大塚駅前で40年以上にわたり営業されてきた老舗ラーメン屋さんの『ホープ軒本舗』さんが、今年の2月に残念ながら閉店してしまってました...(; ;)ハラリ。
山手線で職場に通うようになってからたまに大塚駅に近づくと見えてくる灯りに照らされた黄色いお店を山手線の車窓から見かけるとちょっと一杯食べていこうかなぁ〜とよく吸い寄せられたりしたモノでした...(遠い目)。
しかし、以前ブログでも書いたと思いますが、コロナ禍前くらいになると店内は外国人の店員さんとかパートのおばちゃんで回すようになっており、スープや麵の茹で加減といったラーメン屋として一番大切な部分がないがしろにされている感じがしてしまって遠のいてたんですよねぇ。
でもコロナ禍が明けて再訪するとちゃんとした店員さん(という言い方も変ですけど)でお店を回すようになっていて、ラーメンの味も昔ながらのホープ軒本舗に戻っており、これはまた再訪する機会が増えるかなぁ〜と思ってたんですが、どぉ〜やら閉店前には長いことお店を閉めておられたようですね...(T^T)涙。
なんか昔ながらの名店が無くなってしまうのは悲しい限りですが、先日広州市場に行くために大塚駅に降り立った際に、老舗跡地に早速新しいお店が営業を始めているのを見かけたのでございます。
ホープ軒本舗の黄色と違って黒を基調とした店構えのこちらは『中華そば喜富』さん!
ほぼほぼ居抜きで営業開始されているようで、ホープ軒本舗さんの時のように、外からカウンターで立ち食いも出来るようです(笑)
まずはお店の外にある券売機で食券を購入です!
こちらは醬油と塩のようですね。
あとはつけそば。
醤油にこだわりがあるようです。
店内は正面の気合いの入った歴史を感じるホープ軒本舗さんの看板が無くなったことと、店内にあった券売機がなくなったこと以外は、ホントホープ軒本舗さんの時のままです。
最近のラーメン屋さんにありがちな各種のこだわりが書かれてます。
まぁ、初入店の時は具合が解らないんで、こういうのがあるとイメージ沸きやすいですけどねぇ。
調味料は黒七味にお酢と胡椒。
ちなみに店員さんは中国系っぽい女性の店員さんと、東南アジアっぽい男性の店員さん。
......以前のホープ軒本舗さんのバイトとパートで回してた頃の想い出が蘇り、なんかイヤな感じがしました...(^^;)ハハハ。
まぁ、大手資本が入ったお店だったら、セントラルキッチンでスープとチャーシュー作って各店舗に配送して、お店ではマニュアル通りに麵を茹でて、具材を切り分けて、湯煎したスープをかければどこの店舗でも同じラーメンが作れるということなんだろうけど、でもねぇ...(^^;)ハハハ。
よくよく厨房を眺めていると、寸胴でスープの出汁も作ってるみたいだし、どういう運用なんだろ?といろいろと味以外の興味を惹かすお店です(笑)
この日注文したのは特製醬油そばに雲呑トッピング!
この醬油らしい黒々としたスープ!?なんかどっかで見たことあるし、堪能したことある感じ?と過去の記憶が蘇ってきました。
特製は1380円というなかなか今どきにしては攻めた価格設定ですが、具はなかなかのラインアップでした。
チャーシューはしっとり食感でさっぱり目の鶏チャーシューが2枚に、ローストポークのような柔らか食感の豚チャーシューが2枚。
この手の豚チャーシューって最近の流行りなんですかね?色んなところで同じような豚チャーシューをいただいている気がします。
ただただおいしいです(笑)
それ以外にはねぎとメンマ。
ネットでオープン時の記事を見たんですが、当時は白髪ねぎだったようですがねぎを代えたんですかね?
このラーメンには白髪ねぎの方が香りも食感も合ったような気がします。
特製なので雲呑も入っていたようですが、最近雲呑にハマっているのでトッピングで追加しちゃいました...(^^;)ハハハ。
餡の味はいぃ〜ンですが、餡が絞まりすぎて堅く感じました。
もう少し繋ぎを工夫した方がいいかも。
そして五種類の醬油をブレンドしたというこだわりのスープ!
これ、富山ブラックじゃありませんか?と一口飲んだ瞬間に富山で何度となく喰らった富山ブラックを思い起こしました。
といっても、有名な『西町大喜』の不味い富山ブラックでは無くて、本来の富山ブラックの味を守っていると言われる『大喜根塚店』の方の味のような...(遠い目)。
麵も、最近この手の平打ち麵が流行ってるんですかね?
ボク的に一番好きな麵のタイプなので嬉しい限りですが、さらにちょっと硬めに茹で上がっていてワシワシ感もあり、これ好きです!
もぉ〜この色観ると富山ブラックにしかみえませんが、正直この醬油スープはボクには合わない気がしました。
出汁の旨みよりなにより醬油のキレばかりが先立って感じてしまい、舌が慣れてくると醤油感しか感じなくなってしまうんですよねぇ。
これもう少しなんとかならないのかな?
という感じで、ところどころ良い面もあるんですが、今度塩そば喰ってみようかな?
そうすればこちらの出汁の作りの良さが解るかもしんない!
ということで、最終評価はまだ先延ばしな感じの大塚駅前の新店舗『中華そば喜富』さんでございました。
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