陥っていきます。
でも、チョートク氏の怪人的佇まいからすると、ブラタモリというより世にも奇妙な物語でのタモさんのような雰囲気ですけどね(笑)
路地から路地へと誘われていくんで、一体ボクは東西南北どちらに向かっているのか途中からすっかり解らなくなってましたが、途中途中にはこれまで本郷に仕事で来てもけして知ることはなかったであろう美味しそうなお店が次から次へと。
こちらのまんさださんとかサンプルにカレーとハヤシしかないんですが、絶対旨いんだろうなぁ〜とか。
建造物としてオモシロい木造3階建て?
なこちらの物件とか。
昭和というよりさらに昔の名残が平成も最後を迎えようとしている昨今に息づいてます。
もう一回一人でこのルートを巡ろう!と思ってもどこを歩いたのか最早全然思い出せません...(^^;)ハハハ。
まさに裏表大撮影会(笑)
こちらの鉄板レストラン ピグさんも、是非食べに来たいところ。
けっこう値段も良心的だと思うンですよね。
こちらが後半のハイライト。樋口一葉が暮らした家!!
なはずが、なんで肝心の家のところを写真に撮ってないんだろう??
この路地の奥の石段を揚がったところアタリにあるんです実は。
でも、多分この写真は次来られるようにと住所のところを撮っておいたんだろうな(笑)
これは逆に樋口一葉の住居の脇から路地を見下ろした写真...(^^;)ハハハ。
そんなこんななチョーク氏とお散歩しよう!あ゛っ!?違ったチョートクブラぱち塾本郷裏表大撮影会なのでした。
あ゛っ!?というまの3時間。撮影会とは名付いているモノのブラブラしながら昔の情景を交えたチョートク節が生で聞けるのがとてもオモシロいブラぱち塾なのです。