Leicaマウントレンズも落ち着いたかと思いきや、忘れた頃に発症するのが中古カメラ症候群の恐ろしいところでございます。
以前、ロシアンレンズなJupiter8をポチりまして、その軽くてキッチュな仕上がりとはまるで印象が異なるしっかりとした写り具合にホエェ〜となったのです。
ボクのLINEにはご丁寧にギズモショップがご丁寧に商品情報を送ってくれるんで、くるとついつい見てしまい、ある時目に止まったのがIndustar-61 L/D 55mm f2.8。
このレンズもロシアンレンズ界隈ではよく目にするレンズなのです。
旧ソビエト時代に作られたレンジファインダーカメラFED-5の標準レンズです。優れた描写力で人気の単焦点レンズで、各種ミラーレスカメラに付けて撮影を楽しめます。
ハリコフのFED社にあったデットストック品から程度の良いものを選び出して、元FEDのスタッフが整備した物を輸入しています。
当たり外れが多いのもロシアンルーレットなロシアンレンズの遊び方ではありますが、小市民的にはやはり余計な投資はしたくなく、買った以上はちゃんと写るモノが欲しいと。
写らないところがクセがあって嬉しいなどとそんな心と財布の余裕はボクには無いのです。
その点、ギズモショップのIndustarであれば元FEDスタッフがデッド崇徳から程度のいいモンを選んで出荷してくれるという。
これほど心強いモノはないのです。
ということでポチりと...(^^;)ハハハ。
相変わらずシンプルで飽きのこない小洒落たパッケージに包まれてやって来ました!
円筒の蓋を開けるとこんな感じ。
でも、黒すぎて中身が見えてないですね...(^^;)ハハハ。
パッケージの中身は取扱説明書にレンズが入った巾着袋、六角レンチにマウントアダプター。今回はSony Eマウント用にしてみたのです。多分使わないけど(笑)
Industar-61 L/D 55mm f2.8本体。
黒い鏡胴ですね。
レンズ周りにロシア文字が。
レンズはさすがチェック済みだけあってクモリも傷も見当たりません。
レンズ前面の白い数字が絞りリング。ここがちょっと堅めかも。
オレンジがピントリングでここのヘリコイドはとてもスムーズ。
絞りバネは6枚で絞り環は六角形になります。
これがフレアとかゴースト発生時にどう作用するのか。
こんな遊びもオールドレンズの楽しみの一つです。
マウント部のネジは錆び付いているのか、グリースかなんかが固まってるのか...(^^;)ハハハ。
なんかイヤなんで爪楊枝でお掃除です。
とりあえずSony α7Ⅱに付けてみようと、Leica Mマウントレンズ用のマウントアダプターであるVoigtlander MOUNT ADPTER VM-Eを取り付けます。
このままではIndustar-61 L/D 55mm f2.8はLeica Lマウントなんでつけられないため、LMリングアダプターを噛ませます。
ちなみにLMリングアダプターはLeicaのレンジファインダーカメラだとちゃんとレンズの焦点距離に合わせて3種類の中から選ばないといけないけど、ミラーレスで使う分にはどの焦点距離用のでもかまいません。距離計関係ないんで。
なので、おもちゃ箱の中で遊んでいたこいつをチョイス。
LMリングにIndustar-61 L/D 55mm f2.8を捻り付けます。
そしてVM-Eに装着!
なんかサイズ感と良い色といい、手持ちのSummicron 35mm f2.0 2ndみたいな佇まいですなぁ。
Jupiter8のときに感じたアルミ削り出しのようなチープさは感じられず、見た目もとても千円台のレンズとは思えません(笑)
鏡胴も長くないんで、持ち運びが楽だし、とにかく安いからガシガシ使えそう(笑)
さっそく、我が家のフォトジェニック、うちの小春さんで試し撮り(笑)
デッドストックなんでレンズにダメージが無いからかもしれないですが、Jupiter8のようなフワッとした感じは無く、きつめくらいに色が出ている感じ。
これはボディ側のカラープロファイルの設定の影響もあるけど。
VM-Eはマクロ機能も付いているんで、Industar-61 L/D 55mm f2.8でもここまで寄れます。
寄ると実際の小春さんの色調に近い感じを再現。
もう一人のフォトジェニックうちの小豆さん。
やはり距離があると色合いが濃く出ますねぇ。
相変わらず可愛い娘ですなぁ〜。親ばかですが...(^^;)ハハハ。
そんなこんななIndustar-61 L/D 55mm f2.8。
まだ外で試してないんで陽の光をどう表現するか解りませんが、この値段でこの写りだったら文句は無いよなぁ〜。
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