池袋北口の博多風龍の並びにお独り様用立ち食い焼肉スタイルのお店がありまして。
そのうち行ってみようと思いつつ幾星霜。
気がついたら無くなっており...(^^;)ハハハ。
そのお店はいつの間にか炭火焼干物定食の『しんぱち食堂』に変わっていたのです。
焼魚となるともっぱらやよい軒か丸富食堂だったンで、どんなもんかとさっそく入店なのです!
お店のサンプルには美味しそうな焼き魚の数々。
入口には本日の漬物と人気メニューのランキングが。
1位のスーパードライってどうなの?という気もしないではないですが...(^^;)ハハハ。
2位、3位とさばの干物から。それとこのしんぱち食堂さんの押しはサーモンハラス干しらしく、こちらは4位。
ラインナップは干物を売りにしている他店とさほど変わりはない感じ。
でも、魚以外にお肉メニューも鶏、豚、牛を取り揃えてございます。
店内はカウンター席と、うなぎの寝床的な空間を過ぎたお店の奥には、
ゆったりとしたテーブル席も。
お店全体的に白木な感じが清潔感を醸し出してます。
テーブルの調味料には唐辛子、レモン、濃い口醤油に薄口醤油。
この日ボクがオーダーしたのは3羽いわし定食に生玉子。
店先のサンプルを眺めた時から決めていたのです。
いわしを出すとは相当自信ナノではあるまいかっ!?と。
斯く言うボクはいわしにはトラウマがあり...(遠い目)。
入社して会社の寮で暮らした4年間。賄い付きの寮だったんで平日は朝晩会社の寮で食事が出るのです。
がっ!?その寮は飯が不味いことでは有名な寮で、なにせ平日の朝食は5日のうち3日はいわしの干物。
賄いのオッチャンが競馬狂いだったんで、うちらの食費を浮かして全部競馬につぎ込んでいるんじゃなかろうか?というくらいの、いったいどっから仕入れているのか皆目見当も付かないクッセェ〜いわしなのです。
さらに、人数分のいわしを焼く手間を省いているのか、軽く油をしいて焼いているかのようで、その油を代えずに次から次へと焼いていくモンだから、どんどん脂の質が悪くなり、元々クッセェ〜いわしのエキスが混じり合い、それはそれは腹を空かせた20代前半の若人であれとも朝から食欲を失わさせることこの上ない日々を暮らしたのでございます。
そんないわしへのトラウマを見事に解消してくれたのが、金沢時代に食べたいわしであり、嗚呼ぁ〜本来のいわしってこんなにも美味しい食べ物だったのですね...(T^T)涙。といわしへの愛が芽生えたのが金沢でした。
そんないわしとの蜜月時代も2年前の都内復帰以来縁遠くなり、久々に目にしたいわしの干物ですが、これが実に旨い!
干物とはいえ脂も載ったいわしで頭から尻尾まで残すところ無く完食させていただきました。
これで540円は安いのですっ!
そして本日の漬物なごぼうの漬物。
ごもうの土臭さはいっさいなく、ちょうといい酸味がごはんを誘います。
さらに、美味しい定食屋には欠かせない、美味しいごはんとお味噌汁。
この辺も手を抜いていないところがしんぱち食堂さんへの信頼度を高めます。
ちなみにこの日のうちの相方さんはさばの味醂干し。
これもナリは小さめだけど脂のノリが良い、よいさば!
さらに、豚の生姜焼きを単品で追加。
ちなみに各メニューは−200円で単品注文可能になります。
この生姜焼きの味が実に旨し!です。池袋西口にはお手軽定食屋さんでミトヤとか洋包丁とかありますが、その辺の豚焼肉系メニューよりも断然旨し!これはごはんがいくらあっても足りません(笑)
〆は生玉子でTKG!
いやぁ〜これはまた近場にコスパの高いお店ができましたなぁ〜。
とりあえず、干物メニューを一巡するまで楽しめそうです(笑)