温泉に来た以上、ボク的にはただひたすら湯に浸かって身体を暖めては、湯をでて身体の火照りを冷まし、また湯に浸かっては火照ったり冷ましたりを繰り返すだけでも十分幸せなのである。
テンション的にはもぉ〜じゅうぶんに爺さんなのである。
しかしうちの相方さんはそういうワケにも行かないようで、旅行に来た以上は多少なりとも観光するのだっ!と普段引きこもりなくせにこういうときには積極的に外の世界に触れたがるのである...(^^;)ハハハ。
ということで、草津の観光名所をブラり。
【賽の河原公園へプチハイキング】
草津温泉もこの十年くらいの間に観光施設を整備してきている。
前回訪れた時にも片岡鶴太郎美術館だのなんだの、湯畑を中心に賽の河原公園に向かって歩道も整備されて、観光客の動線がしっかりしてきた感がある。
そんなこんなで前回は足を伸ばさなかった『賽の河原公園』へ!
その名の通り、草木も育たぬ常世の景観が現世に現れたのがこの『賽の河原公園』なのである。
湯畑から賽の河原通りを歩いて行くと、歩道の脇はこのような小川が流れる。
でもよくよく見ると小川の水は澄んでいて、川底には石と湯ノ花以外はナニもない。
そう、草木も育たぬ賽の河原から流れ出る小川には微生物すら存在できないのである!?
公園の入口を入ると目の前にはこのような光景が広がる。
周囲は普通に山の光景だが、小川の周辺はやはり石が転がり、透き通った小川が流れるだけ......。
硫黄泉のゆで玉子の臭いがさらに地獄の光景を増しましてございます。
所々このように湯だまりがあるモノの、やはり透明度が高すぎるほど高いのです。
緑色に変色しているのは温泉により酸化しているからなのか?酸性湯の中でも生息可能という特殊な藻の色なのか??
この辺りがとりあえずのポイント。広場の中央には源泉を浸かった足湯が整備されてます。
ここから先は『賽の河原露天風呂』。草木に囲まれた露天風呂に入浴可能となってます。
なぜかこの日のうちの相方さんはやる気を見せており、さらに登るぞっ!と階段をひたすら上っていくと、どぉ〜やらこれ以上先はハイキングコースな模様...(^^;)ハハハ。
どこまで行っちゃうのか解らないんで、黒松が茂っているところまで行って引き返します。
公園の中心部まで戻り、
とりあえず足湯に浸かります(笑)
【毎度お馴染み湯畑で観光気分を味わいます】
そして、草津というと必ず紹介されるシーンが温泉街の中央部にある観光名所『湯畑』。
肌寒い冬場に行くと、もっとモクモクと湯気が立ち籠めて温泉街っぽい感じになりますが、まぁ〜今回は夏なんで...(^^;)ハハハ。
源泉に含まれる湯ノ花成分が積もりに積もってエメラルドグリーンのようなターコイズブルーのような神秘的な色合い。
夜見るともっと綺麗な感じです。
湯畑から流れ落ちる湯にも湯ノ花成分が含まれているんで、木材の樋にも湯ノ花がこびり付いてます(笑)
天然と人工の合わせ技のような不思議な空間が広がります。
そしてそんな湯畑の脇には、草津の温泉まんじゅうといえば『本家ちちや』!
当然一通りの一番多い湯畑にもお店を出店しています。
温泉名物な温泉まんじゅうも、ちゃんとしたまんじゅう屋さんで売っている温泉まんじゅうは意外と日持ちしないんで、我が家向けだけにお持ち帰り(笑)
つぶあんの茶饅頭とこしあん&栗あんの二色あんの白饅頭。
茶饅頭はつぶあんの美味しさもさることながら、皮が薄皮なのにもかかわらず黒糖の味がしっかりでていて、さすが草津名物!といった感じ。
白饅頭は栗あんの淡い栗の香りが楽しめる繊細な味わい。
ちなみに湯畑にあるセブンイレブンはブランドカラーそっちのけで茶配色のお店でした(笑)
これって観光地規制対応ってこと???
【光泉寺で無病息災祈願なのです!】
湯畑をぐるりと一周して宿のぬ志勇旅館に戻ると、その隣の光泉寺さんを素通りするのも気が引けるんで...(^^;)ハハハ。
もぉ〜けっこうな按配で脹ら脛&腿筋が割れんばかりにパンパンでしたが、この階段を登るのですっ!!きっと良いことがあるからっ!!(笑)
光泉寺さんは三大温泉薬師ということなんですが、境内はけっこうこぢんまり。
こちらは本殿。
本殿右手にはから拭き屋根が渋い温泉如来さんが。
なにはともあれ本殿で我が家の無病息災を祈願です(-人-)。
光泉寺の階段を再び降りて湯畑に向かって左手には、ぬ志湯旅館さんも引いている、草津の温泉宿でも10軒しか許されていないという名湯『白旗源泉』が。
ここもここ数年の間に整備された施設ですねぇ。昔はこんな綺麗なのなかったモン(笑)
そんなこんなで湯畑を中心とした草津ブラり。
草津の良いところは名湯もさることながら、この湯畑中心にちょいとブラブラというコンパクトさも魅力の一つだと思います。