この金沢の地に移り住んで1年9か月。これまで慣れ親しんできた都内での食生活に比べて、何を食べても旨いのにはすっかり慣れ。
しかし、だからといって感動も薄れたかというとそんなことは全然なく。
残り少なくなってきたこの地での生活の中で、あとどれほどこの贅沢な経験を重ねることができるだろぉ~か?と最近はむしろ、引っ張られる後ろ髪の量が日々太くなってきている今日この頃なのであります...(^^;)ハハハ。
そんな幸せな金沢での食生活の中でも、やはりご当地ならではの味わいは鮮魚なのです。
日本海側ならではの、都内では高いお金を出さないとお見かけするような機会もない白身魚のあれこれを、普通に普通のお店で味わえる。
こんな贅沢はございません!
中でも、あ゛ぁ~刺身喰いてぇ~なぁ~~というときに、満足度が桁違いの個人的に御贔屓にしているお店が、金沢駅の西側。タクシーで10分くらいかかっちゃって、繁華街でもなんでもない諸江町のアルプラザにある町のお魚屋さんが開いている『魚笑』さんなのですっ!
こちらのお店も、もぉ~何度もエントリーをアップしている超お気に入りのお店なのです。
以前のエントリーは一番下を参照してください。
魚笑さんのおすすめはなんといっても刺身定食ですが、焼魚・フライ・煮魚の魚定食もあれば、お寿司のランチもございます。
毎回、この店先のおすすめメニューを見ながらテンション膨らませはするモノの、心の中はお刺身なのです。
この日案内されたのはカウンター。カウンターの前にはもぉ~噛り付きたいほどの鮮魚の切り身が並んでます。
かさごやらはちめやら、なかなかお目にかかることがないよぉ~な肉厚な切り身がデンッデンッデンッと鎮座ましましてございます。
こちらのお店は魚屋さんなんで、魚屋さんルートを通じた美味しぃ~お魚を近江町市場とかの繁華街よりも安いお値段でいただくことができるのです。
最近は金沢での残り少ない期間ばかりが頭をよぎり、ナイーブな方向に流れて行ってしまい、この日もあと何回来られるかわからないんで、これまで食べたことのない贅沢をしよう!
とばかりに極上刺身定食をオーダーしたのです。
ちっとおセンチな気分で頼んでしまった感もあり、出てきたお造りの巨大さにビックリ\(◎o◎)/!?
いつもは気合入れても上刺身定食くらいまでだったんで、上のうえの特上も越えて極上にしたら、このありさまなのですっ!?
しかも、メニューに書いてあるよりも品数が多い(笑)
大将曰く、値段が高いほど大将も気合が入っちゃうんでいろいろサービスしすぎて、実は単価高いメニューの方が利益率が悪いンだそぉ~で...(^^;)ハハハ。
すいません、気遣ってもらっちゃって(笑)
ちなみにお造りの台座になってるのはかさごだそぉ~で。
まだ煮たりしたら喰えそぉ~な身が付いてる部分もありこれはこれでこそぎ落としたい衝動に駆られつつ、行儀悪そぉ~なんで我慢しました(笑)
この日の極上刺身定食のお造りは、忘れないよぉ~におばちゃんがメモを渡してくれた通り。
上左からかさご、あら。真ん中がマグロの大トロ。下左から天然ブリトロ、バイ貝にハタハタ。
どれもこれも肉厚っ!?こちらのお造りってだいたい贅沢にも肉厚で、女子的には食べ辛いとの声もよく聞きますが、魚好き男子的にはこれ以上の贅沢はないのでございます。
上段のかさごにあらはプリップリ!
ちなみに『あら』って魚の名前のあらなのか、あら汁とかの魚のあらなのかわからなかったんで、大将に聞いてみるとクエとかと同じ種類のお魚とのこと。
Google先生に聞いてみると以下の通り。
けっこうな高級魚な模様です。確かに身が引き締まった白身のお魚で、ふんわりと口の中に広がる甘味が絶妙なお魚でした。
大トロはもはやブロック状態ですが(笑)、あまり金沢のマグロは美味しくない先入観がありましたが、こちらの大トロは見事!血の臭みもなく口の中でとろけるお肉はまさに大トロでございますっ!
がっ!?それ以上にやはり日本海側ならではナノが天然ブリの大トロですなぁ~。今季一番の美味しさ認定な天然ブリです。
まろやかな脂身がたまりません。クセも全然ないし。幸せの絶頂なのでございますっ!!
それにあっさり系なバイ貝にハタハタととにかく、お造りの量が半端無いンでご飯をがっつきたくも押さえて、出来るだけご飯でお腹が膨らまないよぉ~にセーブなのです。
お造りだけでもいっぱいいっぱいなのに、やはり魚笑さんにきたらこれも頼まないわけにはいきません...(^^;)ハハハ。
ミックスフライを単品で(笑)
ミックスフライのネタもこの日は過去一番の出来で、奥から手前にカキフライ、車鯛のフライ、のど黒フライ、海老フライ。それらの下敷きになっているのがいわしのフライの計5種類。
新鮮な魚介類というモノは、フライにしてもやはり違うのでございます。
カキフライ、海老フライ、いわしのフライは過去食したことがあるモノの、のど黒と車鯛は初めて。
のど黒って、ただでさえ火が入るとさらにジューシーなのに、それを油で揚げてしまう贅沢!
脂と油でとんでもないことになりそぉ~ですが、のど黒の脂にクセがないので肉汁多めのメンチカツのよぉ~に一噛みするとジュッワァ~と脂が口の中に広がってきますが、意外にあっさりです。
しかし、のど黒フライって贅沢ですなぁ~といっても写真の通り、小ぶりののど黒なんで雑魚ですが、でも味はのど黒でした(笑)
それと大将が『高級フィレオフィッシュみたいなもんっ!』といっていた車鯛のフライ。
これも、たしかに高級フィレオフィッシュでした(笑)
なんか贅沢すぎて、感動が先立ちすぎ舌の感覚が鈍ってましたが、車鯛のフライだけの定食が喰いてぇ~~っ!といった感じ(笑)
そんなこんなで、十分すぎるほど魚を堪能した魚笑さん。
やっぱり酒の肴云々ではなく、純粋に『魚』を堪能したいときには、魚笑さんでも満足感が一番ですっ!