レンジファインダーというカメラは、AFとかの現在のカメラの世界観とは違った世界観で存在している。
多分、AF前提でカメラを求めている人がLeicaのカメラだからといってその感覚で触っても、なんて使い勝手が悪いカメラなんだっ!?
ということになるかもしれない。
さすがのLeica Mシリーズも露出は自動化が図られてはいるが、ピントは基本はマニュアルフォーカス(MF)である。
しかし、レンジファインダーならではの測距枠で二重像を合わせるピント合わせのMFが、慣れると早いのだ。
そしてこれに慣れてしまい、当然のことのようになんの違和感も感じなくなってしまった御仁には、目の前にオールドレンズ沼が大きな口を開けて待ち受けることとなる(笑)
こちらはオールドレンズというほど昔々のレンズではなく、まだ現役でラインナップもされているVoigtlanderのCOLORSKOPAR 35mm f2.5。
でも、現在はMマウントのみでこちらのLマウントはディスコンになってるらしい。
今でも安くてコスパが高く、最初の一本目のレンズとして評判の高い、MF初心者には打って付けのレンズである。
レンズの大きさもパンケーキレンズのように薄く、Leica Mのボディとの相性もよさげ。
いつものネコ歩きルートをブラブラしていると、駅前公園の水天宮前に守り猫その一の灰猫さんが日向ぼっこで毛繕い。
石段の角で口周りをスリスリ。
しかしよく写るなぁ〜このレンズ。
一通りスリスリすると気がすんだのか前方をジッとみつめる灰猫さん。
がっ!?やっぱり舌のしまい方忘れてるのね...(^^;)ハハハ。
こちらは近所の『池袋の森』。
『池袋の森』という名の森です(笑)
森なのにあまり紅葉な木々はなく、これくらい。
なんか光線の具合からかフィルムっぽい仕上がりに。
あまり寄れないんでこれくらいの距離でしか撮れませんが、小さな赤いツブツブまでチャンと写ってます。
夜はどぉ〜かというと、こちらも近所の御嶽神社の境内入り口から本殿を。
本殿の灯りだけで他に灯りがない状態でもこれくらいに写ります。
外灯の下には三毛さんが。
ちょっと慌てすぎてピントが合ってないですが...(^^;)ハハハ。
西口駅前のイルミネーション。
やっぱり普段使いに使いやすいですね。このレンズ。
夜でもデジタルならちゃんと写ります(笑)
次は銀座編。
地下鉄銀座駅から地上に上がり、スキヤカメラに向かうと出会うのがこの天使さん。
クリスマスシーズンだけにサンタ帽をお被りです(笑)
あ゛っ!?めっかっちゃったっ!?
といった感じ。
ピント位置に写りはいいですが、ボケはそれほどでもないですね。
まぁ、f2.5だしこんなもんかな。
ビルの硝子面に映り込んだ雲もハッキリと。
スキヤカメラを通り過ぎると今度はこのお猿さんに案内されます。
なんだ?と思いこの細い路地を入り込むと......。
そこは観てはいけない銀座の裏側っ!?
後ろを振り返ると暢気にお猿の親子が待ち受けています。
その前には小さな祠の宝童稲荷。
こんな銀座の路地裏にお稲荷さんがあるとはっ!?!?
こんな洒落散らかしたポストがあったりもします(笑)
華やかな銀座の裏側には裏側の風情がありますなぁ〜。
外灯も洒落散らかしております。
露出補正をアンダー気味にしたところ、空の色もいい感じ。
最後は朝の日比谷公園脇の通勤路。
最初の一本に勧められるだけあって、このVoigtlander COLORSKOPAR 35mm f2.5は昼夜問わず万能な一本かもしれません。
なにより、Leica M TYP240自体が重いんで、これ以上重たくしたくない時の一本にオススメです(笑)