今年は年明け早々から興味を惹かれる写真展が続いておりまして、まだエントリーをアップ出来ていないですが、1月の鈴木信彦氏の『TOKYO HEAT WAVE』に続き、2月に入ってからは次から次へとギャラリー巡りな週末が続いております。
まずは四谷のギャラリーヨクト!
こちらでは2/19までなんとわれらが弥次喜多さんのお師匠さんで在らせられるという山崎弘義氏の『路上の匂い』の写真展が開催されております。
なんか、毎回何階だったかよくわからないギャラリーヨクトさんなんですが、階段奥の1階なんですよね。
毎回迷子になります...(^^;)ハハハ。
今回展示の写真は新刊の『路上の匂い』からセレクトされた数点ですが、1987年から90年の東京都内、まさにバブル期真っ只中の世情の瞬間を切り取ったスナップは、どれもこれもいまでは感じられない生命力に溢れてます。
『CROSS ROAD』の方は1990年から1996年というバブル崩壊後の幻想の中を漂っていた都内ということで、この2冊の写真集でバブル崩壊を挟んだ都内の10年を振り返ることが出来るんですね。
オマケに、この『CROSS ROAD』にまだ出会う前の会社の先輩の学生時代の姿と、デート中の大学の同級生が写っているのを発見してしまいましたっ!?(笑)
この日は四谷から新宿へギャラリーの梯子でして(笑)
新宿通りって、今はもう歩行者天国が解禁になってたんですねぇ。
次の展示会はこちらの新宿北村写真機店。
新宿でカメラというとついつい西口のマップカメラとかその界隈に向かってしまうんで、なぜかこれまで入店したことなかったんですよね。
なので、今なお小綺麗な店内の雰囲気からなぜか緊張してしまいます...(^^;)ハハハ。
目指すは6階のイベントスペースでございます。
こちらでは2/12まで渡部さとる氏の『da da in monochrome』の展示が行われておりました。
このエントリーがアップされる頃には終わってしまってますかね...(^^;)ハハハ。
渡部さとる氏もご自身のYouTube動画の中で、展覧会における映像の在り方に言及されていますが、今回はプロジェクターで『da da』撮影時のインタビューがガラスを越えた向こう側の壁に映写されてました。
展示内容はカラーで印刷された『da da』からモノクロームプリントされたもの。
もともとカラー版で慣れ親しんだ写真がモノクロになると、抽象化が一気に進んでまったく別の写真に感じられるモノなんですね。
特に個人的に気になったのが、馬の写真と体育館の写真。
馬の写真は冊子にはなかったバージョンだと思うンですが、モノクロプリントされたものを観ているうちに、なんか銅版のレリーフを見ているかのような錯覚に陥りました。
これは気になったもう一つの日差しが入り込んだ体育館もそうなんですが、銅版画ではなくて銅版そのもののような金属感がとても印象的でした。
ちなみに『da gasita』は事前にネット注文でゲットしておりました。
2/1からの販売開始に当日21時くらいに気がついて、急いで注文して、なんと配送されてきたのが2/3の朝という素速さッ!?
改めて『da da』と『da gasita』を見返しましたが、渡部さとる氏の写真は、一見人の優しさが先立ってくるんですが、その奧に潜む人間の強さ、たくましさを感じられますよね。
そんな四谷〜新宿巡りの翌週は神田へ!
神田というとこちらの五ノ神水産に立ち寄らないわけにはイキませんが、こちらのエントリーは気長にお待ちください(笑)
多分3月後半くらいのアップになります。
この辺はJR神田駅から真っ直ぐ一本なこともあり、ところどころ気になるお店があるンですよねぇ。
こちらのステーキの店アナンダもとても気になり、後ろ髪を引かれながらも目指すは、
こちらのTOKYO BRIGHT GALLERYさん!
前回も同じく、われらが弥次喜多さんの写真展で訪れましたが、今回も喜多研一氏の『空き地にて』にお邪魔ですっ!!
とビルの入口まで来てそういえば5階だったということを思い出し、気持ちが萎えて帰ろうかと思いました...(^^;)ハハハ。
休み休みえっちらこっちら5階分の階段を登って、よぉ〜やく到着...(^^;)ハハハ。
まさに今回のタイトル『空き地にて』の通りの空き地の写真に囲まれております(笑)
当日喜多さんとも話したんですが、いま都内で見られる空き地ってこういう建物が撤去されて歯抜けになったような空き地ばかりなんですよね。
昭和40年代から50年代にかけて、都内はもっと早かったかもしれませんが、地方でも都市部にはドラえもんに出てくるような空き地がそこかしこにありました。
空き地には土管を筆頭に工事の資材が置かれていて、子供たちには格好の遊び場。
秘密結社のアジトになったり、かくれんぼ、おにごっこの舞台となったり。
今の空き地を見ていてなにか足りないなと思っていたんですが、土管ですよね。
当時はまさに生活インフラの工事が都市部を中心に進んでおり、そこかしこで道を掘り返して下水道や都市ガスのガス管を埋めまくっていたんですよね。
その資材置き場としてあの空き地があったんだと知り、今となってはもうあの空き地を見ることは叶わないのだなぁ〜などとくだらない話をしゃべくり倒してすいませんでした...(^^;)ハハハ。
それと喜多さんが用意されていた『GROUND RESUME』に関する東京23区の2冊のファイルを拝見させていただきました。
あれこそ喜多さんが歩き倒したことの財産ですよね!
いつの日かあの貴重な一枚一枚が写真集に結実することを夢見ております(笑)