そんなこんなで昨日の長い長い前振りに続き...(^^)ハハハ。
よぉ〜やく本題!
来年、2015年の手帳としてはおそらくこれだけしか買わンかも?
と思われる手帳がコクヨの新製品『Pat-mi(パットミー)』なのでございます。
おそらく、今年に引き続き来年度バージョンも話題に上がるであろう『モーメントダイアリー』。
結局今年半年持たなかった理由としては、前回のエントリーの通り。
- デジタルと併用するほど紙の手帳が必要と思えなかったこと。
- さほど使う機会が無いにも関わらず1年分持ち歩くには、鞄が重くなるし嵩張る。
と、けしてモーメントダイアリーそのものへの不満と言うよりも、使うにあたってあまり今のボクの環境と相性がよろしくなかったということである。
おそらく、モーメントダイアリーも昨年の懸案事項を改良した上でより使い勝手を向上させたバージョンで発売されるだろうから、今年気になった方は早めに購入したほぉ〜がよいかも!
ということで、昨年モーメントダイアリーが切り開いたウィークリーとマンスリーの合体というヘンタイフォーマットの地平をさらに改良したのが今回ご紹介のコクヨの新製品、『Pat-mi(パットミー)』ナノでございます。
コクヨのCampus印のダンボールを明けると中にはPat-miが。
頑丈な包装を剥がすとPat-miを形作る部品が現れます。
こちらがPat-mi本体であるホルダー。
ホルダーは黒、青、深緑、水色、赤の5色展開のようですが、どぉ〜せ大人しめを買ったところで赤が欲しくなるンで最初から赤にしました。
そしてこちらが一月一冊に分冊されているPat-miリフィルを保管できるPat-miバインダー。
このバインダーには1年・12ヶ月分のPat-miリフィルが保管可能です。
こちらは黒一色な模様(笑)
目次
Pat-miホルダーとダイアリー部の仕組み
さて、ここからが本エントリーのメイン。
新製品発表後、実物が見られる環境にいないんで、そのヘンタイ的フォーマットってどんな体なんだろう?と想像の域を越えておりませなんだが、物理的な綴じ方を見てみて、なぁ〜るほどぉ!と。
確かにフォーマットというよりは製本の作り込みがヘンタイ的でございます(笑)
ホルダーは横にして上下に開く使い方。
デフォルトで2016年1月のリフィルが差し込まれています。
ホルダー裏表紙の内側には年間スケジュールが張り付いております。
1月のリフィルをめくってみると、ヘンタイギミックを感じられます。
フォーマットとしては上部が第一週目のバーチカルタイプのウィークリー(週間スケジュール)。
ウィークリーの一番下の段がマンスリー(月間スケジュール)の第一週となっています。
第一週目を捲ると第二週のウィークリーとマンスリーの第二週目分。
さらに第三週分のウィークリーとマンスリーの第三週目分。
第四週目分。
最終週分。
この拙い文章でおわかりいただけたであろうか?
フォーマットはウィークリーの最下段にあるマンスリーの当該週までを一枚のフォーマットとして、翌週になるにあたり、マンスリーの段の分ずつずらして折りたたんでいるのである。
従って、写真を見ていただくとわかりやすいが、一段分ずつマンスリーの段がズレていくので、当然ウィークリーもその都度下に向かって位置がずれていくのである。
このお見事なヘンタイギミック!!
こんな面倒くさい折り方や綴じ方をしていたら、そりゃぁ〜普通の綴じ手帳に比べても値段が高いはずである。
モーメントダイアリーの綴じ込みにしても相当コストがかかるなぁ〜と思ったが、このPat-miはそれ以上に作るのに面倒くさそぉ〜である(笑)
ちなみにこのPat-miホルダーは厚紙にクリップを付けた程度のものなんで、この程度の厚みしか無い。
クリップの幅を考えても、無理しても二ヶ月分のリフィルくらいしか挟めないだろう。
Pat-miダイアリーフォーマットの使い方
リフィルが2016年1月分からしか付いてないんで、今年の間に試し使いということが難しい。
とりあえず、鉄は熱いうちに打てっ!ということで、このPat-miの使い方を妄想しておくと、
モーメントダイアリーとPat-miに共通してみられる設計思想はウィークリーとマンスリーの連携・俯瞰という点である。
従来の手帳にあるマンスリーのページとウィークリーのページを行ったり来たりしているうちに転記ミスや予定の隙間が解り辛い等の弱点をなんとかしようという心意気が感じられるのだ。
だから今年モーメントダイアリーがあんなに話題になったのではなかろうか?まぁ、マツコというメディアの影響も大きいデしょぉ〜が(笑)
でも、この両者は発想は同じでもフォーマットの帰結としては全く視点が違うのである。
モーメントダイアリーは左にマンスリー、右にウィークリーを置くことで左右両ページで両スケジュールの連携・俯瞰を成立させている。
しかし、リアルタイムでの連携という意味ではこの左右のページの間には明確な断絶が存在する。マンスリーにはマンスリーの、ウィークリーにはウィークリーの役割以外の何モノも持たせてはいない。
俯瞰という面では従来の手帳を越えているが、連携という点では従来の運用を超えたモノでは無い。
Pat-miではこのモーメントダイアリーの弱点をも克服したフォーマットとなっている。
Pat-miのフォーマットではマンスリーとウィークリーを左右ではなく、上下で連携・俯瞰させることに成功している。
しかも、ウィークリーとマンスリーを完全にわけた配置とすること無く、ウィークリーの最下段を当該週のマンスリーの段とすることで、マンスリーからウィークリーへのシームレスな連携を可能としている。
この着眼点は見事である。
このフォーマットであれば、予めざっくり予定を立てていたマンスリーとしっかり段取りを考えるウィークリーで予定の見落としというモノが無くなる。
また、マンスリー部にはタスクを入れておくのもいいかもしれない。
実行時期になったら、ウィークリーのバーチカルに具体的な作業予定を入れ込むことが可能になる。
Pat-miバインダー
ちなみにPat-miバインダー。
特に語るものはございません(笑)
ただの箱です。12ヶ月分のリフィルを収納可能です。
ボクならとりあえずコォ〜する!
