Twitterで見かけた初めて目にした不思議なネーミングのフィルム。
脊髄反射でポチったのが11月の第一週の頃合いでした。
2、3日してやって来たのがこちらのフィルム『宇宙の片隅ISO400』。
いわゆる普通のフィルムメーカーのフィルムのパッケージでは見かけたことのないチープなマンガ調のイラスト。
パッと見、色味とか駄菓子屋に並べられてる駄菓子見たいじゃないですか?
これでもれっきとしたフィルムでしかも常用使いやすい感度ISO400のデイライト用のフィルムです。
いちおうC-41処理のフィルムですが、ビックカメラでは店内現像ではなく、工場経由というコトでモノクロフィルムとかと同様に現像に一週間ほどかかります。
パッケージの中は半透明のフィルムケース。
パトローネもパッケージと同じイラストのシールが貼られています。
フィルムケースからパラッと落ちてきたのがこちらのDXコードシール?
昨今のパトローネには当然のようにこんな風にDXコードが張られてます。
電子制御のフィルムカメラではこのDXコードを読み取って感度いくつのフィルムが装填されたかを自動的に判別する機能が付いてるんですよね。
そんなDXコード機能を機能させるためにわざわざ別シールを付けてるんですかね?
とりあえず貼っておきました(笑)
今回この宇宙の片隅ISO400の試し撮りに使用するのはこちらのKONICA HEXAR RFに久々のロシアンレンズなJupiter-8。
とりあえずパトローネを入れて、裏蓋を閉めると勝手に一枚目を認識してくれます(笑)
DXコードシールを貼ったんで、自動で感度を認識してくれるはずなんですけど、失敗したら怖いんでISOは400にセットします(笑)
試し撮りに出かけたのは11月第二週の平日の朝ン歩で。
近所の公園には餌待ちの最近かなり久々の再会を果たした黒ブチ母さんと子供だった黒さん。
黒さんもいつの間にか立派に成長なされて...(T^T)涙。
池袋ネコ歩きの北ウィングコースを辿って蔦の絡まるブロック塀を。
この枯れた色合いとかは以前のFUJIFILMの業務用100に似てるかなぁ。
でも緑の出方は宇宙の片隅ISO400の方が控えめかも。
路地の猫だまりのキジ虎爺ちゃん。ちょっと露出オーバー気味...(^^;)ハハハ。
実際は朝なんでも少し青味がかった色合いなはずなんだけど、やっぱり赤味というか枯れた色合いに寄っている感じ。
まだお休み中な成田エクスプレス。
朝陽の光のベクトルの影響なのかやはり赤系が強く出ます。
大好きな上池袋二丁目アパートを敢えて逆光で。
日光が入らない日陰で囲まれているところでは青っぽく仕上がります。
アパートの外の通路でも青系が強く出ますね。
これがどちらにも寄らずに一番素直に色が再現されているような気がする。
敷地内に不法投棄されていた燃えないゴミ(笑)
順光の空は実際よりも濃く青々と仕上がります。
ここで晴れた日に朝フィルムで撮ると絶対こういう青々とした空になります。
上池袋二丁目アパートの前の路地も大好きなところで。
順光だけど日向と陰が激しいところでもなんとか辛うじて影の部分も潰れきってはいない感じ。
順光で直射日光が当たっているポストめがけて。
スゴくこってりした色合いになってます。青も赤も緑も全部載っかった感じ?...(^^;)ハハハ。
これはレンズ性能にもよるのかな。
池袋駅東口の方へ足を伸ばして、一応日陰だったMR探偵BARを正面から撮ってみたんですが、青海ではなく枯れた感じの方が強く出ましたね。
なんか前の写真とこの写真はKodakのフィルムみたいな色合いに見えるなぁ。
敢えて黄色を確認しにAlii Alii Cafeを一枚!
これは現実色にあった色味で再現してる感じですね。
最後は日陰の愛の南京錠。
やっぱり日陰では青みがかります。
結局24枚撮りとは言いながら27枚イケました。
も少しクセの無い今風なレンズの方が良かったかもしれませんね...(^^;)ハハハ。
今回の印象としてはFUJIFILM業務用100の緑を若干抑えて、全体的に枯れ風味を加えたような仕上がりのフィルムではなかろうか?という感じがした、不思議なフィルムの『宇宙の片隅ISO400』でございましたm(._.)m