ボクには自分自身が『ヘンタイ』か『ヘンタイ』ではないか?といったら『ヘンタイ』であるという認識を持っている程度には常識を兼ね備えている。
そもそも、産道をこじ開けてこの世に生を受けた時点で、どんな聖人君子であろうとなにがしかの『ヘンタイ』性を秘めている、それが生まれながらに排出行為しかできない罪深き『♂人間』というものではなかろうか?
自分自身、なにが『ヘンタイ』なのかと思うに至るかというと、お付き合い以来10年余、いまだにうちの相方さんに対する恋い焦がれる想い、萌え滾る感情をどうすることも出来ないのである。
ふとしたうちの相方さんの表情を見るだけでも、この感情をどうすることも出来ずに自然と目に涙が浮かぶのである。
それくらいにボクはうちの相方さんに恋い焦がれる純粋なヘンタイなのである。
例えば、髪を洗ってお風呂から出てきたうちの相方さんが、ドレッサーにてドライヤーで髪の毛を乾かすシーン。
ドライヤーの風に吹かれて靡く、うちの相方さんのボブヘアーの髪。
数本が靡くこともあれば、一枚の布のようにワッサァ~と靡くボブ髪。
その靡く髪を見て、ボクの萌え滾る感情はMAXに達するのである。
嗚呼、あのサラサラな髪の毛の中にまみれて毛じらみのような生活をしたい......。
例えば、朝の寝ぼけまなこや晩の眠気を堪えながらうちの相方さんが、ドレッサーにて歯を磨いているシーン。
歯ブラシで奥歯を磨くたびに、モコモコと膨らむうちの相方さんの頬。
前歯を磨くときにニィ~と大きな口を横開きにしたときの微笑みとは異なる何とも言い難い表情。
その普段の生活では見られない表情を見るたびにボクの萌え滾る感情はMAXに達するのである。
嗚呼、あのモコモコと膨らむ頬をムツゴロウさんのようにワシャワシャとしたい......。
いっそのことポケットサイズに縮小してもらって、日々ポケットに入れて持ち歩けないモノであろうか?と、昔々の内田春菊のマンガ『南くんの恋人』のよぉ~なことを日々思い描いているヘンタイなのである。
ちなみに上記の例は日常生活に垣間見る非日常的なうちの相方さんの仕草に対して、必要以上に萌え滾るボクのヘンタイ性の事例ではあるが、非日常における非日常にボクは密かに恋い焦がれているのである。
例えば、旅行時の服装。
何事に対しても現実的で、地に足の着いたしっかりとした考えの元に計画的に行動するうちの相方さん。
旅行時の服装ともなると、動きやすさ重視であり飾り立てるかけらもない。
非常に理にかなった現実的な服装なのである。うちの相方さんらしい文句のつけようもない服装なのだ。
たしかに、ともに行動するに当たってはこれ以上適した服装は無いのである。
しかしっ!男という生きモノは女子が思っている以上におバカな生きモノであるということを、女子はわかっていない。
ただし、一部よぉ~くおわかりの女子もたしかに存在する。
観光地に旅行などすると、中には実用性云々には目もくれず、女子力満載のヒラヒラのワンピースだったり、ヒールのある靴を履いて女子っ気たっぷりなフェロモンを全方位に排出しながら彼氏と腕組みながらルンルンで歩いている女子も多々見受けられるのである。
ヲイヲイ!それじゃぁ~ブラブラすんのも疲れるっしょ!寒くて萎えるっしょ!!とその手の女子を見かけては心の中でツッコミを入れているボクではあるが、実は何を隠そう!いや、今回隠さずにおおっぴろげに開けたこのブログという場で言ってしまいますが、こういう女子っ気たっぷりな服装のうちの相方さんと旅行したいのである。
せっかくの非日常の旅行なのであるから、旅の恥はかき捨て!とばかりに普段とは違う女子っ気たっぷりな服装もよろしぃ~のではないかと思うわけだが、そんなことを要望してもうちの相方さんは冷たい視線を送りながら却下するばかりであろうことは想像に難くない。
しかし、そんな叶いもしない妄想であればあるほど、ボクの妄想は日々成長し、いつの日かそんな非日常に埋もれたいという願望が心から離れないのである。
嗚呼、悲しき哉、永遠の片思い。