Eマウント復活祭りが始まったのが昨年の11月。
以来、これで打ち止め!を繰り返しては狼少年のように次のレンズへと買い換えを繰り返して降りましたが、今度こそ打ち止めではあるまいかっ!?
というのも、改めて丸々レンズを再整理したのでございます。
今となってはすでに手元にない、ドナドナをしてしまったこちらのSIGMA Iシリーズのレンズたち。
左からSIGMA Contemporary 35mm F2 DG DN、50mm F2 DG DN、90mm F2.8 DG DN。
当然のように単焦点レンズを揃えるとなるとこの3本があればいいだろうと、特にナニも疑問を持たずに揃えてしまったことに気付いたのが今回の顛末のキッカケでした。
なんでこの3本なんだろ?と。
それと、最初はSony α7CⅡのセンサー側の問題かと思ってたんですが、このSIGMA Iシリーズのレンズだと、今っぽくカリッと解像感高い写りはまぁいいとして、シャドー部の深く沈んでいくようなグラデーションの表現もこれはなかなか!なんですが、なぜか明部のハイライト部がやたらと白飛びするかのような必要以上にハイライトがキツくなるんですよね。
そこがどぉ〜しても気になってしまっており...(^^;)ハハハ。
おそらくそのキッカケはここからであろうかと言う思いに至ったのでございます。
といっても、この写真だけみても解りづらいですが、左からLeitz Elmar 35mm f3.5、Elmar 50mm f3.5、Elmar 90mm f4.0。
この3本のレンズの焦点距離はそのままLeica M2のブライトフレームに一致する焦点距離なんですね。
今となってはデジタルライカなM9も使ってますが、やはりLeicaのM型の中ではファインダー内に一つのブライトフレームしか表示しないLeica M2のシンプルさが一番美しいと思っておりまして。
この表示されるブライトフレームにあったレンズを使用するのが一番シンプルじゃん!ということで、レンズといえばこの3本があればいいんじゃね?という感覚が自然と養われていってしまった感があることに気付いたのでございます。
とりあえずLeica Mマウントシステムではもうこれを続ければいいだけなので、せっかくだからEマウントシステムではもっと変化球で攻めてもいいのでは?
いやぁ〜沼は怖いですねぇ〜...(^^;)ハハハ。
そこでこれまでのようにナニも考えずに35mm、50mm、90mmはやめて、新たに揃え直したのがこちらの3本!?
左からSony 24mm f2.8G、同 40mm f2.5G、同 55mm f1.8 ZA。
まずは標準レンズそのものの再定義が必要ではあるまいか?と。
いわゆる35mmフィルムを使用するカメラを初めてLeitz社のオスカー・バルナックが作ったときに便宜的に50mmレンズを使用したことから、50mmレンズを人間の視野に合わせた標準レンズというようになったという体になってますが、人によっては35mmレンズこそ人間の視野角に合っているという人もおりますし...
セルフィーを多用する現代においてはiPhoneのカメラの24mmこそが標準レンズではないかっ!とまで言う人も散見されるといったように、標準レンズ=50mmレンズという公式そのものがすでに陳腐化しているとも思えるのです。
であれば、自分自身の標準レンズの画角はどの辺なんだろ?と改めて棚卸ししてみたところ、どうやらRicoh GRⅢxの焦点距離でもある40mm辺りが一番しっくりくるかな?と。
じゃぁ、真ん中に40mmを置くとして、広角側はどうするか?というとこれはiPhoneが24mmなんだとしたら自撮りもできる24mmなのが今どきなのではあるまいかと。
広角から標準にかけて24mm〜40mmというラインナップを考えると、従来の35mm〜50mmのレンジよりも大分広角側に振れるので、望遠側も広角側と同じく15mm程度の幅とすると中望遠まで届かずに55mm辺り。
ということでEマウントシステムでの新たなチャレンジとして、40mmを標準と再定義した上でワイド側・テレ側15mmの幅を設けての24mm、40mm、55mmという3本の単焦点レンズに買い換えたわけでございます。
当然中望遠がなくなってしまうんで、その分は猫レンズ兼でSony 85mm f1.8を抑えております(笑)
11月から始まったLマウントからEマウントへの引越祭りもこれでついに一段落かっ!?
