そんなこんなで久々に北千住に赴いた8月第二週。
その目的は以前通りかかったことがある北千住キタナシュラン、『双子鮨』さんに行ってみたかったからなのでございます!
ということで、燦々と拷問のような真夏の日差しが降り注ぐサンロードからえびす会の商店街を歩いていると、よぉ〜やくそのキタナシュランのキタナシュランたるべき孤高の佇まいが見えてきました(笑)
もう店先に張り出されるようになって何年経っているのだろうか?と日焼けしてしまっている各種丼物のメニューが先ず入口の脇で迎えてくれます。
さらに入口の右にはテイクアウト用の冷蔵ケースなんだろうけど、さすがにこれはサンプル的な感じ?だよね...(^^;)ハハハ。
と思いながら眺めていたら、案の定『ケースの中の商品はサンプルです』と注意書きがありました(笑)
入口に入ると微妙な手前のカウンターに奥にはカウンターらしいカウンター...(^^;)ハハハ。
おそらく、お独り様は奥の方のカウンターから座っていくんでしょうねぇ。
先人もお独り様で降りましたし(笑)
右手には4人掛けテーブル二卓の小上がりがあります。
そこにキタナシュラン受賞時のとんねるずの番組を写真を始め、けっこういろいろと取材されている感じで写真が貼られておりました。
とりあえず奥の方の普通にカウンターと思われるところに腰掛けまして、ランチメニューを吟味です。
御覧の通りなんですが、写真の通りの具の盛具合だとすると明らかに安い!
とりあえず丼物かな?と傾きつつも、にぎりもほどほどのお値段で食べたいなぁ〜せっかくだから両方喰っちゃおうかなぁ〜などと欲望に絡み取られそうになったのですが...(^^;)ハハハ。
カウンターの調味料は醤油に七味唐辛子。
そして、この日初双子鮨さんで注文したのはこちらっ!?
ランチにはワカメと豆腐のお味噌汁が付いてきました。
まずはお味噌汁で口の中をリセットします。
そしてこちらがまぐろユッケ丼!
最初の訪問なので、やっぱり双子鮨さんならではのメニューをいただくべきかと、こちらを選びました。
にぎりはまた次の機会ということで(笑)
ただの鉄火丼なワケでは無く、甘辛ダレに使ったまぐろの赤身が所狭しと敷き詰められている真ん中に、卵黄が鎮座坐してございます。
そんな甘辛ダレに漬かったまぐろの赤身を取り囲むように丼の円周部分にはお口直しにバッチリな窮地の千切りが一周。
このピリッと韓国風な味わいが食欲をそそります。
もう、ここまで歩いてくる中で熱中症なんぢゃなかろうか?というくらいに食欲が減退気味だったンですが、この一口サイズに食べやすく切り分けられた甘辛ダレの赤身で食欲スイッチが無事に入りましたっ!!(笑)
赤身の下には海苔の千切りも敷き詰められており、海苔の風味がさらに食欲を増し増します。
ご飯も大盛りにしたわけではないのに結構重量気味に入ってます...(^^;)ハハハ。
後半戦はもちろんのこと、すまし顔で載っかっている卵黄を決壊させて赤身を黄身に浸していただきます。
これは贅沢喰いですなぁ〜。
そんなこんなな北千住キタナシュラン、『双子鮨』さん。
外見はたしかにキタナシュランでダイジョブか?との懸念も致し方ないですが、お店の中はお寿司屋だけに清潔感もちゃんと漂っており、いただいたまぐろユッケ丼はコスパ高すぎるたしかにキタナシュランに相応しいクオリティでございました。
これはまた二度、三度と通いたくなる町のお寿司屋さんでございます。
ということで、本来の目的は『双子鮨』さんで果たしたんですが、ここまで来たらせっかくなのでもう一つのキタナシュラン。
こちらは公式にキタナシュランを授与されたお店では無いんですが、その佇まいとラインナップのクオリティはまさにキタナシュランなのですっ!
えびす会通りから墨堤通りを西に向かって歩いて行くと、こちらがミルクホールな『喫茶モカ』さん!
なんか町中華か?といった感じの佇まいですが、昭和感漂いまくる昔ながらの喫茶店でございます(笑)
店内は4人がけボックス席が3席に奥にソファーの席。
なんとこの奥のところには昭和の喫茶店ではどこも設置していたテーブル形のゲーム機がまだ置いてあります(笑)
当然のことながら電気は入ってないですが...(^^;)ハハハ。
以前、チョートクブラぱち塾で大人数で押し寄せたこともあるンですが、高齢のマスターお一人でやられているので、食事メニューを頼む度胸がいまだありません...(^^;)ハハハ。
せめてクリームあんみつとかならいいかなぁ〜とも思ったんですけどね(笑)
椅子の背もたれは、何十年、何百人の背中の圧を喰らってきたのか?というほどに歴史を感じさせる擦れ具合でございます...(^^;)ハハハ。
前回訪問時よりもさらに擦り切れて傷みが増しているのでは?
とりあえず、町屋まで歩く分の水分と体温調整をいたしましょ!ということで素直にアイスコーヒーを御所望です。
でもコーヒーは濃厚だし、ミルクもちゃんと動物性脂肪のミルクを昔ながらのミルクの容器で出してくれるんですよねぇ。
こういうところは昭和の頃からずっと変わってないんだろうなぁ〜。
なんて、昭和の昔の思い出を振り返りながら涼を取ったのでございました。
入口の暖簾に『コーヒー』を書かれてなければやはり町中華と思って入ってしまいそうな佇まいですが、マスターが渾身の一杯のコーヒーがいただけるこの『モカ』さんはやはり北千住のキタナシュランにラインナップされても何の遜色も無いお店でございました。