『キッチン南海』さん。
ボクの青春の記憶にしっかりと刻まれている懐かしいお店なのです。
学生時代は下北沢南口商店街のキッチン南海さんにお世話になり、社会人になると駒場のキッチン南海さんへ足繁く通い、まさに10代の終わりから20代のはじめに掛けてはボクの細胞の何十分の一かはキッチン南海さんから得たタンパク質で組成されていたといっても過言ではないのです!
そんなキッチン南海さんの駒場に出向く機会が無くなってからは遠ざかり、ある日偶然見つけた南池袋店にいつかは行こうと思っているうちに、こちらは店仕舞いをしてしまったりで、以来キッチン南海さんに是非いこう!というほどではなくなってしまっていたのでした。
がっ!?十数年ぶりに駒場でお昼を食べる機会があり、これはキッチン南海さんに詣でないワケにはいきますまイッ!!と向かったのでした。
いやぁ〜懐かしすぎます...(; ;)ハラリ。
でも、昔はお昼時ともなると学生や工事現場のオッチャン達が並んでいたモンですが...。
まだ12時前とはいうものの、一番乗り。
やっぱり最近の若い子ってこの手のお店にはこないんですかね?
昭和な洋食屋というかグリルというか洋定食屋な感じのお店って、敬遠されるのかなぁ...。
メニューも変わっておりません!
ここはぜひともひらめフライしょうが焼をいただきたいっ!
がっ!?なんとひらめフライしょうが焼は2年くらい前に止めてしまったらしいのです。
お店でこの価格で出せるほどのひらめが仕入れられなくなったとかで...(; ;)ハラリ。
さらには以前は味噌汁は付いてきたのに、今は別注文。若い子は味噌汁飲まないとかで。
さらにさらにお客さんが少ない時はそもそも味噌汁も作らないとか......おいおい大丈夫なのか??店長は相変わらず元気そうなんだけど、名店の味があと何年味わえるのか一抹の不安...(^^;)ハハハ。
ということで、海老フライしょうが焼に。
ブルンブルンな大振り海老フライにしょうが焼きとその下に付け合わせのナポリタンが埋まってます。
しょうが焼はまさに基本中の基本というべき、生姜の風味でご飯が進む昔ながらの味わい。
やっぱり旨いです。旨いです!
この手の洋定食屋さんの海老フライとしては十分過ぎるほど大振りな海老フライも健在!
この値段でこの海老は贅沢でございます。
お店の前を通り過ぎる高校生のほとんどが『こんにちわぁ〜』と挨拶をして通り過ぎていく、文教地域のキッチン南海さん。
是非是非若人も押し寄せて、いつまでもこの味を伝え続けていただきたいのです。