まさか、日に日に視力が衰えてくるお年頃になってカメラに夢中になるとは思ってもいなかったのです。
こんなことならまだまだ若かりし20代くらいから夢中になっておけばよかったと...(^^;)ハハハ。
でも、そんな視力に自信のないオジ様にもカメラメーカーは優しい手をさしのべてくれるのです。
先日も紹介したOLYMPUS Pen Fシリーズ用の視度補正アイカップ!
モノのついでで買ったモノの、やはりこれは手に入れて大正解!
この視度補正アイカップのおかげで、11月の初旬はOLYMPUS PenFでの撮影が楽しくて仕方なく、ほぼ毎日持ち歩いて出勤前の朝のお写ン歩を愉しんだのでした(笑)
【OLYMPUS pen FT+E.Zuiko Auto-W 25mm f4+Lomography Color Negative 100】
まずは露出計内蔵のOLYMPUS Pen FTに広角のE.Zuiko Auto-W 25mm f4を付けて、フィルムはLomographyのColor Negative100を装填して東京駅から丸の内、皇居、日比谷公園のコース。
レンズは暗めだし、フィルムもISO100にしちゃったんでSS500がMAXなPen FTで大丈夫かな?と思いつつも、全然OKなのでした。
まずは東京駅丸の内口から。
Pen FTはハーフカメラなんでプリントすると2枚で1枚の組みになります。
なのでこんな撮し方もあり。
でも、もう少し構図考えてとればよかった...(^^;)ハハハ。
丸の内口は整備されてかなり綺麗になっており、けっこうあちらこちらフォトポイントがありますね。
クールジャパンな夢の国。
どんな期待を込めてやって来たんでしょうか?亀仙人シャツを着た男の子。
ちょっとレトロな色合いがLomoッぽいといえばLomoっぽい。
外堀通りから内堀通りを南下して日比谷公園へ。
大好きなTUKTUKもいぃ〜色合いに撮してくれます。
なんか最後巻き上げの感じがおかしかったんだよね。
と思っていたら、フィルムカメラならではの思いがけないプレゼント。
多重露光で写し取られた日比谷公園。
【OLYMPUS pen f+F.zuiko Auto-S 38mm f1.8+Kodak ULTRAMAX】
続いて今度は露出計無しの初代OLYMPUS Pen Fに標準レンズのF.zuiko Auto-S 38mm f1.8、フィルムはKodak ULTRAMAX400で。
もう50年以上前のカメラだけど、この時代の国産カメラは標準レンズに一番コストをかけて良いモノを安く提供していたんですよね。
なのでレンズの明るさもf1.8。フィルムもISO400なんでこれならSS上限500でもどこでも撮れそうな安心感(笑)
この日は有楽町国際フォーラムからスタート。
みなさん朝の出勤で足早に通り過ぎていきます。
なんか秋と夏な感じの街路樹の組み合わせ。
ガラス越しで暗めの店内を撮してみる。
これだけ撮れれば充分だよね。
以前コンパクトカメラのPen EEDを持っていた時はやっぱりハーフカメラはハーフカメラでしかないよなぁ〜という印象が強く、結局手放しちゃったけど、ちゃんと絞りもSSもピントも自分で操作できる一眼レフなPen Fシリーズは軽快さとカメラ扱ってる感の満足度と、なによりしっかり撮してくれる安心感で、現在ボク的持ち歩きカメラのNo.1を射止めてしまいました...(^^;)ハハハ。
国際フォーラムの敷地を出て、三菱丸の内美術館前。
こういうイキフンは三菱村ならでは。
そして右側は露出オーバーになっちゃってますが...(^^;)ハハハ。
丸の内仲通りにはいります。
工事中のパーティションもこの気の遣いようです。
三菱は違うねぇ〜(笑)
これも右側は奥の木の方にピント合っちゃってるなぁ...(T^T)涙。
そして日比谷公園に。
Leicaに慣れていると寄れない前提でカメラを構えてしまうんで、ここまで寄れるというだけで感動なのです...(^^;)ハハハ。
背景のボケもこれだけとろけてくれたら充分!
【Leica M3+Industar-61 L/D 55mm f2.8+KODAK GOLD200】
もぉ〜すっかりOLYMPUS Pen Fシリーズに夢中だったンだけど、夜にカメラのおもちゃ箱を整理していて、たまたまLeica M3のフィルム巻き上げレバーを巻き上げると衝撃が走ったんです。
......なんだっ!?このヌルヌル感。そしてこのささやくようなシャッター音。
そもそも一眼レフには興味が無く、早い段階でLeicaに辿り着いてしまったんで、先達が繰り返し真言のように唱えて何十年なLeicaならではのこのフィーリングというモノが、ボクには思っていた以上に特別なモノに感じられていなかったんですね。
贅沢なことに...(^^;)ハハハ。
なんで、みんなそんな大げさに騒ぐんだろうか?と。
なんかLeicaマニアな人に蹴り倒されそうですけど(笑)
でも、Nikon FだのNikon EMだの、そして今ハマっているOLYMPUS Pen Fシリーズを常用して、それが手に馴染むようになるくらいになったところで、LeicaのそれもM3を弄ってみると、なんじゃこりゃっ!?!?という感覚になるんです。
自分でもビックリしました。
昔々から言い伝えられているLeicaがLeicaである理由。Leicaが新技術に邁進すること無く頑固にオールドファッションで居続けられる理由って、この他のメーカーにはけして真似できなかった機械と人間の触感を通じるインタフェースなんだと。
たかが機械、されどLeica。
この肌を通じて得られる機械とのインタフェースは他に類を見ない発明なんだと今さらながら気がついちゃいました。
すいません、これまで普通のone of themで扱っていてm(._.)m
という衝撃の一夜を過ごして急にLeica M3で写真を撮りたくなり、Leica M3にIndustar-61 L/D 55mm f2.8を付けて、フィルムはお初のKODAK GOLD200詰めて朝の日比谷公園に(笑)
いつもの最初の一枚は雲形池の鶴の噴水。
一体この一年でこのアングルの写真を何枚撮ったことか?
なんかこれから始めないとリズムに乗れないんですよね...(^^;)ハハハ。
Pen Fだとバシャバシャやかましいシャッター音も、Leica M3だと外のシチュエーションでは世間の音に紛れてまず聞こえるようなことはなかったのね。
という事実に改めて気付いたり...(^^;)ハハハ。
もう、なに撮っても楽しくなってしまうこの高揚感。
ヌルヌルな巻き上げレバーでの操作は機械を扱っているという他社のカメラと全く違うユーザ体験をもたらしてくれる。
機械と身体の一体感とでもいうような特殊な体験というか。
これまでLeicaを手にして写真撮っていてなにも思わなかったの??とこれまでの自分を恥じてます...(^^;)ハハハ。
でも、寄れません。
これが現実...(^^;)ハハハ。
池なのか空なのか解らないほどのこの解像度。
ロシアンレンズなIndustar-61とはいえ、やはりCARL ZEISS遺伝子を引き継いでいるが故の解像度なんだろか?
リバーサルで撮ったらもっとスゴいんだろうな?でも露出失敗するリスクあるけど...(^^;)ハハハ。
夜の街でも問題なし。
なんか、Pen Fで撮っていて楽しい!という感覚とは全く違う高揚感をLeicaはもたらせてくれますね。