たまにちと気分転換がてら遠出をしたくなるときがある。
そういうときはSNSのタイムラインで流れて来た写真のなかで気になる場所をGoogleマップに保存しているので、Googleマップの『行ってみたい』リストを参照するようにしている。
今回向かったのは、JR横浜線の根岸駅!
遠出と行っても何時間もかかるようなところではなく、せいぜい池袋から1時間から2時間くらいでつくような所がせいぜいで...(^^;)ハハハ。
池袋からは副都心線で横浜駅まで出て、横浜駅でJR横浜線に乗り換えて根岸駅まで。正味1時間半くらいの道程なのです。
なんの土地勘も無いまま、とりあえずGoogleマップを開いてみるとこの根岸周辺では根岸森林公園をグルッと囲うように『行ってみたい』リストのポイントが点在していたので、まずは東町の明治廿七八年之役戦死者碑から。
写真の通り道端の根岸八幡神社の境内の端っこに無造作に置かれているワリにはけっこうな大きさの碑が立っていた。
こちらは日清戦争で戦没された帝国陸海軍の慰霊碑なのだそう。
とはいっても、なんかこの扱いはどうなの?という感じなのですが...(^^;)ハハハ。
明治廿七八年之役戦死者碑を後にして、次の地点までGoogleマップが指し示す通りに歩いていると、なんかイヤな予感......
この辺りの住所は根岸旭台と有るように台地状になっており、目の前には先が見えないほど延々と続く階段...(^^;)ハハハ。
でも、写真右下に写り込んでいる子どもを抱えた女性がなんの躊躇もなくこの階段を登り始めたんで、あ゛れっ!?ひょっとしてたいしたこと無い??
と思って階段を登り始めたところ、とんでもない階段というか山道そのもので、とはいっても先を進む子どもを抱えた女性以外にも、この階段路を行ったり来たりする方と何人すれ違ったんで、これはかなりしんどいけどこの台地で生活を営む方には普通の生活路なんだろうなと...(^^;)ハハハ。
登り切ったときにはもう肺も心臓もバクバクで、挙げ句の果てにこの日の朝は喘息の薬を飲み忘れて来てしまっていたことに気がつき、もう死ぬかと思いましたが(笑)
登り切ったところはまさに平かな台地のてっぺんといった面持ちで、所々このような広大な空き地が点在しておりました。
この後所々で触れますが、この辺りは以前は米軍施設やアメリカンハウスがあったらしく、こういう空き地もその施設が取り壊された跡地なのかなと...(遠い目)。
根岸森林公園の縁に沿って次のポイントに向かっていたんですが、その途中でなんともレトロな消火栓をお見かけしたんでパ写リ!
かなり錆び付いてますけど、まだ消火活動で使えるんですかね?なんかネジ止めの部分が腐食して蓋が開かなさそうですが...(^^;)ハハハ。
しばらく歩いているとようやく次のポイントが見えてきました!
そうそう!SNSで流れて来た写真のこの『FIRE STATION』の赤いレトロなフォントが気になって、Googleマップに保存してたんですよね。
こちらは第五消防署という消防署なのですが、この英字の通り米軍施設でもある?あった?様なんですよね。
消防署の前にはニューズペーパーの販売機もあったり。
建物の中にはまだ『U.S.NAVY』と印字された車両が駐車されていたり。
根岸森林公園の周辺にはまだこのように米軍施設が点在しておりました。
主に横須賀基地関連の米海軍施設のようですね。
次のポイント、今回の根岸詣でのランドマークともいうべき場所に向かって歩いていると、なにやらボク好みな路地に入り込んでしまいっ!?
なんと根岸にもまだ昭和な長屋の路地が残っておりましたっ!?
しかも玄関先には共同の物干し台も健在です!!
相対して右側はまさに平成な物件。
こんなところにも昭和と平成の狭間がございました...(^^;)ハハハ。
そんな長屋の路地を抜けて目的地に向かっているとニョキッと姿を現し始めた今回の目的地っ!?
