上京前の実家暮らしの際には駅前の不二家のケーキ屋さんやら、ちっと郊外の不二家レストランによく行ったモノである。
どちらかというと気合い入れて行くような洋食レストランではなく、いわゆる70年代以降増えていったファミレスの一つの認識で、あくまで気楽にグループで入って食事しながらワイワイガヤガヤ時間つぶしをしていた記憶でしかなかったのだ。
そんな不二家レストランが池袋の東武百貨店にもあることは知っていたが、お昼時は常にファミリーチームが信じられないほどの列をなしているので、黙ってお店の前を通り過ぎるのが常であった。
3月上旬、良い加減免許更新しないと期限が来てしまうボクとちょうど誕生日を迎えたばかりのうちの相方さんで揃って都庁の免許センターへ免許更新に行った平日のある日、ランチに東武百貨店のSPICEをウロウロしていたら、列をなしていない不二家レストランが目に止まったのである。
ここで入らないともう一生中に入ることはないのではあるまいか?
と思ったところで、そんなに不二家ファンでもないのだが、まぁ週末はいつも混むので空いてるときに入ってみようと初入店!?
と、着席してマジマジとメニューを見てみると......
ランチメニューからしてなかなかのお値段...(^^;)ハハハ。
なんか昔の高校時代にみんなとキャッキャしていた頃の不二家の値付けの感覚と恐ろしいほど乖離しているのである。
銀座の洋食屋さんとまでは行かないが、せいぜいガストと変わらないくらいの価格帯かと思いきや、なんか妙に洒落散らかしたメニューで若干絶妙にお高いのである。
これは昨今のなんでもかんでも値上げの影響を受けた値付けなのだろうか?
それとも不二家レストランは知らないうちにハイクオリティーなワンランク上のレストランを標榜するようになってしまっていたのかっ!?
なんかこの価格帯でファミリーチームで食事するとなかなかのお会計になると思うのだが、東武沿線市民は皆さん上級国民なのだろうか?
メニューを端から端まで確認しながら、いつダッシュで店を後にすることも可能なように次第に椅子から腰も浮きかかっていたのだが...(^^;)ハハハ。
なんかここで食べるくらいなら、まだ同じ値段でも洋食屋さんのキッチンチェックで食べた方が満足感はあるよなぁ〜と思いつつ、でも多分もう来ないかもしれないから一度くらいは今の不二家レストランを味わっておくのもありだよなぁ〜と思い返し(笑)
ボクが注文したのは牛フィレ肉と4種のきのこの贅沢ボロネーズ。
まぁいわゆる一つのミートソースです(笑)
しかし!?舞茸にしめじにエリンギにあとなんだろ?4種類のきのこがタップリ入っておりまして、
通常のミートソースと明らかに異なるのは写真の通り牛フィレ肉の角切りがそのままゴロゴロと入っているのでございます!?
噛み応えはまさにフィレ肉のステーキを食べている感触(笑)
うちの相方さんは食事とデザートをいただくには値段が高すぎるっ!とデザートのみにしてあんバターと抹茶のホットケーキ。
いやぁ〜なんか昔々の素朴なファミレスの雰囲気はどこへやら?
老舗の一流洋食屋さんのようなちっと凝った料理に高めの価格、もっと普通でいいので500円くらいやすい低価格帯のメニューでもいいと思うんだけどなぁ〜。
いつからこんな高いレストランになっちゃったんだろ?