お酒が苦手なボクは人生の半分は損している気がしないでもない。ましてやここ金沢の居酒屋メニューたるや酒が飲めなくても旨いのである。
なにもお酒をオーダーしなくても、ご飯を食べに居酒屋に行くのもありなのではないかっ!?
と、フト思い立ち。贅沢にも居酒屋さんにご飯を食べに出かけたのです(笑)
いきなり、予約客でにぎわう超有名どころは気が引けたんで、ただいま絶賛売出し中!かつ、いたるで修行を積んだ腕前はたしかなわなかさんに様子を伺いに(笑)
わなかだったら、ひとりでぶらりといってもまだ追い返されることはないだろうと。
まだ時間も早く、先客は一組だけだったんで心置きなく一人飯(笑)
大将の包丁さばきが目の前に見えるカウンター席で、メニュー見ながら一人ワクワクなのです。
主なメニューは以前のわなかさんのエントリーを参照ください。
ちなみにカウンター上に掲げられている本日のおすすめメニューはこんな感じ。
魚は白そいがおススメで、お造りでも煮ても焼いても美味しぃ~と。
なにはともあれ、お造りをいただかないワケにはいきません。わなかさんでは一人前から造ってくれます。
これならお一人様でもお造りだけでお腹いっぱいになることなく、他の料理も味わえるのです。
この日のお造りは、奥からひらめ、かんぱち、水蛸。
この間、魚笑さんでもひらめを堪能しましたが、ひらめは旨いですなぁ~。
それとどういうワケかわかりませんが、いたるさんをはじめ、いたるで修行してお店を開いたくろ屋さんとかこのわなかさんとかででてくる水蛸はお見事です!ほかで食べるものよりも、吸盤はコリッコリ、身はプニュプニュと新鮮なモノがいただけます。
真ん中はカジキの昆布〆、甘海老。
昆布〆というと、さわらの昆布〆とかよく食べますが、この日はカジキの昆布〆。昆布の出汁が身に染みているんで、そのままいただけます。
手前はこの日のオススメだった白そい、もんごいか。
もんごいかも函館とかで食べた感じのモンとにてて、コリッコリ。新鮮なんだろうなぁ~。タコやイカはなかなかのモンでございます。
ちなみに、もんごいかは生姜醤油で。
ちなみに、白そいってなんぞね?というと、
日本海で採れる白身の磯魚とのこと。
同じよぉ〜な魚に黒そいってなお魚もいるらしく、こっちは北海道の鯛といわれているそぉ〜です。
なんだろ?程よい脂身なのにも拘らず、後味サッパリな白身魚らしぃ~味わいです。これ煮物で頼めばよかったっ!?
お肉メニューからは牛すじの煮込み。牛すじの煮込みって、何がいいっておひとり様的には量がちょうどいいのです。大きな器に盛られることはまずなく、小さめのお椀程度なんで(笑)
でも、わなかさんの牛すじの煮込みはけっこうたっぷり牛すじが入っているのです。ちなみに煮込みのスープは赤味噌だし。この赤味噌があまり甘くない仕上がりで、飽きることなくいただけます。
ちなみに、この牛すじの煮込みの具は牛すじの他には人参、ごぼうにこの白いのはこんにゃくです。
前回来た時も気になりまくりでしたが、今回もしっかり気になったカウンターにデンッ!とおいてあるお化けきのこ(笑)これ能登椎茸なのだそうで。前回は焼しいたけでいただいたんで、今回は天ぷらに。
でも、大将が『ふつう、一皿にこれ二つなんですけど、このでかいの二つだと多いと思うンで、一つにしておきますねっ!』と気を利かしてくれて、こちらが能登椎茸の天ぷら。
天ぷらといってもホントうっすらな程度の衣です。なので最低限のサクッとした食感を提供するだけで、能登椎茸の素材の旨みを最大限堪能できます。これ、ホント美味しっ!!天つゆも出してくれますが、これは圧倒的に塩でお試しあれ。
そして、〆はへしこの出汁茶漬け。
というか、そもそもこのへしこの出汁茶漬けを食べたくて、そぉ~だっ!ご飯を食べに行こう!!と思ったのです。
味の強いへしこにやさしい出汁。
あぁ~日本人でよかったなぁ~としみじみ思う瞬間です。
嗚呼、書いているうちにまたへしこの出汁茶漬け食べたくなってきた(笑)