なんか使えそぉ〜だなぁ〜コレ!
と思った矢先に、ちと閃いたのです。
薄くて持ち運びに邪魔になりそうにも無いし、だったら今年のモーメントダイアリーと違って、鞄に入れて持ち歩いてもいいよなぁ〜。
でも、メモ帳替わりのシステム手帳と両方持ち歩くとなると、また使わなくなるよなぁ〜。
なんてなことをぼんやり考えていたら、だったらこのPat-miホルダーにメモスペースを作ればこれだけ持ち歩けばいぃ〜ってワケ??
とは言ってもノートをはさむほどのスペースは無いンで、だったら大きいノートタイプの付箋紙を貼っておけばいぃ〜のでは???と。
さっそくGoogle先生に聞いてみると世の中にはそんなニッチな要望に応えてくれるお店がちゃんとあるモンです(笑)
かみ処MARUISHIさんのA5サイズタイプふせんがまさにピッタリ!!!
1冊50枚のA5ノートの表紙が付いていないだけのような付箋紙です(笑)
これを10枚ほど取って、Pat-miホルダーの裏表紙に貼り付けます。
するとなんてことでしょう!?想像通りピッタリでございます。10枚分セットアップしても余裕!15枚くらいまではいけそうな雰囲気です。
これでメモスペースも確保!
けっこうこれイケそぉ〜な感じがしてきました(笑)
でも、1月まで待たないと運用開始できないんで、実際使ってみてのレポートはあと4ヶ月くらいお待ちください...(^^)ハハハ。
ということで
アナログのスケジュールとしてはなかなか秀逸な出来映えだと思う『Pat-mi(パットミー)』。
が、その代償として綴じ手帳やシステム手帳のリフィルのように定型的なガジェットとしての外観からはほど遠いヘンタイ的な作りとなっているのも事実である(笑)
使い方としてはけっこうデジタルの感覚に近い使い方が出来ると妄想してしまうこのPat-miではあるが、人によっては.......という面も否めない。
- 一月一冊の分冊がイヤ!後でバラバラになりそうで保管しづらい。
- 作りが特殊すぎて、そのうち発売されなくなりそうでイヤ。
この辺が気になる方には向かないだろう。
どちらかというと一般向けと言うよりも、文房具マニア向けの匂いがしないわけではない(笑)
ただし、ボクは一点目の部分に関しては分冊用のバインダーはあるものの気にしていない。
結局のところ一週毎に一枚の紙のようなフォーマットであるので、当該週が終わったらスキャンしてEvernoteに取り込むだけのことである。
Googleカレンダー以外にバックアップとして残しておくこともオモシロい。
もう一つのそのうち販売されなくなるというのは、けっこうリアルかも?(笑)
コクヨさん、がんばってくださいというよりほかない...(^^)ハハハ。
この第一報はどちらかというと一般的と言うよりも文房具好きであるが故に、新しいアプローチに対してはとりあえず受け入れてみよう!というバイアスが入っていることこの上ありません(笑)
モーメントダイアリーを結局使わなくなった原因の重さという点においては、Pat-miは必要最低限で持ち歩けることから非常に『薄い』という点でかなりのアドバンテージが。
これまではなにより小さいことがいいことと思っていたのだが、最近は小さいことよりもなにより薄いことのほうが正義である気がしている。
小さいモノよりも薄いモノのほうが鞄の中で収まりがいいのである。
そしてアナログとデジタルの共存という点では、モーメントダイアリーでもPat-miでもさほど変わるコトは無いと思うが、使い方とかそういうちゃんとした理由では無いところで、アナログも大事だと思い直している今日この頃なのだ。
それは視力の低下...(^^)ハハハ。
午後おやつの時間も過ぎた頃合いになると、デジタルの文字が辛いのである...(T^T)(涙)
そういう意味では、パッと開いて少し大きめの文字で書いたアナログの手帳が手元にあると便利かもしれないと思うような年頃になってしまったのである...(遠い目)。
ということで、来年はここ数年とはまたちょっと見方が変わったアナログ手帳との付き合い方になりそぉ〜である(笑)