今回わざわざ遠出をしてもみてみたかったのがこちらの根岸の悪魔城っ!?!?
周囲は公園と広場に整備されてなにもないところに忽然と聳え立つ悪魔城。
中世風な三塔が聳え立つこの特徴的な建築物は『旧根岸競馬場一等馬見所』といわれているモノでして、
中には入れればどれだけ面白い物件か!と思うのですが、残念ながら老朽化にともない建物内ばかりか敷地内へも立入禁止の状況になっております...(T^T)涙。
ただ、建物前の真田丸みたいなスペースには在りし日の根岸競馬場の写真が展示されており、当時の姿が偲ばれます...(遠い目)。
とはいえ、なんとか観覧席側をのぞき込めないモノかと、悪魔城の左右を廻りこんでみたんですが、右側はこれが限界...(^^;)ハハハ。
側面のブロックも大分崩れ落ちているようで確かに危険ですね。
右がダメなら左はどうだ!と廻ってみたところ、左側もこれが限界で辛うじて観覧席の段々が感じ取られる程度でした...(^^;)ハハハ。
でも、観覧席が向いている方向には当時の競馬場があるはずなんですが、どうやらその部分は現在別の用途で使用されているんですよね。
なので、一概に危険だから進入禁止なだけではなく、特別な大人な事情がありそうで?
と、公園を出てみるとその理由がわかりました。
観覧席側の旧競馬場のコースにあたる敷地の部分は現在は米軍の関連施設の敷地になっているようで、そらぁ〜一般の日本人は早々簡単に入れませんわな...(^^;)ハハハ。
そんな旧根岸競馬場一等馬見所を後にして、次に向かったもはJR山手駅の真ん前。
仲尾台の根岸外国人墓地でございます。
そぉ〜いえば、これまで横浜のいわゆる有名な外国人墓地って行ったこと無いンですよね。
今回はそれより規模の小さな根岸の外国人墓地。
外国人墓地らしい十字架を掲げた墓石はこの写真の一角くらいしかなく、あまり外国人墓地っぽさを感じなかったンですが、
こんな風に墓石に聖書を形作られているモノは、外国人墓地ならではですね。
そんなこんなで、根岸旭台を登頂して(笑)第五消防署〜旧根岸競馬場一等馬見所〜根岸外国人墓地とほぼほぼ根岸森林公園をグルッと一周して来たところで、JR山手駅から次のポイントに向かいます!
ちょうどランチタイムに入ってきた頃合いで、桜木町で下車。
桜木町に来たら行くところは決まってんでしょ!と一目散に向かいますが、その模様は次回のエントリーにて(笑)
とりあえずお腹を満たしたんで、腹ごなしがてら野毛の界隈を散策です。
こちらのラーメンの店もなんか進入禁止の感じになってますが、ついに解体ですかね?
おとなりの『そうるや』こと魂屋さんは相変わらずなようで、
ここに来るとこのナニか魔除けの様な模様をついつい寄りで撮りたくなってしまいます(笑)
今回超広角のレンズを付けていたんで、初めて魂屋さんの横の壁画の全景が撮れました!(笑)
ということで野毛といえばお決まりの都橋商店街でございます。
この辺りは何回かちゃんと撮って廻ったんで、せっかくなんで一枚!くらいな感じで簡単に何枚か撮って後にしました。
馬車道駅に向かっている途中、こんな『ノラねこ通り』という通りを初めて認識したんですが、ちょっと歩いてみましたが野良猫さんはいらっしゃいませんでした...(^^;)ハハハ。
そんなこんなで帰りは馬車道駅から副都心線直通の各駅停車に乗って池袋へ。
いやぁ〜さすがに各駅だと池袋まで1時間以上かかるんで、さすがに座りぱなしだとお尻が痛くなりますね...(^^;)ハハハ。