久方ぶりのチョートクブラぱち塾!
前回が7月の『秘密の赤羽』だったんで、四ヶ月ぶり!?
8月はブラぱち塾そのものが夏休みで、9月は天気が悪くなりそうだったんで日和...(^^;)ハハハ。
10月はちょうど結婚記念日の日だったんで、予定していなかったモノの、結局台風で中止だったようで。
そんなこんなで四ヶ月ぶりのチョートクブラぱち塾は城北エリア、隅田川と荒川放水路に挟まれた『北千住裏街道』ということで、川跡のようなクネクネな蛇道に方向感覚は全く役に立たず、すぐそばの目的地にも辿り着けずに彷徨い歩く御一行(笑)
北千住の裏街道にはまだまだ狐狸が訪問者を手ぐすね引いて待ち受けているようで(笑)
そんなこの日のお供はこちら。
ボク自身も久々でしたが、この日は天気も良く、集まった不審者は11名!?
長徳先生を初め両田中氏を合わせて、計13名で北千住裏街道を徘徊ですっ!!
集合時間はいつもの13時に北千住駅北口に集合です。
時間通りにブリーフィング開始。
写真の売り込み方の話など。以前写真学校の学生には『数を減らせ!20枚、もしくは30枚限り!』と講義されていたようです。
出版社の編集者もいろいろ忙しいですからね(笑)
以前『ウィーンモノクローム』を出版する際に、『印税、原稿料いらないから100部くれ!』とか言ったとか言わないとか。
でも、一冊500ページで2.5kgということなんで、それが100部送られてくるて.........考えるだけでも空恐ろしいことで御座います...(T^T)涙。
そんなことやら、永井荷風の『放水路』という小品の話やら。
こちらは読んだこと無かったんで、ブラぱちの帰りしなダウンロードして読了いたしました。
しかし、断腸亭って健脚ですよねぇ。
長徳先生曰く、『ブラぱち塾の大事なポイントは個人的に体感してきた東京のメッセージを共有したい』という点ということで。
チョートク本のチョートクマニアとしては、エッセイや写真で長徳先生の視覚や脳内イメージを通して見てきた光景をご一緒できるというのは光栄至極でございます...(-人-)合掌。
ということで、あいかわらずブリーフィングは長いですが(爆)
13:24に終了!
『北千住裏街道』のスタートです!
北千住駅北口から旧日光街道の宿場町通りを目指すのかと思いきや...
さっそく、裏街道を進み往く怪しい御一行(笑)
上を見上げると、狭小地域らしい電線、電話線の幾何学模様。
そんな裏街道をウロウロしつつ、結局宿場町通りに出てきました。
横路地を眺めると、見たことある光景。
この辺りは、以前偽『東京いい道、しぶい道』〜千住いろは通り編で彷徨いた道ですね。
そして、最初のランドマークに到着!
おもむろにカメラを向けた先を最初のうちは勘違いしていたんですが、右側の居酒屋さんではなく、左側の建物の方だったんですね...(^^;)ハハハ。
こちらのなかなかに香ばしく風化しつつある建物はDPE写真材料店。
看板には『料』の字がかけ落ちて『DPE写真材』しか残っておりませんが。
そんな古めかしいDPEを眺めながら、年代物のガラスのガラスの反射を見ていくのも面白いとブラぱちの楽しみ方を伝授するチョートク翁。
たしかに、サッシにくるめられたガラスよりも、昔ながらの木枠のドアのガラスってなぜか艶やかに感じたりするんですよねぇ。
そんなDPEを後にして先へ進む怪しい御一行。
先ほど遠くからチラ見して通り過ぎた氷川神社の鳥居の前をまた通り過ぎます(笑)
氷川神社前の参道にはけっこう洒落散らかしたお店も多く。
そんな雰囲気作りが進んでいる中にも、こんな粋な古民家も残っていたり。
こういうガラス、いぃ〜ですよねぇ。
こういうの見ると、中学時代に中庭でテニスをしていて、旧校舎のガラスをよく割ってたなぁ〜と当時を思い起こします...(遠い目)。
3年間でけっこうな枚数割ってたと思うんだけど、あまり怒られた記憶が無いのはなぜなんだろ??
まだまだ健脚なチョートク翁でございます。
ふとチョートク翁が
『モノクロだと赤い色はあまり取る気にならないけど、カラーだったら撮っておいてもいい』
と仰ってたんで、赤いクリニック(笑)
家に帰ってからEPSON R-D1SのSDカードの中身をiPhoneに転送して、こんなの撮ってたんだっ!?と気が付いた一枚。
今回のぱちモノの中で一番お気に入りの一枚が、こちらの逆光の中のチョートク翁(笑)
そしてお次のランドマークが、こちらの大橋眼科医院。
クラシックな洋館の佇まいが大変よろしぅ〜ございます。
なんかモノクロでも撮っておきたくなり一枚だけモノクロ設定で。
たまたま交差点で信号待ちのところにあった鳴門鯛焼き本舗。
池袋にもありますが、最近このお店増えてますよね。
そんなたいやき屋さんを眺めつつ、参加者の方からなかなかなトリビアをお聞きしました。
天然鯛焼きを謳っているお店は、鯛焼きを1枚づつ焼き、養殖モノはまとめて焼くという違いが実はあるんだそぉ〜です。
なるほどぉ〜と。また一つ賢くなりましたm(._.)m
なかなかシュールなママのイラストが映えるママキッチン。
この辺りでチョートク翁が、当時の木村伊兵衛氏がノクチルックスを評してデッコマヒッコマな描写!と言っていたのが、今になって解ったような感じと仰っていたんですが、話の元がナンだったか忘れてしまいました...(^^;)ハハハ。
ボク的にはママキッチンよりも、隣のcafe COLORADOの方に懐かしすぎて目が奪われてしまいました。
高校時代に、中学の時の同級生が通う女子校の文化祭帰りに駅前のCOLORADOで余韻に浸ってたよなぁ〜と...(遠い目)。
また徐々に裏街道方面へ。
ここで立ち止まるチョートク翁。
街をブラブラしていると目に止まるモノの一つが室外機。
単体では興味を惹かないモノでも、気をつけて見比べているうちに次第に好みの室外機、好みではない室外機の違いがわかるようになってきます(笑)
長徳先生も11/14の『チョートクのカメラノート』でも触れられている、伝説のガードマン『小笠原さん』との遭遇場面がこちらの巴モータース前。
白い木造モルタル住宅前の工事現場小笠原さんはいる?いないよね...(^^;)ハハハ。
そして我々怪しい集団は裏街道どころか、裏道へ!
