これは一月半ほど前のお盆辺りのお話しで。
所用があり長期連続休暇が取れず、途切れ途切れで夏休みを消化せざるを得なかった今年の夏...(^^;)ハハハ。
これまでと打って変わって乾燥して過ごしやすい天候に恵まれたんで、ちとお写ン歩する気になったんで、雑司ヶ谷方面へ。
この日はうちの小春さんは連れてないんで、じっくり写真を撮ろうとNikon Dfに広角のマニュアルフォーカスなNIKKOR NC AUTO 24mm f2.8という観光仕様で(笑)
以前ご紹介しましたが、副都心線雑司ヶ谷駅から地上に出ると、こんな看板がございます。
この近辺での有名所、鬼子母神と雑司ヶ谷霊園への方向を教えてくれます(笑)
都電荒川線、またの名を東京さくらトラム沿いの道を歩いていると、紫陽花の残骸。
残骸といってもまだしぶとく残っているのもあったり。
ちなみに鬼子母神前駅から東池袋駅まだはこんな感じで、ずっと工事中な荒川線沿線です。
昔の喉かな荒川線の風情が好きだったンですけどねぇ〜どんな洒落散らかした雰囲気にかわるんでしょうか...(^^;)ハハハ。
この日初めて足を伸ばしてみた雑司ヶ谷霊園。
こんな都会のど真ん中にこんな緑に囲まれた霊園があったのか?と。
なんかここだけ切り離されて時の流れが違うような、不思議な感覚に陥ります。
雑司ヶ谷霊園の敷地は小高い丘の上のようで、南に向けて下り坂が広がります。
目で見た時は結構急に見えたんで、坂道を撮っておいたんだけど、写真で見るとたいしたことない感じに...(^^;)ハハハ。
なんか雑司ヶ谷の坂道というと京極夏彦の妖怪シリーズを思い出す。
どこまでもだらだらといい加減な傾斜で続いている坂道を登り詰めたところが、目指す京極堂である。 梅雨も明けようかという夏の陽射しは、あまり清清しいとはいい難い。坂の途中に樹木など日除けになる類のものは何ひとつとしてない。ただただ白茶けた油土塀らしきものが延延と続いている。
記念すべき第一作『姑獲鳥の夏』の冒頭の一文。
この文章から浮かび上がる脳内イメージの印象が鮮烈で、この妖怪シリーズの世界に引き込まれるとともに、ボクが勝手に思い込んでいる雑司ヶ谷のイメージもこれなのだ...(^^;)ハハハ。
そんな霊園を抜けて、そぉ〜いえばこの辺に洋館があったはずだっ!?と思い出し路地を歩いていると、ついつい猫を探してしまうのです(笑)
すると出会うモンなんですよねぇ〜。さすが一年半以上モノネコ歩きのたまものっ!!
そして、狙い通り洋館がありました。
こちらの正式名称は『雑司ヶ谷旧宣教使館』。
豊島区らしくない洋館な佇まい。
庭園もあるようで、四季に応じていろいろと咲き乱れると思うんですが、真夏のこの日は緑、緑、緑...(^^;)ハハハ。春とか秋がいいですかね。
白板に緑の額縁のコントラストが綺麗な洋館です。
中も自由に見学可能で、ここは食堂だったかな?
二階にも上がれます。
こちらは寝室の中。24mmを持ってしても奥行きが狭くて全然はいりません...(T^T)涙。
二階の窓から。
旧宣教使館を後にして、適当に鬼子母神前駅を目指して路地をブラブラしていたら、しっかりと迷子になりました。
方向感覚が欠如しているボクとしてはいつものことですが、迷ったらGoogle先生に聞けば大丈夫!
なんとか雑司ヶ谷の商店街らしき道まで戻れました...(^^;)ハハハ。
そして無事に鬼子母神前駅まで。
ここまで来れば、いつもの道なんで迷うことはございませんっ!(笑)
いつものネコ歩きmini南池袋〜雑司ヶ谷コースとは逆に、雑司ヶ谷から南池袋へ。
鬼子母神参道を抜けていきます。
途中、キアズマ珈琲の猫はおるかいな?と裏に回るとお休み中。
和むなぁ〜。
いつも通り過ぎるのは早朝なんでお店やって無いですが、昼間なのでみなさん営業中で。
鬼子母神では初めて営業中の駄菓子屋さんを見かけたのですっ!?
これが現存する国内最古の駄菓子屋上川口屋さんなのですっ!!
鬼子母神から法明寺さんへ。
いつもの茶白さんも午後の陽気でお休み中。
こちらのキジ三毛さんはごはんの時間がズレたのか、必至に喰い付いております...(^^;)ハハハ。
そして、朝は閉まっていてはいれない威光稲荷堂さんへ。
以前一度入ってみたんだけど、今回はちゃんと写真撮っておこうと。
威光稲荷堂は以前も紹介した通り、入口の参道の奥にもまだ続きがあり、思った以上に奥深いお社なのです。
その路地裏のような参道をクネクネ歩いて行くうちに、狐につままれてどこか違う世界に誘われてしまいそうな......。
そんなクネクネ参道の終点に本殿が。
でも、ここで終わりではありません。
その本殿の右脇にまだ鳥居が続いていきます。
こちらは何処かに出口があるワケでも無く、本殿右の小高い丘の周りをグルッと祠と鳥居が円を描いて配列されているという、これまたなにか曰くありげな結界のような有様ッ!?
ぐるりと参道が作られているせいで、狭い敷地でも広く感じる境内なのです。
その結界の中にはまた小規模な祠が点々と。
ちっと日が暮れ始めるとホント狐に化かされそうな威光稲荷堂。
この日は一匹も猫だまりの猫さんに会えませんでした...(T^T)涙。