最近すっかり散歩づいているうちの相方さんが、
♀『週末は要町まで散歩がてら、ついでにやぶ重でお昼にしよう!』
と宣われた。
夫婦揃って仲良くお散歩は問題ない。むしろ大歓迎で尻尾ブンブン振りまわすくらいにウェルカムである。
しかし、その先に行き着くところがやぶ重でいいのだろうか?
ようはせっかくの週末デートである。たとへ池袋界隈から滅多に出ない我が家であっても、山の手の副都心の一角を示すこの界隈には多少はお洒落なお店に不自由はないはずなのだ。
それがよりにもよって、日常感丸出しの駅前の蕎麦屋であっていいものなのだろうか?
と、零コンマ何秒の間にボクの灰色の高速コンピュータが計算して導いた答えは、これでいぃ〜〜のだっ!
である。
なによりやぶ重は同棲時代から6年間、当時テイクアウトなんか日常的ではなく、出前といったらやぶ重というくらいお世話になった我が家の想い出の味。
旨かろうが不味かろうが母親の味は舌の記憶に染みついているということと同じようなモノだ......そうなのか?
ということで、池袋西口の我が家から古巣の要町駅前まではうちの相方さんの速度で歩くとゆっくりで30分くらい。
春の御陽気で長T一枚くらいでちょうどいいくらいの良き天気の中、ブラブラと昔要町から池袋まで歩いていった時の道を思い出しながら逆走したのです。
いつみても、典型的な駅前蕎麦屋の外観なやぶ重さん(笑)
ドアを引いて店内に入ろうとすると、なんと最後の一席!?
日曜お昼のやぶ重さんてこんなに混んでるモノなのかっ!?
とこんな満席になるようなことは想定していなかったんでビックリな我が家。
ほとんどが近所の方々な感じで、厨房も4人も入って終始大忙しな感じでございます...(^^;)ハハハ。
店内はテーブル席のみで、左側にこんな感じの4人テーブル席が一つ。右側に4人掛けが2卓と2人掛けが2卓のみ。
なんどか紹介しておりますが、メニューは昔から変わらぬラインナップ!
でもやぶ重さんてセットメニューとかないから困るんですよねぇ。
結局ボクが頼むのは唯一無二の最強かつ丼か、天ぷら旨し!な天ざるかの二者択一なのです。
できればどっちも喰いたいんですが、セットメニューはなく......結局、かつ丼頼んだら天ざるにすればよかったなぁ〜とか、天ざるにしたらしたでかつ丼にすればよかったなぁ〜と選ばなかったもう一方が気になって後悔しきり...(^^;)ハハハ。
テーブルの調味料もいつも変わらずな正油、七味、胡椒のみのシンプルなラインナップ(笑)
ということで、この日は前回一年数ヶ月ぶりの外食解禁でなぜかやぶ重さんに来たときにかつ丼だったんで、天ざるにっ!
+100円でそばを大盛にできるんで、大天ざるでございます(笑)
あまり期待されても困るんで、正直に申し上げますが昔からやっている蕎麦屋ではございますが、そば自体はどちらかというと繋ぎが多くそばの香りを楽しむようなタイプではございませんので、あしからずm(._.)m
日常のそば屋はこれでいぃ〜というくらいのそばでございます(笑)
かつおを初め、節の出汁がしっかりと出ていてキリッとした仕上がりのそば汁。
これ、関東の人間だったら安心する味じゃないですかねぇ。
かつ丼にはこの出汁で煮込んでるからあのしょっぱい唯一無二な味になるんだなぁ〜。あ゛ぁ〜やっぱりかつ丼食いたくなってきた...(^^;)ハハハ。
そして、かつ丼と同等に天ざるに執着しているのはそばではなく、この天ぷらなのですっ!
天ぷらに関しては正直天ぷら屋さんのクオリティなのでございます。
海老天にカニカマ天、かぼちゃ天、茄子天、ピーマン天の5品あるンですが、なにより海老がブッとい!?
ほかの野菜類もそれぞれ野菜自体が美味しく感じる野菜を使ってます。
そこにパリカリサクッと程よい割合の衣が加わり、店員さんにお塩をもらって食べたくなるような駅前そば屋にあるまじきクオリティの天ぷら各種でございます!!
最後はちゃんとそば湯で締められます...(-人-)ごちそ。
日曜日はこんなにお客さん入るんだぁ〜とはじめて知った要町民に愛されるやぶ重さん。
できればかつ丼とそばのセットメニューをつくって欲しい(笑)