北陸新幹線開通後、本ブログには検索エンジン経由で金沢ネタをチェックしに来ていただける人がかなり増えた。
特にゴールデンウィーク辺りからは検索キーワードのほとんどが金沢の食べ物、お店に関するモノになっている...(^^;)ハハハ。
なんか、いつのまにやら本ブログは『金沢まいもんブログ』のよぉ〜な様相を呈しているのである(笑)
そんなこんななんで、今週は『食事』ウィーク!
これまでは敢えてご紹介するまでもないなぁ〜と思ってひかえてたのも含め、とりあえず日常食しているモンも含めて、今週は月曜から土曜まで『食事』ネタの一週間ですっ!(笑)
金沢というお土地柄はとにかく食べ物が美味しい。
新鮮な魚介に始まり、居酒屋さんから洋食屋さん。
果ては金沢カレーやハントンライスといったB級グルメ。
そんな金沢押しの料理の中でこれまで手を付けていない名物?が存在する。
『金沢おでん』である。
金沢カレーと同様に『金沢』とご当地グルメっぽさを狙ってはいるが、どぉ〜もこの金沢おでんというモンは金沢カレーほどのアイデンティティを保てていないというのがボクのこの一年の印象である。
Google先生に聞いてみても、金沢おでん=コレッ!という明確な定義はない。
ようは市内の居酒屋での定番メニューの一つで、ジモティは別にB級グルメとして押していきたいわけではなく、飲みに行って鶏の唐揚げを頼むのと同じような感覚で、メニューにあるから金沢おでんを頼むくらいのテイなのである。
だから、金沢おでんだからといって明確な定義があるワケでも無く、各お店でバラバラの出汁や具なのだそぉ〜だ。
それでは金沢カレーの明快さと正反対だけに、なかなか外に向けては売り出しづらいモンでもあろぉ〜なぁ〜と。
しかしっ!それほどおでんに目がないというワケでもないにしろ、せっかく金沢で暮らしている以上、いる間に金沢おでんの一つくらいは食しておかねばなるまいっ!!!
と鼻息荒くしているところに、近江町市場内に金沢おでんを喰わしてくれるお店がオープンしてたっ!?!?
たしかに、近江町市場は金沢市民の台所ではあるものの、これまで金沢おでんを出すお店がなかったのだ。
近場で食べられるなら食べない理由はあるまいと、とりあえず行ってみた。
そのお店は近江町市場エムザ口からまっすぐ歩いて右側にある。
『市場めし あまつぼ』さん。
あまつぼさん、本店は柿木畠の老舗居酒屋さんらしい。
食べログの口コミには『おでんがメイン』みたいに書かれているけど、夜はそうなんだろうか?
ちなみに定食メニューはこの通り。おでんはone of them で金沢に来る観光客目当てのなんでもありな感じである。
ボクはといえば、今回は金沢おでん!と決めているんで金沢おでん定食をオーダー!
それと+700円でお造りが付くというんでお造りをプラスしたのである。
結構、近江町市場内の居酒屋、ご飯屋さん系ではお昼であってもご飯が出てくるまで待たされることが多い。金沢人気質なんだろか?のんびりなところが多いのだ。
でも、あまつぼさんはあまり待つこと無くオーダーした料理が出てきました。
これが『金沢おでん定食』+お造り!
蒟蒻、大根、焼豆腐、竹輪、さつま揚げといったポピュラーなネタと、赤巻き、車麩といった加賀風なネタです。
金沢おでんといっても出汁は各店それぞれのよぉ〜で、こちらの出汁は濃くも薄くもなく普通ぅ〜な感じ。
こちらは車麩のアップ!
堂々と鎮座坐して在らせられたんで、一瞬これは豚バラかっ!?とテンション上がったんですが、車麩でした...(^^;)ハハハ。
出汁をしっかりと吸い取ったトロトロ食感を味わえます。
こちらは+700円を出して追加したお造り。
これ、出されたときは定食にそもそも付いている小鉢で、他に700円のお造りが出てくんのかと思いました。
正直これは無しですなぁ〜。700円も取っておいてこれだけって、これまで行った市内のお店ではこんなレベルはありえませんっ!
ネタも凄いレアなモンか新鮮なモンならともかく、特に可も不可もないスーパーでも帰る程度のお刺身でした。
これはちと引くレベル...(^^;)ハハハ。
総じて、可も不可も無い感じの金沢おでん定食。
近江町市場で唯一!と金沢おでんを押なら、定食とはいえどバイ貝とか牛すじとかも少しそれっぽいネタを入れた方がいいと思います。
さすがにカニ面は無理だろうけど。
ここの金沢おでんはいまいち特徴に欠けるモンでした。
正直なところ、コンビニのおでんのほぉ〜が美味しいと感じてしまったボクなのです。
今度はちゃんと金沢おでんの有名店に行って、人気ネタを中心に食べてみないことには、金沢おでんはまだまだ語れませんなぁ〜。