2021年1月7日夜、ついに1日の感染者が2000名を超えた東京都を中心に隣接する神奈川、千葉、埼玉の1都3県に対して緊急事態宣言が発出された。
年末年始休暇に掛けての1日の感染者数の増加はそれまでの比ではなく、ドコでダレから感染したのかもわからない市中感染のコワさを改めて思い知られた。
4月に発令された緊急事態宣言が解除されて以降、特に秋本格化してからは正直気が緩んでいたのも確かである。
我が家においても、あの石橋を叩いて叩いて打ち壊した挙げ句にけして渡らないほどの慎重に慎重を重ねてきたうちの相方さんがついに外食OKの詔を発出したのが10月下旬。
以来、週末ランチOKなのね!という雰囲気が我が家にも漂い始めたのである。
そんな喪明けのような雰囲気もつかの間、11月には200人前後で推移していた都内の1日の感染者数も12月になると倍増の500人台、年末大晦日には一気に1300人台に激増するという、もはや春先以上の状況悪化を受け、ようやく1月7日に再び緊急事態宣言発令に至るという状況にある。
春先の緊急事態宣言の頃、ボクは敢えて色のない街を残しておきたく、モノクロで写真を撮っていた。
今回は緊急事態宣言が再び発令される前から、なんとなくそろそろモノクロで撮りたいなぁ〜という気分が高まり、年が明けてからはモノクロで朝写ンをするようになっていたので、今回の緊急事態宣言下もモノクロで残しておこうと思ったのだ。
緊急事態宣言が再び発令された直後の3連休。その中日であった1月10日の朝。劇場通りを南下して上り屋敷通りから目白を目指してお写ン歩した際の池袋西口マルイ前交差点の1枚である。
特に緊急事態宣言を意識して撮ったわけではなかったのだが、家に帰って改めて見ると車の気配もなく、信号待ちをする男性が交差点にただ一人佇む光景。
事前に『緊急事態宣言下』という情報をインプットされるとなかなか無機質で寂寥感の漂う一枚である。
実際に再びの緊急事態宣言下の池袋はどうなんだろうか?
今回は前回と比べると『STAY HOME』というキーワードも聞こえてこない。
感染の度合いは今回の方がヒドいけど、なんか前回にくらべてユルい気がする今回の緊急事態宣言......。
池袋西口は繁華街はあれど住宅地も隣接する街なんで、よりあちこちから人が集まる池袋東口の状況を見てみようと、翌日は池袋東口を周遊してみることにした。
まずはHarezaやWaccaが囲む池袋リニューアル大作戦の一角である中池袋公園。
そんな中池袋公園を長らく見つめ続けているこの梟には人間共の営みがどのように映っているのだろうか?
ここはコロナ禍以前より池袋ネコ歩きminiの北ウィングコースの帰り道なので、平常時の週末朝の光景とさほど変わらない。
ただオールで過ごした若人がポツンポツンと佇む姿を見かけないのはやはり緊急事態宣言下だからだろうか?
こちらはサンシャイン通り。
夏が終わる頃合いから徐々に週末朝の人出が増えてきた通りである。
さすがに本格的にサンシャインのイベントが再開されていないので以前のようなゴロゴロを惹いた女子軍団が朝からゾロゾロという光景は見かけなくなったが、それでも春先の緊急事態宣言に比べて12月頃は結構一通りが増えていたこの通りも、この日の朝はまたかなりポツンポツンと見かける限りになっていた。
ここまできたら覗いておきたい横丁がある。
一つは栄町通り。
緊急事態宣言であろうがなかろうが、横丁なので朝はほぼ人出のない通りである...(^^;)ハハハ。
こういう個人商店の集まりである横丁は緊急事態宣言の煽りをモロに受けるだろう。
当然、解除後のこういったGOTO施策を活用して春先の売上げ減の回収をはかる気持ちもよくわかる。
こういった横丁は文化であり、池袋においても数少ないエリアとなってしまっているので、なんとか今回も持ちこたえて欲しい。
そんないつもとかわらない朝の栄町通りでした。
そういえば、このコロナ禍ですっかり遠のいてしまっているのがグルメバーガー屋さん...(遠い目)。
栄町通りの並びにあるこちらのEAST VILLAGEさんのグルメバーガーも随分長いこと食べてないなぁ。
もう一つ訪れないわけにはいかないのが美久仁小路。
秋口にも訪れました、こちらの美久仁小路には水窪川の源泉があるんですね。
秋口に比べて雑草群がすっかり枯れて、一部分だけ繁っているんですが、この部分が源泉なんですかね?
そんな美久仁小路も休みの朝はほぼ人と出会うことはありません(笑)
美久仁小路を通り抜けて、池袋東口に突き刺さる大通りへ。
こちらはグリーン大通り。
うちの前を通る劇場通りもそうなんだけど、緊急事態宣言を受けて明らかに大通りを通る車の交通量が減っている気がする。
グリーン大通りを越えて、南池袋の新規池袋移住民のオアシス南池袋公園へ。
ここは流石に朝だし、冬で寒いしで緊急事態宣言関係なく人は居ないよなぁ〜という感じ。
ただ昼間はいつも人々が集まるこの場所に人っ子独り居ないのはなにか奇妙な光景に写ります。
ここは南池袋の好きな路地で、どら焼きで有名はすずめやさんがある路地。
こちらのお店は早々に緊急事態宣言下での営業をお休みするとのこと。
池袋ネコ歩きminiの南ウィングコースで毎週末通りかかるあずま通り。
でもこの通りは正直いつも朝はこんなモンです。
そして池袋東口前を通り抜ける明治通り。
ここもやはり車の交通量は減っている気がします。
池袋駅東口・西武口前。
平日であればもう少し通勤の方が増えそうですが、池袋に遊びに来た地方の若人的な乗降客はほぼ見かけません。
そんな今回の緊急事態宣言下の池袋東口周辺の光景でした。
政府は一か月で片を付けるようなことを言ってはいますが、さてこのエントリーがアップされるであろう2月初頭の状況はどうなっているのでしょうか?