鍵穴上の『いてください』(笑)
まるで、ドブ川を埋め立てて道にしたかのようなクネクネな蛇道。
今行程を振り返ると、この辺りからすでに我々怪しい集団は狸に化かされ始めていたのかもしれません......。
裏道には裏道ならではの光景が広がっており。
うらぶれた雰囲気に染まり過ぎた赤提灯は、もはや目にも止まらないオブジェです。
狭小エリアの住宅地を通りぬけ...。
出てきた先にはニコニコ湯。
ニコニコというと覚えがあります。おそらく近くにはニコニコ商店街が在ることでしょう。
と思いきや、出てきた通りは大正通りだったりと。
ただでさえ地図が読めない男であるボクは、もはや方向感覚が崩壊です。
でも、旅は風まかせなんで気にせず歩いていると、また好きなガラスが。
こういう艶やかなガラスが好みです(笑)
路地にある青いトタンというのも、いぃ〜もんですよねぇ。
なかにはこんなコンパクトな煙草屋さんが在りました(笑)
これならどこでも、空き地に持っていけば営業できそう。
裏街道から裏蛇道へまた誘われます。
もはや完全に狸の術中にはまってしまった我々怪しい集団でございます。
出てきた先はいろは通りだったり...。
ってことは真っ直ぐ進むと当然ニコニコ商店街だったり......。
彷徨い歩く我々を見て、狸はきっと高笑いだったことでしょう。
でも、彷徨い歩いたおかげでブラぱち猫クラブ活動も出来たりしました。
この日、一匹目の猫様はキジ虎でした。
空き地と物干し竿と洗濯モノ。下町らしい風情です(笑)
駐車場の車止めの陰でお昼寝中だったキジ虎さん。
なんか後半はブラぱち猫クラブ活動に熱が入り始めました(笑)
そんな狸の術中にはまった我々を救ってくれたのが三栄溶接工場の前を通りかかった近所の女性の方だったのです。
我々は千住公園に向かって彷徨っていたらしいのですが、クネクネと狸の仕業で、近くにあるはずなのにどぉ〜しても辿り着けずにいたところだったのです。
この辺のエピソードは『チョートクのカメラノート』の11/15号を参照ください。
千住公園を諦めた我々怪しい集団は教えて貰った近くのもう一つの公園を目指して歩を進めます。
着いたところがこちらの千住柳町児童公園。
こちらでワークショップがてらの小休止。
こちらでのチョートク翁のお話は、
今の千住は隅田川の北と放水路の南に挟まれたところ。
写真という卑しい業を芸に出来ているのはアラーキーくらい。
森山さんはもはや伝統芸能の域に達してしまった。
ホントの写真というのは皆さんのように見えない的を的にしているモノ。
等など、なんか今回はいつにも増して『写真』というモノへの接し方に関する話が多かったような気がします。
そんな長徳先生のありがたいお話を聞きながらも、目の前を猫が通り過ぎるとブラぱち猫クラブの活動が優先されてしまいます(笑)
千住柳町児童公園ではキジ白さんに出会えました。
これでこの日3匹目。なかなかな撮れ高でございます。
そして恒例の本日の参加写!
千住柳町児童公園を後にして、ニコニコ商店街の裏通りを行くと、以前通りかかったタカラ湯さん。
二軒長屋?三軒長屋??だった建物のなれの果て。
残りの部分だけ残しているってスゴいですよね。もうかなり傾いてますが...(^^;)ハハハ。
そしてこの日最後の猫さんは黒白八割れさんでした。
彷徨える我々を最後に癒やしてくれたのがこちらの珈琲モカさん。
なかなか古風すぎる佇まいでございます(笑)
この日は珍しくちゃんとロゴが表に向いている暖簾ですが、いつもは裏返しでかかっているようで...(^^;)ハハハ。
マスター曰く、ワザとそうしているわけでは無くてなにも考えずに暖簾を掛けているんで、後ろ前をチェックしていないんだそうで(笑)
狭い店内は我々怪しい集団で満席...(^^;)ハハハ。
珈琲を所望。
なかなかごゆっくりとドリップされております。
ちょうど御即位パレードの最後の部分をパブリックビューイングなブラぱち塾でございます。
帰りは墨堤通りをバスで北千住駅まで。
右から左へ歩いたわけですが、左半分の迷走ぶりが狸に化かされていた感を実感させられます...(^^;)ハハハ。
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