泉麻人氏の『東京いい道、しぶい道』をまるまる辿るパクり企画の偽『東京いい道、しぶい道』!
コロナ禍でしばらく休止していた本シリーズもお盆休みを契機に突如復活っ!?
前回から間を置かずに今回は城南エリアのラスト道!『蛇崩・伊勢脇通り』を徘徊です。
先ず目指したのは中目黒駅。
副都心線開通以来、我が池袋からは1本でイケるほど楽になった東横線沿線ではありますが、なんか昨今の人気なイメージに尻込みして、2回くらいしか訪れたことがございません...(^^;)ハハハ。
今回のお供カメラも前回同様、デジカメはSony α7ⅡにTAMRON 20mm f2.8 Dilll OSD F050SF、フィルムカメラはRICOH GR1sにKodak ColorPlus200で。
駅前でカメラ並べるスペースがなかったんで、ガードレールのところで落ちるんじゃないかとビクビクしながら撮りました...(^^;)ハハハ。
駅南口の前には山手通り。
山手通りと目黒銀座が交差しているところに、
入口にドカンと大きな駅ビル(中目黒ゲートタウン)が建って以来雰囲気は随分と変わった。
と書かれていたんで、いわゆる駅と繋がった駅ビルなのかと思いきや、なんか普通のオフィスビルみたいな佇まい。
ここから目黒銀座、蛇崩・伊勢脇通りが始まります。
早速スタート!と気合い入ったところで、中目黒ゲートタウンの敷地の方を見ると第六天社という小さな祠がございました...(-人-)合掌。
気を取り直して、スタートですっ!
もうお盆だったんで、すでに過ぎてますが、やっぱりコロナ禍で今年の夏祭りは中止だったんですね。
中目黒ゲートタウンの1ブロック先に伊勢脇花園という花屋さんがあるはずだったんですが、改築中?
でも本書の中では『建物は新しいが歴史は古い』と書かれてたんですが、閉業?それともまた建物を建て替え中ってことなんだろか?
この『蛇崩・伊勢脇通り』って名前もなんかオモシロいですね。
蛇崩通りと伊勢脇通りが繋がっているわけでもなく、始めから終わりまで『蛇崩・伊勢脇通り』って名前が繋がってるんですよね。
そんな蛇崩・伊勢脇通りを歩いているとエラい路地というか建物の隙間に『目黒馬頭観音』の提灯が(笑)
こういう道は吸い込まれてしまいます(笑)
というか蛇崩・伊勢脇通りの裏の道が本来の通り道なんですね。
少々小さめですが目黒馬頭観音がこちら。
歴史はそれほどでもないんですね。大正時代の創建のようです。
道端の高いところに掲げられたアーチ型の看板。
ところどころ古そうな物件も残っており、こちらは本屋さんみたいですね。
本の店 ミツノさんです。
こちらのお店は木のドアが渋くてパ写リ。
ひょっとこのシャッターが目に止まった街のカメラ屋さん。
あらいカメラさんということでした。
上目黒天祖神社に向かうには蛇崩・伊勢脇通りを左に曲がります。
すると御覧の通り、ちょっと高台なんですよね。
これから先は目黒銀座の奥の細道、とぼとぼと坂を上っていきます。
道中、ちょいと横を見るとなかなか風情のある横路地に癒やされます(笑)
境内脇に咲いていた百日紅。
伊勢神宮の神様を祀っているということで、鳥居も神明鳥居。
ってか、この鳥居の延長線上に本殿が繋がってるんですけど、参道上が近所の方の駐車場になって車が並んですんですよね。
これ参拝的にいぃ〜んだろか?...(^^;)ハハハ。
こちらが天祖神社の本殿。
やはり伊勢神宮の神様、天照大神を祀ってるんですねぇ。
村の鎮守の神様でございます。
天照大神ということで、本殿には鑑が祀られておりました。
そんな本殿の脇には伊勢脇公園に繋がる鳥居が。
昔は鎮守の森として茂っていたであろう伊勢脇公園。今はご近所さんの憩いの場です。
そんな天祖神社を後にして、また坂を下って蛇崩・伊勢脇通りに戻ります。
蛇崩・伊勢脇通りに戻るとやがてT字路に差しかかります。
右折舌先もまだ蛇崩・伊勢脇通りとなっています。
そんなT字路の角に気になるお店『Burger FACTRY』。
T字路を右折すると、東横線のガードが見えてくるんで潜って進みます。
そんなガード下に描かれていたのがこちらのストリートペイント。
やっぱりこういう土地柄のものはちゃんと最後まで描かれてますなぁ〜。
この辺りまで来ると商店街もイマドキな派手さはなくなり、渋めな印象になってきます。
未だ営業している地元に根付いた銭湯大黒湯さん。
なかなかしっかりした造りの建物でした。
その先に泉麻人氏が金目鯛のカブト煮定食をいただいたという汐風さん。
御主人自ら釣り上げた魚や契約したみなとの業者から仕入れた新鮮な魚料理を提供してくれる。
と書かれてましたが、絶対好きなお店だと思います(笑)
そんな汐風さんに後ろ髪を引かれつつ、目の前に緑道が見えてきました。
昔は川だったところが今は遊歩道になっています。
たしかに蛇が崩れたようにくねくねと続いている遊歩道。
蛇崩・伊勢脇通りの名前の由来はこの昔の川にあるんでしょうか?
遊歩道の脇には向かしながらの区営のアパートが点在しています。
こういう雰囲気好きなんですよね。最近は公営団地のリノベーション物件も増えているとか。
遊歩道から五本義通りの方へ入り込むと、本書にある通り道の真ん中に木が繁ったポイントが見えてきます。
こちらが最終地点の『葦毛塚』。
そこに繋がる道は下馬通り。
その昔、源頼朝の葦毛の愛馬が何かに驚いて沢に落ちて死んでしまい、こちらに埋葬されたとか。その後も同じようなことがこの地で起こり、なにやら馬に曰くがありげな葦毛塚なのでございます。
何かと曰くありげな葦毛塚。
ちなみにこの辺りは目黒区と世田谷区の区境みたいですね。
そんなこんなな蛇崩・伊勢脇通りの行程は2.3kmほどでした。
帰りは祐天寺駅まで出て、副都心で池袋へ!
ということで、思いもよらぬコロナ禍で春から夏にかけて休止状態だった偽『東京いい道・しぶい道』シリーズでしたが、今回で城南エリアは全て踏破ですっ!
地元の城北エリアからスタートした本シリーズも、城東、城南ときて、次回からは最後の城西エリアへと突入ですっ!!
【25 目黒銀座の奥の細道・・・蛇崩・伊勢脇通り】
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