というワケで、新たなお写ン歩カメラとなるLeica CLにELMARIT-TL f2.8 18mm ASPHを付けてお写ン歩!
と思ったンですが、昨年の年末年始のように都電荒川線踏破!のようなテーマも無く、さてさてどこに出向いたらいぃ〜ものか?としばらく悩んだあげくに向かったのは本郷三丁目!
この日は元日の午後だったんで、遠出するという感じでも無く、近場で済まそうと丸ノ内線に乗って本郷三丁目駅へ。
御覧の通り西高東低な青々とした快晴でございます。
どぉ〜もLeica M9-Pのクセのあるコッテリした画を見慣れているせいか、Leica CLの写りは素直な感じがします。
とはいえ、Leicaセンサーらしい黒の階調はしっかり残ってる感じですね。
この日、本郷に向かったのは現地調査しておきたい物件があったからなんですが、まずはいつもの本郷コースを辿って、鎧坂へ。
このしっとりとした石畳の路地が好きなんです。
特に本郷でそこかしこにある文豪たちの旧跡というわけではないンですが、この路地にもまだ古民家が残っています。
こちらの物件、まだ住民の方がいらっしゃるようなんですが、フト見上げるとちょうど開いた窓から天井が覗いてるんですが、これけっこう大きな穴が開いてる感じなんだけどダイヂョブなんでしょか?...(^^;)ハハハ。
鎧坂をさらに下ったところにある金田一京助・春彦の旧居跡。
ここの脇路地に入り込むと、路地マニアの有名スポットに繋がります。
この細い石垣の路地もたまりませんなぁ〜。
このしっぽりとした縁台が時が止まっているかのように感じます。
実際、その先には大正の空間が待ち受けているのです。
それがこちら!
なんなんでしょ?この魅惑の空間!?
石段の上から下を見下ろした光景は、まるで映画のセットのようですが、左の物件も右の物件もいまだ現役で住民の方がお暮らしになっております。
そう!ここが樋口一葉の菊坂旧居跡ですね。左の物件の方です。
その手前にある井戸が、樋口一葉使用していたという井戸。
こちらの井戸もいまだ現役でございます。
とりあえず、いつものスポットの中から好きなところを見て回ったんで、今回の目的地へ!
菊坂の南側を並走する脇路地へ向かいます。
道中、なんか昭和を見下ろす令和な空間が...(^^;)ハハハ。
この菊坂付近も昨今は相続の関係か、空き地が歯抜けのように増えてきて、これまで家屋で見られなかった裏側の光景が顔を出すようになりました。
今回の目的はこちらっ!?
古い路地を見下ろすかのように睥睨する悪魔城っ!?
ある日Facebookのグループ『傍流写真同盟』のタイム来に流れてきた一枚の写真を見て、え゛っ!?こんなんあったっけ??
と何度もこの辺をウロついていたボクの記憶には無かったんですが、いつも南東から北西に向かって菊坂を歩いてたんで、南東側の光景に注力すること無かったから気がつかなかったんですね...(^^;)ハハハ。
森山大道氏も街中スナップは往路だけでは無く、往路復路を何度も歩くべし!的なことを仰っているので、やはりスナップ好きを謳うのであれば言ったりきたりをしないといけないですね(笑)
ということでFacebookではズボン堂辺りで撮った悪魔城の写真だったんですが、この悪魔城、角度によってその表情も変わってくるという事実も発見いたしました。
菊坂南側の脇路地を南東に戻って歩を進めると、姿が急に見えなくなったり、このようにあの凶暴な姿が多少マイルドに見えたりっ!?
どうやらマンションのようではありますね。
この脇路地を歩いているとかならずレンズを向けてしまう、カラフルな玄関(笑)
悪魔城の真相を解明しようと、そのお膝元に近づいていくとなんとっ!?
この悪魔城は炭団坂の脇に聳えるマンションだったのですってっ!?!?
この最上部付近数階分のゴツゴツが正面に見えると、あの凶悪顔な悪魔城に見えるようです...(^^;)ハハハ。
こちらのマンションは『パークコート本郷真砂』。
いまどき風なお高そうな物件でございます。
本郷の大地を登って、長泉寺境内から見上げた悪魔城(笑)
というワケで、悪魔城の真相は炭団坂脇に聳えるパークコート本郷真砂でございました。
帰路はやはりこちらも本郷コースのお決まりですが、木村伊兵衛氏の森川町の六差路を写真におさめて。
カメラをRicoh GRⅢxに持ち替えて、本郷六丁目の路地をテキトーに歩いていたら赤板の木造家屋がッ目に止まりました。
ここも、昭和と平成の物件が並んで建っております(笑)
本郷通りまで出たら、とりあえずこちらも撮らないわけにはいかない東大赤門(笑)
ゴールはもうすぐです!
帰りも丸ノ内線本郷三丁目駅から、池袋に戻ります。
いやぁ〜しかし菊坂南側の脇路地から南東を向いたときに聳える悪魔城の姿は、平和な本郷のイメージに緊張感を走らせますなぁ(笑)