食べると美味しいのに、意外と食わず嫌いで避けて通ってしまうのが街の中華屋さんである。
ボクの日常喰い持ち回りランキングの中でも、らーめん屋さん以外にランキングに入るのはせいぜい『餃子の王将』くらいだ。
なんで、こういう立場に追いやられているんだろう?とジブンが追いやっているにもかかわらず、その理由を考えてみた。
するとどうやらボクの場合、街の中華屋さんのイメージが、実家で取っていた出前のイメージなのである。
お手軽に頼めはするが、可もなく不可もなくの無難な味。期待するものでもないだけにワクワク感がないのである。
街の中華屋さんに対して、当時のこのイメージを色濃く反映してしまい、どぉ~も街の中華屋さんに対して食指が動きにくいということなのである...(^ ^;)ハハハ。
このままでは日常喰い持ちまわりランキングの中に一向に中華屋さんのリストが増えないではないかっ!?!?と近所の中華屋さんにも足を伸ばしてみることにしたのです。
そんな中の一軒が職場近くの『宝屋』さん。
街の中華屋さんであるにもかかわらず、今を輝く虎ノ門ヒルズに繋がる虎ノ門二丁目交差点という高立地なところで営業されております。
お店の外観は渋く、中華屋っぽい赤々しさは皆無なんで、知らないと通り過ぎてしまいます(笑)
看板もご覧の通り、木版に木彫りの文字と渋めな仕上がりなのでございます。
店内はけっこう狭めで、1Fはカウンター、2Fにもあるようでこちらはテーブル席なのかな??
夕方早い時間帯からはしゃぐオジサンたちの声が聞こえてきます(笑)
メニューはこんな感じで一品ものから麺類にご飯類。それほど散らかりまくったメニュー構成ではなく、ちからの入れどころを限定している感じです。
ちなみにカウンターの上には中華屋さんらしぃ~調味料オールスターズ!(笑)
で、この宝屋さんは一にも二にももやしラーメンらしいのです。
それと、餃子ではなく焼売があったりするんで、3個の焼売(小)のセットでご注文!!
そしてこちらが宝屋名物もやしラーメン!
見た感じは街の中華屋さんのらーめんな感じなのです。特徴のもやしが富士山のように山盛りに盛り上がっている体でもなく、魚粉やら太メンマが乗っかってるわけでもなく、どちらかというとスープ多すぎじゃね?くらいのバランスの悪い見た目...(^ ^;)ハハハ。
麺は中細縮れ麺。よくスープに絡みます。
見た目であ゛れっ!?と思ったものの、このスープを一口飲むとなんぢゃこりゃぁぁぁ~~~っ!?
な世界に誘われるのです。
もやしはこれもやし炒めですね。それにスープはいつまでも冷めない餡かけスープ。
この味わいが、普通のらーめんスープにはない中華料理ならではの旨みを出しまくっているのです!!
これは見た目で小馬鹿にしてしまい、大変申し訳ございませんでしたm(_ _)m
のレベルなのでございます。
これいったいナンの出汁が効いてんだろ??
そしてこちらの焼売。これがまた美味美味!
肉餃子とはまた一味違ったこちらも旨み成分たっぷりな逸品なのでございます。
どれ喰ってもたまんねぇぇぇ~~~と感服仕っていたところのダメ押しがこちらの榨菜。
このちょっとしたモンが、エラい旨さなのでございます。これだけで白米が進みます。
と、そんなこんなの宝屋さん。
こんな高立地なところで営業を重ねているだけの理由がありました。これだけ旨いモンを提供されると、そらぁ~近所のサラリーマンは常連さんになっちゃうよなぁ~と。
とともに、街の中華屋さんてやっぱり侮れないのねと(笑)