という感じに思っておりますが、いつもだとレンズ一本毎に開封エントリーをアップしてるんですが、それも面倒くさいので今回一気に開封祭りでございます!!(笑)
まずはこちらのSony FE40mm F2.5Gから。
とりあえず上の方で言い訳がましく今回のSIGMA製レンズからSony純正レンズへの総取っ替えの経緯を述べましたが、そのキッカケとなたのがこちらの一本!
標準域のレンズとして、従来の50mmであるSIGMA Contemporary 50mm F2 DG DNと大きさを比べるとこんな感じで太さで言うと二回りくらい。
長さでいうと、藤壺型レンズフード付いた状態でもだいたいSIGMAのフォーカスリングくらいまでとかなりコンパクトな仕上がりなのです。
機能としてはいちおうGレンズなので使い勝手のいい物理ギミックが搭載されております。
まずはAF/MFスイッチ。基本的にAF使用としても、やはりいろいろと手前がゴチャついているとなかなか狙ったところにAFが決まらないんで、そういうときにいちいちカメラ側でフォーカス設定を変えないで済むので、これがあるのとないのとではかなり使い勝手が変わってきます。
その隣はフォーカスロックボタン。これもLeica Mとかレンジファインダーカメラを普段使いしていると、ピントを合わせたいところで2重像を合わせてからレンズをずらして構図を決めたりすることが日常なんで、AFでレンズをずらす毎にフォーカスが行ったり来たりしなくなるフォーカスロックボタンはマストです。
さらに、フォーカスリングの他にちゃんと絞りリングも付いてます(笑)
このクリック感があるのとないのとでは大分カメラを使ってる感が違ってきますよね!
昨今の動画需要によるモノだと思いますが、この絞りリングのクリック感はこちらのCLICK ON/OFFスイッチでクリックのないシームレスな駆動も可能という準備の良さ(笑)
まぁ、ボクとしてはほぼほぼ動画を撮る気は無いので、この機能は宝の持ち腐れですが...(^^;)ハハハ。
レンズのフィルター径は49mm。せっかくSIGMA用にいろいろとフィルターを揃えたのに、どぉ〜しようか?というのが今のところ悩みの種でございます...(^^;)ハハハ。
ちなみにこれは藤壺型のレンズフードを付けた状態。
レンズフードを外すとこんな感じでかなりさっぱりした顔つきとなります(笑)
レンズフードを外すとこの通りかなりコンパクトになってしまいまして、このお姿に惚れ惚れしてしまったのが総取っ替えのキッカケとなってしまいました...(^^;)ハハハ。
レンズフードを外した状態でSony α7CⅡに取りつけるとこの通り、まるで専用のキットレンズとして誂えたかのような佇まいでございます!
藤壺型のレンズフードを付けるとこんな感じ。
レンズフィルター無しのときはこれで充分ですが、でもやっぱりこのレンズはレンズフード無しでシンプルでコンパクトな状態で普段使いしたい感じです。
ということでいつもの我が家のフォトジェニック、うちの小春さんをパ写リ!
カメラ側のクリエイティブルックはスタンダードの状態で写してますが、色味はちょっとこってりよりですかね。
開放f2.5という中途半端な値ですが後ろのボケも充分かと。
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ということで、標準レンズの真ん中に40mmレンズを置いて、なおかつGレンズの作りの良さに魅了されてしまったこともあり、広角側のレンズも同じくSony純正のGレンズから!
ということで24mmはこちらのSony FE24mm F2.8Gを選びました。
レンズ本体の他に円形のレンズフードが付いてます。
横から見るとこんな感じで、先ほどの40mmと長さといい太さといい、ほとんど区別が付きません...(^^;)ハハハ。
機能も同様で、AF/MFスイッチにフォーカスロックボタン。
それと絞りリングにフォーカスリング。
それ以外にはCLICK ON/OFFスイッチ。
フィルター径も49mmで統一されているんで、レンズ部の顔立ちも40mmとほとんど変わりません(笑)
Sony α7CⅡに装着するとこんな感じに。
円形レンズフードもそんなに邪魔にならないんで、付けてもいいかな?というバランスですね。
まぁ、レンズフードない方がシンプルでいいですけど(笑)
そして我が家のフォトジェニック、うちの小春さんで1stショット!
広角f2.8なんで開放とはいえもうちょっとカリッと写るかと思ったンですが、以外とボケる!?のと色味は40mmよりも落ち着いた感じで、実際の色味に近い仕上がりです。
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今回の単焦点レンズの見直しで一番難しかったのが、40mmの先はどの焦点であるべきか?ということでした。
いわゆる標準レンズの王道として50mmを添えると、40mmとの差別化が図れずに結局40mmか50mmかどちらかしか使わなくなるのでは無いか?
