職場から近い飯処、近江町市場の近江町いちば館B1にラーメン屋があることは以前から認識はしていたのである。
でも、なんかその佇まいというか、フードコート的なノリな印象で『たいしたことはないであろぉ~』と勝手に決めつけて、スルーしていたのだ。
そんな感じのラーメン屋さんがこちら『金澤近江町中華蕎麦 みなと屋』さん。
まずはこの店名に『金澤~』と付けてしまうのがいただけない。
金沢人の悪い癖で、地元ならではのたいした特徴もないのになんでもかんでも『金澤』とか『加賀百万石』とか『百万石』とかつけたがるのだ。
ノリが嵩じると料理の上に金箔パラパラの世界である。
あまりに安直すぎる地元ブランド化は、ただの観光客だけへの客寄せにしか感じられず、正直土地土地のブランド名として挙げられる『神戸』とか『鎌倉』とか『横浜』とかとはレベルが違ったB級さを感じてしまうのである...(^^;)ハハハ。
そんな『金澤』を掲げたみなと屋さんは近江町いちば館B1にこんな佇まいで営業している。以前はここは多分『らうめん侍の侍』だったのだろうか?いまだにGoogle先生に質問すると近江町いちば館のラーメン屋では侍さんが引っかかってくる。
みなと屋さんはB1フロアの一角にこんな感じでお店部分も確保しているが、B1フロアのこのあたりのスペースは他店共通のフードコート的なスペースにもなっており、店外のテーブルに持って行って食べることも出来るようである。
先日、このみなと屋さんの前にある薬局に行こうといつものようにお店の前をスルーするつもりが、いつもは気にもしてなかったメニューに引っかかり、立ち止まってしまったのである(笑)
かにのあんかけだの、加賀酒粕てっ!?
酒粕の味噌汁とかけっこう好きなのである。これは味噌味ではなく塩味みたいだけど、なんか気になるメニューなのだ。
ついつい、吸い込まれるように入ってしまったみなと屋さん...(^^;)ハハハ。
店内に掲げているこだわりをよくよく見てみると、単にフードコードのラーメン屋のように工場で作った出来合いのスープと具と麺を湯煎して出すだけのようなものではなくて、しっかりとしたラーメン専門店だったよぉ~でございます。
これまで味見もせずに勝手に判断していてごめんなさいm(__)m
まずは初回なんで、いきなりエキセントリックなラーメンにして第一印象が悪くなってしまうのも忍びないンで...(^^;)ハハハ。
日和って味噌ラーメン(笑)に、水餃子と小ライス。
ちなみに小ライスまでは無料のようです。
味噌ラーメンは『コク味噌ラーメン』という仕上がりになってます。
一応、金澤っぽい見た目としては、なるとではなく金沢おでんの具にもあったりする赤巻蒲鉾がのっかってます。
といってもこれで味がどう変わるといったもんではないですけど、あくまで見た目の演出です(笑)
味噌スープ自体は和風な出汁がベースになっているんで、あっさり系ですなぁ~。今どきのベジポタ系といったドロッとこってりな味噌スープではありません。
がっ!?麺屋大河の味噌スープと同様に、あっさりなのにちゃんと味噌の味は出ています。
そして、『コク味噌ラーメン』たる所以なのが、真ん中にのっている練り胡麻の存在。
これをスープに混ぜると、ゴマの香ばしさとともにさらにスープのコクが増し、なかなか侮れない出来栄えとなるのです。
麺は中細ストレート麺。麺の茹で加減は食券を渡す時に店員さんが聞いてくるんで、ここでは是非固めで頼みましょう。
普通の茹で加減だと多分自分の席まで運んできて、最初の一口を食べるまでに微妙にゆるくなりそうな感じがします。
あ゛っ!?ここのシステムはフードコート同様にセルフサービスです。
できれば、醤油、味噌、変わり種のメニューに応じて麺もいろいろ取り揃えてくれるといぃ~ンですけどねぇ~。やっぱり味噌ラーメンはちょっと太めの縮れ麺で食べたい(笑)
また、店内のテーブルには『にんにくチップ、天かす、魚粉』が置いてあるんで、ちょっとした味の調整はこの辺使って自分好みに仕立てることも可能です。
ボクは魚介豚骨好きなんで、最後にちょっと魚粉を足しました。魚介豚骨ベースの出汁の味噌スープが味わえます(笑)
水餃子はまぁ~まぁ~普通。
そんなこんなで、ずいぶん長い間勝手に敬遠してスルーしていたみなと屋さんですが、なにげに侮れません!
ふと気が付くと恐ろしいのが、最近ジモティ的な判断基準が身についてしまっているのです。
例えば、ラーメンの基準となると『8番ラーメンと比べてどうか?』。
これは8番と同等もしくは旨かったら、このラーメン屋は旨い!
8番の方が旨いと感じたら、このラーメン屋にはもう来ない!
という判断基準(笑)
この基準で言うとみなと屋さんは、今回食べたコク味噌ラーメンでいえば旨いのです!!
なので、ちょっとラーメン食べたいかなぁ~と思った時には通うことになるかもしれません(笑)
いつの日か加賀酒粕ラーメン吟醸にチャレンジしたいし(笑)
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