金沢生活も残りわずかということらしい。カウントダウンも始まりつつある今日この頃。残り少ない週末に川の畔を歩くのです。
金沢には女川と男川と呼ばれる二つの川が流れている。
静かに流れる『女川』といわれる浅野川。悠々と流れる『男川』の犀川。
この二つの川の畔にはそれぞれ、観光地として名高いひがし茶屋街とにし茶屋街があるのです。
【ひがし茶屋街で洋食『自由軒』】
駅からまっすぐむさしの交差点に進み、交差点をさらに超えてまっすぐ進んだ突き当りを左に曲がると浅野川に出くわします。この辺の浅野川の景色はほんとのどかでいぃ~感じです。
浅野川を越えたところにひがし茶屋街。昔ながらの町屋が立ち並ぶ、金沢っぽい観光地。
この日は晴れた週末だったにも関わらず、梅雨時だからか観光客も押し寄せず、ゆっくりと歩きやすいひがし茶屋街でありました。
茶屋街はカラッと晴れた日中よりも、夕暮れ時とか冬場のしとしと雨とか雪が降ってるくらいのほぉ~がボク的には風情を感じて好きだったりします...(^^;)ハハハ。
そんなひがし茶屋街で食事というと、なにはともあれ『自由軒』さんなのです!
この日はお昼時にも関わらず、並ぶこともなく入店!ラッキーでした。
そぉ~いえば、ボクは以前来たことあったけどうちの相方さんを連れては、多分最初で最後の御入店になるのです。
入口のディスプレイには毎度気になる『昔のカツ丼』。となりには普通のカツ丼もありますが、この牛ヒレ肉のカツにキャベツと胡瓜がてんこ盛りな佇まいがひじょぉ~に気になるのです。
がっ!?結局失敗した時のリカバリが効かないンで、昔のカツ丼の事は脳裏から消去して、、、
ボクが頼んだのはビフテキ丼!
丼のご飯の上に、隅から隅まで牛ステーキが乗っかってます!見た目からして絶対美味しいヤツなのですっ!!
お肉が牛ロース。焼き方はミディアムな感じです。食べた感じは脂身も少なく、牛ヒレみたいな食感でした。
これ旨いなぁ~と感じるのは牛ロースの旨みももちろんのこと、丼全体に行き届いた醤油ベースのソースに、そのソースが染み渡った炒め玉ねぎとキャベツの存在。
お肉とご飯の間に敷かれた、この炒め玉ねぎとキャベツのサッパリ感が、牛ロースの肉々しさと調和して見事な美味しさハーモニーを奏でております。
このビフテキ丼、見た目はシンプルですが味わい深く、そぉ~とぉ~おすすめです!
なんでもっと早く自由軒に通わなかったんだろ......(T0T)号泣。
こちらは、うちの相方さんが頼んだプレートセット。
前回ボクもこれ食べましたが、プレートセットにはオムライス(小)とカニクリームコロッケが付いてきます。
ちなみに、オムライスはケチャップのチキンライスではなく、自由軒さん名物の醤油ベースのヤキメシが入っている逸品です!
牛肉の大和煮とかコンビーフっぽい後味を感じる人もいるみたいで、その辺が苦手な人は気になってしまうかも?
でも、ボクは好物な味です(笑)
近江町市場からひがし茶屋街に向かう途中のプチ情報!
近江町市場からまっすぐ進んで、橋場町交差点のところにある『金沢文芸館』。その敷地の脇にかすかに残っている旧東内惣構掘にはホタルが生息しているんだとかっ!?
こちらがその旧東内惣構掘。日中はそのホタルの光を見るべくもないですが、この時期夜になるとひょっとしたら金沢市内のど真ん中でホタルに出会えることがあるかもっ!?!?
【にし茶屋街で甘味処『諸江屋』】
ひがし茶屋街でお腹をいっぱいにして、茶屋街の風情を満喫した後は、腹ごなしがてら21世紀美術館に立ち寄り、その後は今度は犀川の川向うを目指すのです。
こちらは犀川大橋から西側の犀川。浅野川より水量が多く、悠々と流れていきます。これがさらに西に行って我が家の方の若宮大橋のあたりになるとさらに川幅が広くなっていきます。
そんな犀川を越えた畔にあるのがもう一方の茶屋街、にし茶屋街。
観光地としてはひがし茶屋街の方が規模も大きく、賑やかです。いっぽうにし茶屋街は静かで、町屋のエリアもこの一角のみ。地味ですが、観光地ではなく今も生き続いているお茶屋の雰囲気を醸し出してます。
そんなにし茶屋街には昔ながらのお茶屋さんの座敷の作りを公開している『西茶屋資料館』とかあったりします。
見学無料なんで、気軽に入ってみましょ!
この日は金沢では珍しい晴天で、歩き疲れの一休みと、喉に潤いを求めて甘味処のかき氷!!
生落雁で有名な諸江屋さんがにし茶屋街に開いているお店で一休みです。
店内にはご立派な看板?が飾られております。
入ってすぐには売店スペース。諸江屋さんご自慢の生落雁等々試食可能です。
ってか、落雁と聞くと幼少の頃に群馬の祖母の実家とかにお盆に遊びに行くと食べさせられた、粉が固まったパッサパサなモンを思い起こして、拒否反応しかなかったんですが、間に餡を挟んでいるこちらの生落雁、一口食べて衝撃でしたっ!?
落雁がこんなに旨いモンだったとはっ!?!?(笑)
売店スペースの奥が甘味処になってます。涼しげな清涼感漂うスペースです。
店内でいただけるのは、こんな感じ。それほど広いスペースでも無いンで基本的な甘味処メニューのみって品揃えですなぁ~。
ということで、我が家が頼んだのは和三盆金時と宇治金時。
宇治金時は絵具をぶっかけたかのよぉ~な抹茶色(笑)
一応、練乳と追加の抹茶シロップが付いてますが、抹茶本来の味が濃く、冷たさで口の中がマヒしてるんでほとんど甘味を感じさせない大人の味わいでございます(笑)
こちらは、和三盆金時。和三盆を溶かした感じの優しぃ~色合いと同様に、甘ったるくないあっさりとした甘みを感じる和三盆シロップが絶品ですってっ!!
ちなみに宇治金時も和三盆金時も見た感じわかりませんが、金時は氷の中にたっぷり入ってます。
肝心の氷は粗々フラッペ系でもなく、フワフワ台湾系でもなく、氷の食感を絶妙に残してあるちょうどいい削り具合。
これからの季節、食後のにし茶屋街めぐりの際はこちらは外せないと思います!
そうそう、大人な味わいの宇治金時ですが、和三盆金時と交互に食べ進めるととても幸せな味わいになりますよ(笑)
そんなこんなな茶屋街めぐり。またまた犀川を渡って戻り、長町武家屋敷を観光しながら我が家へ向かうのでありました。
長町武家屋敷のエントリーはこちらっ!