友在り、遠方よりカタルシス。
そう、この日のボクはまさにカタルシスだったのです。ちなみに3月半ばの話です(笑)
突如発生したトラブル対策で、前日の朝から丑三つ時まで会議レビュー&会議レビューのエンドレス......。
とりあえずシャワーと着替えに家に戻って、再び出社して朝の7時からTV会議...(^^;)ハハハ。
そんな状態だったもんで、半分以上は意識が抜け落ちながらの友来るだったのでありました。
せっかくの遠方より友来るなので、定番のっ!とも思いきややはり定番のところはなかなか予約でいっぱいであったりもするので、ここはご新規様を開拓なのですっ!!
そんなご新規様は金沢駅東口の鼓門をまっすぐ進み、東本願寺の金沢別院のところをちょっと左に曲がったところにある『炭魚酒菜わなか』さん。
いまや、金沢で居酒屋というと真っ先に名前が出てくる『いたる』のDNAを引き継ぐお店なのです。
いたるで修行してひとり立ちしたお店というと、『くろ屋』さんも、すでに有名になってますが、こちらの『わなか』さんもいたる育ちとなるとなかなかのパフォーマンスを期待してしまうのです(笑)
店舗の外観もいたる風(笑)
お店に入るとすぐにカウンター席で、だいたい10人前後くらいでしょうか?
細長い間取りの奥の方はお座敷になってるよぉ~です。
いまやいたるもくろ屋も予約しないと一人でぶらりも出来ない繁盛店ですが、こちらはまだ一人二人くらいだったら、予約なしでも入れそぉ~です。
今回の遠方から来る友は金沢の酒と肴は初めてとのことだったんで、♂二人で久々の再開とお互いのネタに胸躍らせながら、心ゆくまで堪能するのですってっ!!
メニューはこちら!『月・花・雪・星』の品数毎のコースと飲み放題。
おさしみ、揚げ物、玉子焼きなど、あ゛れっ!?どっかでみたよぉ~な?
こちらは焼き物、蒸し物、ごはんものです。
当日のおすすめはカウンターの上、黒板に書かれてます。
めんどくさいンで、大将におすすめの中でも特におすすめは?と聞くと丁寧に答えてくれるんで、聞いちゃったほぉ~が早いと思います(笑)
まずはこの日の付け出し。菜の花が大変美味しぅ~ございます。これは安心できるなに食べてもよさげな予感っ!?
そして、早くも出オチでメインな『日本海おさしみ 盃盛り』!二人前!!
金沢の居酒屋さんではお造りの盛り方でそれぞれ特徴があります。
有名ないたるさんでは桶に盛られて出てきます。
やっぱりいたるさんのお弟子さんだけあって、わなかの盃盛りはお造りのネタも似ていますなぁ〜。
毎回嬌声が響くとっくりやさんではジェンガのようなジェンガ盛り(笑)
知る人ぞ知る玄人好みの三四味屋さんでは驚異の直立不動の串刺し盛り?(笑)
こちらのわなかさんは『盃』をアイデンティティとするんでしょぉ~なぁ~。
何はともあれお造り!の次は、いたるDNAの持ち主ということであれば、忘れてはならないのが出汁巻玉子!
開店時間中、常に空く暇がないいたるさんちの玉子のフライパンで修行してきたあの味と同じ出汁巻玉子がここ、わなかさんちでもいただけます。
この日いただいたのは明太子の出汁巻玉子!
嗚呼...いたるさんちのあの味です。美味しぅ〜ございます。
それともう一つ、いたるさんちといえば忘れられないのが、五郎島金時の天ぷら!
いたまま、まさに同じDNAでございます。
ということは味は保証つきっ!!!
それと、ここわなかさんは能登椎茸がウリみたいなんです。
カウンターの上にでっかい肉厚な椎茸がゴロゴロしてたんで、思わず発注!
かなり肉厚の焼き椎茸です。
この日の焼き魚の大将のオススメは、ぶりカマとのど黒とのことだったんで、やはり遠方よりの友としてはのど黒喰いたいっ!と。
前から触れている通り、ボク的にはののど黒は寿司やお刺身よりも、火が通った塩焼きが一番!と思っているんで、思う存分のど黒を堪能してもらいました(笑)
まだちょいと足らないよねぇ?ということで、焼き物から丸干しすみいか。
干物で味が凝縮されている上に、炭火で炙った香ばしさが加わり、これ絶品ですっ!
特に端の方のカリカリに焼き上がったところがたまりません。
最後の締めに、漬物盛り合わせと、
この写真だと具が沈んじゃってて何かわかりかねますが、へしこのお茶漬け。
これも先ほどの丸干しすみいかと味の系統が似通っちゃってますが、へしこの濃厚な味と、お茶漬けのさっぱりさのバランスがたまらない一品です。
そぉ〜いえばいたるさんちのお茶漬けもどれも絶品なんで、このお茶漬けも同じDNAならではですなぁ〜。
ということで、まだ開店して数ヶ月のわなかさん。
くろ屋さんと同じく金沢駅近辺でいたるさんちと同レベルの肴が味わえるオススメのお店でございます。
全般的にはいたるさんちに比べて品数は絞っている感じに見受けられます。
が、いたるさんちで修行された大将の腕前は確かなモノ!
金沢を離れる前に、まだ何回か行きたいお店でございます(笑)