金沢に転勤するまで長年池袋文化圏で暮らしていたにも関わらず、うちの相方さんとは行かずに、ボクだけ通っていたお店がある。
池袋西口、ちょっと怪しい風俗店と飲み屋が連なる路地にあるステーキ屋さん。
なぜボクだけかというと、ここのステーキはとにかくニンニクがっつり系なのである。
だから、ニンニク苦手なうちの相方さんを連れては来られないのである...(^^;)ハハハ。
そんな怪しい路地にあるステーキ屋さん、『ステーキてっぺい』にも池袋に帰ってきた以上、ただいまっ!!しに行かないわけには行きますまい。
二年ぶりに、あ゛れっ!?この路地だったかな??と怪しい小径を進んでいくと、ボクは目を疑ったっ!?
どう見てもまともに営業しているお店には思えないその佇まい。
ただでさえ入口が狭くて小さく、解り辛い上に、看板らしきところは夜逃げして長年経ったかのよぉ〜の文字のかすれ具合である。
にも関わらず、ひっそりこっそりと『営業中』の札がやる気なさげに入口に置かれているのである...(^^;)ハハハ。
てっぺいちゃん、相変わらずやる気を感じさせないそのいい加減さ、二年の間にさらに磨きがかかりましたね?(笑)
そう、この肉好きには有名店であるにも関わらず、ステーキてっぺいはこのやる気の無さ加減なのである。
ちなみに営業時間もあってないようなもんなんで、気をつけたまへっ!!(爆)
この日はそれでも営業時間にしっかり開店して、やる気はある方なのかもしれません(笑)
そんな、とてもやっているとは思えない狭い入口から店内に入ると、店内もこの通り狭いのです(笑)
店内はマスターが調理するキッチンを中心にコの字のカウンターのみ。
しかも、10人も座れません(笑)
これでも、肉好きには有名なステーキ屋さんなのですっ!!
そんな体たらくにも関わらず、メニューはステーキ専門店だけあって、お肉の種類毎にしっかりと説明が書かれてます(笑)
一押しのサーロインにミニッツステーキ。
ヒレステーキに極上ハラミ。
赤身系からはてっぺいステーキにヤングステーキ。
メニューらしいメニューはこれだけ!
各種ステーキにはつけだれが選べます。
このつけだれがけっこう多種多様。
上から下にいくに従って、さっぱりからこってりになっていきます。
ちなみにボクはだいたいわさびじょうゆ。
お肉の質がいぃ〜ンで、シンプルなわさびじょうゆで食べると肉の旨味を感じられます。
てっぺいの名物ともいえるのが、ステーキを頼むと問答無用で出てくるこのキャベツサラダ!
というよりもキャベツの千切り!!
なんだよ、キャベツの千切りかよっ!?と思った貴兄、てっぺい特製ドレッシングがかかったこのキャベツの千切りを一口口にすると、もぉ〜てっぺいの虜となることでしょう!!
その秘密は特製ドレッシングにたっぷり効かしたニンニク。このニンニク味が食欲をそそりまくるのです。
ちなみにこのてっぺい、お肉を頼んでから出てくるまで結構時間がかかります。
なぜなら狭いキッチンのグリルではせいぜい2食分くらいのお肉しか焼けないから(笑)
なので、この特製ドレッシング掛けキャベツの千切りを摘まみながら、食欲を増進させて待ちましょう。
ちなみに、ドレッシングが強烈とはいえ、キャベツのさっぱり感は後々ステーキのガッツリを緩和させるために必要なんで、全部食べきらずにちょっと残しておくと、後々幸せになれます(笑)
忘れた頃に、ごはんとスープがやって来ます(笑)
そろそろお肉が出てきそぉ〜。
ごはんの量もこれ普通盛りですがどんぶり一杯分くらい出てきます。
そして、つけだれはわさびじょうゆ。
最初の注文時につけだれ頼んでも、お肉が出てくる頃にはマスター忘れてるんで、も一回聞かれますが、心優しくもう一回言ってやってください(笑)
そして、サーロインステーキ!!
一口サイズに切られており、サイコロステーキ状になってでてきます。
塩胡椒にニンニクダレがたっぷり。
これだけでも十分味が付いているんで、美味しく食べられます。
サッパリいきたくなったら、わさびじょうゆをつけていただきましょう。
ほんとお肉は柔らかく、脂がほのかな甘みを感じさせる美味しいステーキなのでございます。
嗚呼、まだてっぺいやっててよかった\(^O^)/
店舗の路地が池袋西口的な怪しさ満点なのと、店の佇まいは潰れているかのような恐ろしさを感じさせますが、人の良いマスターに美味しいお肉、その全てがステーキてっぺいの魅力なのでございます(笑)