じゃぁ、50mmの先の90mmにするかとなるといきなり中望遠の領域になるので、今度は逆に40mmから90mmまでの間が空きすぎるのではあるまいか?と。
そんなけっこう困難なレンズ選びだったんですが、偶然目に止まったのがこちらの今となってはもう一昔前のレンズっ!?
2013年12月の発売ともはや10年以上前のレンズではありますが、いまだに新品のラインナップにその名を連ねているこのレンズは、当時神レンズとの評判が高かったSony FE55mm F1.8 ZA。
今となっては当時の神レンズは普通の写りなのかもしれませんが、なんといってもZEISS設計でT*が付いたレンズの写りは今でも通用するであろうと、このレンズを選びました。
一応、SIGMA Contemporary 50mm F2 DG DNという今どきのレンズと大きさを比較してみましたが、太さは一周りほど細く、長さはほぼ同じ感じでございます。
レンズ自体の機能としてはMF時のフォーカスリングしかなく、後は全てカメラのボディで操作するという、2013年というと世界初の35mmフルサイズミラーレルカメラとして初代のα7が発売開始された年ですよね?
なので、当時はこれまでのデジタル一眼レフカメラとは違うシンプルで未来的なデザインが好まれたんだろうな?という印象の外観です。
24mm、40mmのGレンズとはシリーズが異なるこのSony FE55mm F1.8 ZAですが、フィルター径は同じく49mmなんですよね!
なので今後フィルターを揃えていったときには使い回しが出来るな!と(笑)
Sony α7CⅡに装着するとこんな感じに。
ボク的にはやはりレンズに絞りリングが欲しいタイプなんで、見た目のデザインがシンプルし過ぎる印象を受けますが、でもなんかこの組み合わせってSonyッぽい感じもしてきます。
ご立派な花形レンズフードを被せるとこんな感じに。
でもまぁ〜なんか必要以上に大げさな感じがするんで、このフードは使わないかな...(^^;)ハハハ。
そして毎度同じに1stショットは我が家のフォトジェニック、うちの小春さん!
なんかいぃ〜感じ!
フワァ〜っと溶けていく開放時のボケ感もいいんですが、なによりZeissレンズはこの色味がいいですよね。
MマウントのPlanar 50mm f2.0も持ってますが、寒色系が目立つというか、このおかげで締まって見えるンですよね。
T*コーティングの強みがいかほどのモノなのかは技術的な部分はよくわかりませんが...(^^;)ハハハ。
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ということで、メイン処の3本のレンズは以上の24mm、40mm、55mmというバランスで揃ったところで、後は中望遠はどうするか?と。
ここまで来たらSony純正で全て揃えよう!ということと、それほど中望遠は使用頻度も高くないので以前使用してその実力は把握しているこのレンズを買い戻すことになりました。
それがこちらの無印のSony FE85mm F1.8!
以前、α7Ⅱを使っていた際に最初の頃に安くて写りもよいということで購入したんですが、結果そんなに使わないよね?ということで一度手放したのでした...(^^;)ハハハ。
開放1.8という大口径レンズということもあり、SIGMA Contemporary 90mm F2.8 DG DNと大きさを比べると太さは二回りほど太く、長さも1cmほど長い筐体。
無印レンズとはいえ、レンズ本体の機能としてAF/MFスイッチとフォーカスロックボタンが付いてます。
フィルター径は67mm、レンズも大きく、やはり大口径でズッシリ感がございます(笑)
Sony α7CⅡに付けるとこんな感じで、大口径とはいえレンズの筐体自体はそれほど大きすぎる場合でもないんで、バランスとしてもα7CⅡのコンパクトなボディでも特に違和感はないかな。
円形レンズフードはレンズ筐体の半分くらいの幅があるんでさすがに大きく伸びてしまいますね...(^^;)ハハハ。
色味はSony 40mm F2.5Gと近い感じですが、よりフワァっとした表現なのは開放1.8のなせるワザですかね。
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ということで、おそらく今度こそは今回のEマウント復活祭りも打ち止めではあるまいかっ!という感じにレンズも揃いました。
しばらくは単焦点はこの3本、ズームはTAMRON17-50mm f4 DiⅢ VXDとTAMRON 70-180mm F2.8 Di VC VXD G2の5本で引き続き街ブラいたします(笑)