ぼくが産まれたとき、我が家にはバロンという名の犬がいた。
非常に利口で人に忠実・従順な近所の人にも愛される犬だった。
大きくなって知りビックリしたのだが、このバロンは樺太犬だったらしい。
なぜ群馬の地方都市に樺太犬が??
でも、時代的には南極探検隊のために樺太犬が飼育訓練されていた時代であり、祖母の実家が東北地方だったこともあり、顔が広い祖母の何かの縁で群馬にはるばるやってきたんだと思われる。
このバロンには名犬ラッシーのような感動の物語もあるのだが、それはまた別の話。
ボクが幼稚園に上がる前くらいにはこのバロンもお亡くなりになり、以来我が家では犬を飼うことがなくなったが、常にペットに囲まれて暮らしてきた。
庭を彷徨くチャボにはじまり、文鳥、セキセイインコ、山鳩、メダカ、金魚等々。
実家を出て、大学時代はペットの代わりにサボテンだったものの、社会人になり会社の寮をでてからは、ハムスター、フェレット、本ブログの最初期になんどか登場したアビシニアンのマロ様。
皆、なぜか病気とかなく寿命を全うして天に召されてお行きになりました...(遠い目)。
そんな敢えてかのごとくバロン以来離れていた犬をペットとして迎えたのが2013年の3月。
うちの相方さんの前々からのご希望で在らせられたトイプードルをお迎えしたのです。
それが、うちの愛娘トイプードル(レッド)の小春さん。
早くも来月年明け早々に満2歳でございます。
ながながブログも更新してなかったこともあり、これまで紹介してなかったンで改めてのご紹介なのです(笑)
犬を飼うにあたって、うちの相方さんの条件は小型犬で毛が抜けないということ。
ボクはどぉ〜せ飼うならのらくろみたいなボストンテリアか犬らしい外見のビーグルがよかったのだが、どちらも毛が抜けるので却下...(T^T)(涙)
うちの相方さん的には室内飼いなんで毛が抜けないことが第一らしく、となると選択肢はトイプードルかシーズーということらしい。
どちらかといわれれば、テディベアみたいなレッドのトイプードル
かな!とトイプードルを扱っているブリーダーさんところに見に行ったのが2013年2月。
いろいろとみせてもらった中で、ピンと来たのが先月生まれたばかりという兄妹。
どちらかというとおっとりした感じだった右側の娘に決めて、一か月後の3月に我が家にお迎えしたのです。
ちなみに名前の由来はブリーダーさんところに会いにいった日が『小春日和』だったから小春さん(笑)
この時、無事に気に入った娘に出会えたことでウキウキしていた我が家の二人だが、小春さんが小春日和どころか春一番だったなんてことはこの時はまだ知るよしもないのです...。
明けて翌月出迎えに行き、我が家に連れてきた小春さんは、あのおっとり加減はどこへやら。あん時はただ眠かっただけなんじゃねぇ〜かというくらいの活発ぶり(笑)
うちの相方さんはそれでも甘やかすことなく辛抱強く躾を行い、ひとつひとつ主従関係を覚えさせていったのでございます。
以来、子供が居ない我が家には一筋の光と申しますか、小春を通じて子育てのママゴトみたいなことをしながら早2年経とうとしています。
初めてのお散歩や
初めてのトリミング
ドッグカフェにつれて出かけたり
一緒に旅行に連れて行って、犬風呂に入れたらエイリアンみたいになったり
でも付設のトリミング台できれいに乾かしたら、あ゛らっ!?うちの娘以外と可愛いの?と思えたり…(^^;)ハハハ。
なかなか楽しい日々を過ごしてはいるのですが、満一歳を迎えた今年あたりからなんかうちの娘思ったよりも大きくなってる!?!?と気になりだしたのでございます。
もともとブリーダーさんからは『この子の血統はトイプードルでも小さめのタイニーサイズだからあまり大きくはならない方ですよ』と言われていたはずなのが、餌を与えすぎているわけでもなく日々成長するうちの小春さん...。
ここ数年人気のトイプードルはみなサイズが小さく、真ん丸お目々でマズルが短く、足も短めでテディベアのぬいぐるみみたいな外見だからこその人気みたいなところがある。
にもかかわらず、タイニーといわれていたうちの小春さんはどんどん大きくなり、お目々はプードルの証のアーモンドアイでマズルがシュンと長く、足はスラッと下半身はクイッとくびれたモデル体型.......。
どこから見てもその仕上がりは昔ながらのトイプードルの骨格なのである。
そう、どぉ〜やらうちの小春さんは古風な平安美人タイプらしいということが解ってきたのだ…(^^;)ハハハ。
古風な顔立ちにも関わらず、なんとか今風なテディベアになってもらえんかのぉ〜と毛をフサフサに伸ばし始めると...。
このみすぼらしさは如何ともしがたいっ!
こぉ〜なるとブスにもほどがあるっ!!...(T^T)(涙)
しかもボクのかまい方が悪かったのか、ワシャワシャすると股をM字開脚してせがんでくる始末(ToT)。
やっぱり今風にするとブスがブス以上のブスぶりを発揮してしまうんで、ちょっと古風な顔立ちに合わせて若干レトロ風を気取ってみたり。
コレはコレで合うではないか!と新たな発見とさらなる冒険。
だったら昔風に顔バリしちゃってブスなりの茶目っ気出させるために恥ずかしいカットにしてしまえっ!
とおむつカットにさせたりと、いろいろ楽しんでおりますが、いまだになんともならないのが、おちつかなさぶり。
うちの相方さんの躾がそぉ〜とぉ〜堪えているのか、むやみに吠えたり噛んだりはしないものの、それが出来ないストレスからなのか、とにかく迸る息吹を発散したくてバタバタバタバタ。
例えば、ボクがうちの相方さんに帰るコールをすると、ボクが帰ってくるらしいということが解っているらしく、ドアのほぉ〜を伺いながらソワソワしだすらしいです。
そんな中、帰ってくるとこんなおもてなしぶり…(^^;)ハハハ。
こんな感じでナデナデワシャワシャされるまでバタバタが続きます。
さらに最近はテンション上がってバタバタし過ぎて過呼吸なのか、突然嘔吐き出す始末...。
来月で満2歳のうちの小春さんですが、ブスなのはともかく、いつになったら落ち着いていただけるのでございましょぉ〜か…(^^;)ハハハ×∞。